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チャート(2006年11月25日)

今日の日経新聞には特別会計の事が報道されていましたね。いよいよ官僚社会主義者のトップの利権構造にメスが入ります。この事実は非常に重要な事です。これで日本経済は大丈夫でしょう。特別会計は歪んだ官僚主義者の利権の温床なのです。郵政民営化で財政投融資と言う不透明なお金の流れに制約が加えられ、ようやく特別会計への糸口が開き始めます。

「公平から公正へ」の流れが加速するのです。
格差拡大などの表現は、彼ら官僚社会主義者の詭弁です。その影でどれだけ彼らは悪い事をしているか。官製談合など氷山の一角。捜査権などの権力を脅しに使い、経済ヤクザ顔負けの利権構造が崩れるのです。国民もその構造を利用し、働かない種族を養ってきたのです。だから一概に彼らのことは責められませんが、時代の変化を感じる流れですね。嬉しいです。

久しぶりにチャート論を語ってみましょうか?
このチャートの歴史は古く、日本が世界でも最古なのです。江戸時代に米相場が立ち、その動きを知る為に、罫線を描く人が現れるのです。だからグランビルとかエリオットだとか言う前に、本間宋久が存在するのでしょう。このチャートの話の背景には効率的市場仮説と言う考え方があるのをご存知でしょうか? チャートは全てを知っている。株価の値動きから、明日の値動きを考える分野で、いろんな人が努力したのですね。

この効率的市場仮説は市場が、完全に、効率的に動いているという仮説のもとで、いえる現象です。公に明らかになってない現象も、現在会社の中で行われている極秘プロジェクトの動きも、未確認の決算監査も全て株価に表れるという仮説ですね。このような仮説の上に市場価格が成り立っているとしてチャートを見るのですね。

しかし多くの市場参加者はチャートが好きですね。きっと簡単のように見えて、グラフに投資家心理が反映されているようで、面白いのでしょうね。実は私は、毎日罫線を何本も引いていた時期がありました。市販の本をはじめ、数十万円もする幻の秘伝本まで、色んな勉強をしたものです。しかし最近は株価の動きから感じる気配を一番大切にし、それ以上に世情ですね。所謂、時代の流れを見極めるように心掛けています。しかし残念ながら今年は失敗しましたが…

さて、最近、流行っているのは、やはり一目均衡表でしょうかね? このチャートは時間の概念が入っていますから、相場に参加した投資家の人間心理を捉えています。昔からのものは、本間宗久の酒田五法や歩合外務員だった吉田虎禅など…色んな見方があるのです。ひょんな事から、先日、故吉田虎禅の次男である滋さんとお会いしました。お父さんのお話をうかがって楽しかったです。

まぁ、そんな話より、皆さんが一番知りたい新興株のチャート分析をしましょうか? 
昨日の「今日の市況」で新興株の下値は堅いという話しを書きましたが、下のチャートを見てください。一つは代表的な銘柄であるソフトバンクです。一番の支持線は高値と高値を結んだ上値トレンド・ラインを破っているのが8月の始めですね。影で表示されている部分は既に波動が変わっている部分です。ソフトバンクは横這い波動か、あるいは上昇波動に入っているのかも知れません。一目均衡表でみると、一度、雲を抜けたのですが、再び雲の中です。先行スパン1は2388円で、これを抜くと再びチャート波動が強くなるポイントなのでしょう。

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最近、波動が変わりつつあるのが、HCの人気株、USENでしょうか? この会社も公認会計士と子会社の評価で争ったのですが、厳格な保守会計基準の採用で、減損会計を余儀なくされた会社ですね。「GyaO」の評価は、人によりマチマチですからね。

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また、最後まで株価波動が弱かった、楽天も今は雲の中ですね。既に先行スパン1と2のGCが起こっています。詳しく調べたわけではないですが、新興株の多くは既に下げ波動は終っているのでしょう。最悪、横這いの波動で、上手く行けば上昇波動に入ったのかもしれないことがチャート波動から覗えます。

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多くの新興株式の一目均衡表などを見てみれば良いのです。どの株も下値は限られているし、既に落ち着いた動きになっています。今日は「トレンド・ラインの変化」の重要性を学んだつもりです。基本的に、かぎ足も重要だと感じています。かたるの独自チャートは「かぎ足」の考え方に似ています。底入れの場合、前の二つの山を抜く必要があります。その意味でソフトバンクの株価が7月4日のメリルが叩いた2765円を、クリアした10月24日の2790円の価値は、皆さんが想像以上に大きいのだと思います。今のところ、明確な買い支持にはなっていませんが、ここの波動はポイントの場面なのですね。後で2765円をクリアした意味を、多くの市場参加者はあとで理解する事になるでしょう。

新興株の雄として、ソフトバンクが再び年末に掛けて駆け上がるのか? 非常に興味があるところです。今日はトレンド・ラインの変化を感じてもらえれば良いでしょう。