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スター性といぶし銀(2013年04月21日)
「巨人、大鵬、卵焼き」の時代に育ったカタル君、昔は良く野球放送を見たのですが、最近はご無沙汰していましたが、大リーグを始め、日本も活躍選手が多く今年は面白いな…と感じています。日本では話題をさらった二刀流の大谷翔平君、春夏連覇の桐蔭の藤波晋太郎君が阪神で活躍し、更に原監督の親戚の菅野智之君は巨人への憧れから1年待っての入団で、早くも3勝を挙げる活躍ぶりなのですね。この3人の新人の行方は今年、注目されます。でも良く観るのは米国の大リーグの方で、テキサス・レンジャーズのダルビッシュの活躍は期待されます。ところがこのダルビッシュの華に対し、いぶし銀のような存在のヤンキースの黒田は、何か仕事師と言うイメージですね。淡々と自分に与えられた仕事をこなすイメージです。知らなかったのですが…シアトル・マリナーズの岩隈久志も好調で岩隈の方が被打率と言ったかな?…ダルビッシュより成績が良いのですね。まぁ、ほかにも青木なども好調なのですが…黒田や岩隈と比較するとダルビッシュの存在には、スター性を感じますね。丁度、石川遼君と池田雄太君の関係に似ています。しかし…きっとCMの契約料金は大きく違うのでしょう。
株の世界でもスター性が注目されます。しかし現実的に儲けだけを考えると、どちらが良いのかどうか…検証はしたことがありませんが、カタルは昔からスター株好みでしたね。同じ素質があるなら、スター株を選択します。シャープとソニーなら話題性のあるシャープを選ぶ傾向にあります。でも「いぶし銀」的な存在の「ピジョン」も良く上がっていますし、介護の「ツクイ」などもカタル好みの会社ではあります。市場の人気株の動向は花形証券マンにとって、どうしても追いたくなる銘柄です。過去の相場の歴史の中でも記憶に残っていますね。科研製薬は僕の現役時代の話ではないですが…小野薬品や持田製薬はカタルの現役時代に手掛けた会社です。この手の人気株は持続性が問題で、1年程度が限度だったかな?スター株と言うのは面白いもので…環境に恵まれるのです。そうですね。
例えば、よく引き合いに出すナノキャリアが先導し、カタルは実践派なのでJ・TECを選択していました。J・TECは膝関節治療薬の認可を受けた時に、これは行けると考えていたわけで…昨年10月頃に第一報が市場に届いたわけです。6万円台だった株価は10万円まで跳ね上がりますが…直ぐに鎮静化し、7万円前後でウロウロしていました。この頃にカタルは、来年には必ず株価が上がる銘柄として…推奨をしていました。7万円ですよ。でもカタルは当初から2倍程度しか…見込んでいなかったのです。ところが…癌のナノキャリアに先導される形で上がってきて…、このグループには素質のある株は少なく、J・TECはカタルが説明したように業績面だけでなく、親会社の存在で資金面で裏付けがあり、尚且つ富山化学がグループ内に存在するから販売面でも優位と言う読み通り人気化しました。そうしてカタルは景気循環と物色動向に違和感を覚えていましたが…新成長戦略のベールを脱ぐわけです。「時代性の加担」ですね。大きな材料です。

今日はJ・TECの解説ではありませんよ。勘違いしないでくださいね。株のスター性について述べているのです。そうです。ダルビッシュと黒田の違いです。石川君は、間もなく賞味期限切れですね。スランプなのかどうなのか…分かりませんが、タイガーは見事に復活しています。あのスキャンダル地獄から生還ですね。石川君にも頑張って欲しいのですが…なかなか勝てませんね。世間にアピールをしないと…何れ見捨てられますね。
カタルはピカ一企業として素質を高く評価している007ですが…、そろそろ村田との協業が形になる頃だと推測しています。理由は資本提携からの期間ですね。12月11日に資本提携を実施し5か月が経過します。通常、大手の開発時間は半年ですからね。007は技術者の数が少なく、QBが製品化されるまで時間が掛かりましたが、大手の開発時間は、通常、バージョンアップなどの製品開発は6か月と言われています。それに前期の業績数字が間もなく発表され、焦点は今期の業績推移に移りますね。この時期の注目点は前期の数字ではなく、今期の変化率が問題にされます。あくまでの株式相場は変化率なのですよ。絶対値を無視していいとは言いませんが、基本は変化に人間の心は動かされるのです。昔から赤字企業からの脱皮は市場の焦点になっています。この時期の人気株は赤字企業から黒字転換する企業がスター株として選ばれます。
カタルはマネタリーベースの増大から信用創造へ、故に金融相場の3点セット銘柄として銀行、証券、不動産株を物色しろと述べてきました。これがまだ基本ですね。景気循環と銘柄物色の関係で、金利が引き下がる金融政策の恩恵を一番受けるのは、金融相場の3点セット業種なのですね。この中でドラスティックに業績が変化するのは証券株です。だから最近ネット証券を中心に証券株は大きく上がっていますね。しかし業績が発表されたら一旦は下落します。お休みですね。だから今の時期に追いかけては駄目ですね。むしろ通期予測への変化率が高い会社が狙い目になりますね。シャープなどは変化率が高いはずですよ。大幅赤字から黒字転換するのですね。しかも資本問題を抱え強弱感が対立しますから面白い存在です。株価が上がる要素は強弱感なのですね。変化率と強弱感、その次に業績数字…と言っても過言ではありません。極端な解説ですが、基本は「変化率」に人間の心が動かされるのです。さらに強弱感が話題を生みスター性を持たせます。
カタル銘柄のほとんどが…この範疇から選択されています。でも…お金持ちになれば冒険などせずに、楽をしていくらでもお金を量産できますよ。資本力があればの話ですが…だから大手の機関投資家が羨ましいですね。だいたい相場で損をする方が難しいと思います。ただし正常な経済運営をされていればの話ですよ。この失われた時代の歴史の中で、たった3年程度の時間が2003年5月から2006年1月までが正常な運営でしたが…何故か、力の関係が逆転し揺り戻しにあったのが、2006年からの数年間の時間です。金融危機や大震災は付録のようなものなのです。本質はグローバル化への対応ですね。
間もなく007の年が始まります。カタルがピカ一銘柄として市場に送り出した007、カタルは先ずは現物で1株買って、2倍になったらもう一株買い、更に村田との協業が確認されたら1株、そうして完全に黒字化したら1株買えと述べています。売るなどの言葉は存在しません。買いばかりなのですね。世界の村田との提携は、組立ソフトの会社にとって、この上ない組み合わせであり、希望溢れる切っ掛けなのです。冒頭に新人選手3人の話題を持ってきましたが、証券市場の希望溢れる銘柄なのです。故にまだ買ってない人は20万円以下ならどこでも…いつでも…、現物で1株でも良いから買って置き、暫く持っていてほしいのです。そうして本当の意味で、成長株と言う存在を実体験して欲しいと願っています。カタルにも現時点では会社の行方は分かりません。ただ成長株に育つ素質を持っていると言うだけの話です。しかしこのような逸材自体が…なかなか生まれません。10年、いや20年に一銘柄、誕生するか、どうかの存在なのです。過去のカタルの感じた銘柄では、任天堂やヤフーはこの部類の銘柄でした。むろん失敗もあります。でも一度でいいから、人生に一度でいいから…成長株と共に人生を楽しんでみたいと願っています。買い続けて、数億円の夢を…共に味わってみたいですね。
