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のんびり(2013年05月12日)
昨日は息子の結婚式で…東京は雨でした。親父のスピーチとして「雨の日は嫌だけれど、株と同じで好材料で人気の株を買うのではなく、株の世界では、株価が下がることが最大の好材料でありチャンスなのです。だから雨は幸運の女神が微笑んでいる。」…そんな言葉を贈った次第です。酔っていてあまり覚えてないのですが、モチベーションの話もしましたね。一番、大切なものはやる気だと…だから家庭を持ち、家族が増えると、「かみさんの為に、子供の為に…」とモチベーションを上げる動機づけになるとも言いました。親父は仕手株のような乱高下をする人生を送っていますが、二人の子供は無事それぞれの所帯を持ち、カタル君の同級生の悩みと比べるとその点は幸せですね。あとは自分の人生だけです。
多くの人は、投資する人の気持ちの動きを考えませんね。亡くなった元日銀総裁の三重野さんは、資産価値が実態経済に及ぼす影響を無視していました。元首相の宮澤さんもそうですね。僕より遙かに頭のいいエリートが間違うのです。人間の気持ちは様々な変化、子細な現象によって揺れ動きます。そうして、どうしても、越えられないのが時間ですね。大切な人を失った気持はなかなか癒えませんが、5年、10年と年月が経つと…自然に新しい生活が始まりますからね。人生は選択と決断の繰り返しを迫られますが、最善だと考え行動したことが…間違っている選択だったことは良くあります。僕なんか、その人生の繰り返しですね。しかし心に灯がある限り、何とかなると考えています。
昨日、DENAの決算を見てグリーと比較すると明らかに良いように見えますね。まだグリーは業績を発表していませんが、海外展開の推移も、多角化も…今は先行投資負担が重く、収益の足踏みが続いていますが、おそらく来年には新高値は間違いないのでしょう。上場来高値を更新できるのでしょうね。それに引き換え、グリーは粗雑です。IR一つとっても…コンプガチャの対応も…DENAへの裁判も…確かにDENAはグリーの真似をしてきたのに、どんどん侵略してきて、汚い手を使い、囲い込みを実施してきました。だから田中さんが裁判を起こした心情はよく理解できますね。そうして闘争心剥き出しで、彼が背伸びしている姿は、なんとなく分かります。現状では明らかにDENAの方が上でしょうが…人間のモチベーションは、田中さんに軍配が上がるのでしょう。
故にカタルは何となく惹かれていますね。DENAはずいぶん長く観察していますから、分かりますが、グリーの観察期間は短いのですが、田中さんの心情に惹かれるのです。
カタルの考える時間軸と、皆さんの投資する時間軸はずいぶん違うでしょう。ネット・トレイダーなどは、所詮は小者です。やはり投資の王道は、企業の成長と共に儲ける事でしょう。今は激動期です。東西冷戦が崩壊し、新興国が躍進し、通貨が統合され、インターネットの発展が情報の壁を崩し、一気にこれまで構築された仕組みが崩壊していますね。それがアラブの春などに現れています。日本でもそうですね。はたして明治以来続いてきた中央集権体制が壊れ、地方分権が実現されるか分かりませんが、今度、政治の世界にネットが入ると…時間軸が一気に進みますね。
カタルのページの閲覧者のピークは、おそらく1万5千程度じゃないかと思っていますが…昔のデータがあったかどうか定かではありません。でも最近の事例では昨年の低迷期は3500だったのですが、現在は7000です。つまり僅かな期間に2倍になりましたね。この伸びが続くかどうかは、僕の成果によるのでしょうが…ネットの世界の爆発など、あっという間に進行するのですね。だから損益分岐点を超えた海外部門の携帯ゲームは注目されますよ。直ぐに余談になりますが…。
そうだ…最近、カタルクラブを読みたくて、僕が書いたと言うか…昔の本をわざわざ買って、カタルクラブを読んだ人が居りメールを頂きました。誠に申し訳ありませんでした。カタルクラブの掲載が止まっていることを告示してなく…早速、一文を加えておきました。そこで閲覧者が増えてくると、相場に影響を与える可能性があるので、文章をセーブする必要が出てきますね。困ったことです。もう少し日本の投資家も成長してくれると良いのですが…あまりに近視眼的で、投資の意味を理解されていませんね。企業業績と言うのは3年程度、一つの流れは続きますね。更に企業によれば、5年、10年と成長を続けるのです。

みずほのメール事例を紹介しましたが、考えてみると良いですよ。「りそな」は未だに公的資金返済が出来ていませんが、多くは完了しています。大手行の不良債権処理の一番のボトムは2003年だったのです。今回の米国発の金融危機は、二番底のイメージですね。つまり常識的に考えて、銀行株の次の目指す壁は2006年4月の高値になりますね。三菱UFJで言うと1950円ですが、株式が増えているので割り引く必要があるでしょうが…みずほは1030円だったのです。およそ2倍に増えているので、その半値ぐらいが妥当株価なのでしょう。しかし2006年当時より、明らかに今の方が恵まれた環境下にあります。業績的にも、外部環境的にも…つまり、何れこの高値水準を抜くのです。みずほは、やはり買い場ですね。邦銀は買い場なのです。007もそうなのですね。だって、前の高値当時より、明らかに内容も外部環境も今回の方が格段に勝っています。
今日はこれから出かけます。イギリスから娘夫婦が来日しているから、那須の山楽に久しぶりの出かけるのです。あの温泉は、なかなかですからね。だから月曜日のアップは夜になるでしょう。場合によれば、あまり書けないかも知れません。兎も角、月曜日のアップは遅れますから…ご了承くださいね。相場など、のんびり構えれば良いのでしょう。お互いに…。