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初押しは買い(2013年03月24日)

今日は、これまで007(ユビキタス)を推奨してきたので、その株価が押し目を入れている事について、カタルの意見を述べます。調整と言う表現を用いる人も居るでしょうが、それが正しいかどうか…。かたるは単なる押し目と考えています。どちらが正しいか…これは後にならないと分かりません。カタルはどちらかと言えば、押し目と言う認識です。

まぁ、僕の考え方が正しい訳でもなく、当たる訳でもありません。こういう当たり前のことを前もって書かねばならない日本人の資質を哀しいと考えています。米軍の統治下で培った画一化教育の為に、日本人の物事の考え方が幼稚だからですね。ネットでの犯罪も多くなり困ったものです。世の中にはいろんな考え方の人間がいますからね。人生の選択は、それぞれ自分の責任なのです。決して他人が決めるものではないのです。詐欺などの刑が軽いのは、騙される方にも落ち度があるからでしょう。社会的な弱者を狙う振り込み詐欺などは許せませんが、成人相手なら商売は、ある意味で詐欺に似たようなものですからね。僕も、昔、ハウツー本の高給版詐欺と言うか…成功が出来るノウハウを100万円で買ったことがあります。米国の保険のセールスマンのノウハウですね。結構、僕自身も騙されやすい体質です。ハハハ…。

さて本題ですね。基本的に僕の考え方は大きく変わりません。株が下がろうと上がろうと自分の目指す株価や状況が生まれるまで、自分の考え方を堅持する方です。過去、双日、ベンチャーリンク、武富士等々…掲げれば、キリがありませんが、ずいぶん失敗を繰り返しています。だからそのつもりで読んでください。更に最近は相場の参加層が大きく変わり、相場の質も変わっている様なので、昔の経験が邪魔になるケースもあります。その辺りも考えねばならないでしょう。しかしカタルは、相場は人間心理が創り上げる動きですから、昔からの経験則は生きているとも思っています。人間の感情は、昔も今も大きく変わりません。株が上がれば、もっと上がると錯覚をしますし、株が下がれば、もっと下がると錯覚をします。この見極めは、数多くの経験を積まないと克服できませんね。カタルの場合は証券マンで30年以上、株の売り買いをして、お客様と共に苦労をともに歩んできました。だから読者の人のキャリアより、ずっと経験は豊富でしょう。

贔屓目かも知れませんが、結論から言えば、007は相場の初期波動に位置しており、心配はないし、この押し目は相場の腰を強くして、今後の楽しみが増えたとの認識です。通常、急激に上昇した銘柄は乖離が高く、利食い売りが入りやすいのですね。当たり前です。皆さんが利食いの状態なのですね。みんなが利益を得たいのです。だから乖離問題はいつも浮上します。さてここで、最近の上昇銘柄の乖離状態を見てみましょう。基本的に26週移動平均線乖離が100%を超えるような銘柄は、何れ調整が避けられません。ただリストを見れば分かるように、100%を超えた後に、更に人気が続き200%を超える超人気株が生まれる確率もあります。現在100%を超えるものは54銘柄存在し、内200%超えは、僅かに6銘柄です。これらの超人気株も上昇過程には何度か短期調整(押し目)を入れながら株価は上昇しています。

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さて007ですが…昔から「一次規制は買いだと言われており、注目されてからの初押しもまた買いと言われるのが…」カタルのこれまでの経験則です。通常、仕手性を帯びる小型株の変動は大きく、3割程度は当たり前の押しを演じます。特に現物株は売り残がなく買い戻しが入りませんから、基本的に株価変動は大きくなります。これは経験則からの株価の動きに対する認識です。さて相場ですが…通常は材料が分からないで騰がるパターンが最も強いのですね。今回の場合は村田との資本提携やQBの現実化と言う背景はありますが、企業業績に株価上昇の意味が表れている訳でもなく、具体的な村田との実績が発表されている訳ではありません。つまり材料が表面化して株価が上昇しているとはパターンとは違うような気がします。昨年、村田との資本提携ですから、今年中に何らかの提携効果が生まれるのでしょう。まぁ、先は非常に長いのでしょう。基本的に村田との資本提携効果が生まれ、企業業績に変化が出て来るまで、今回の相場は続く訳ですね。故にカタルは何度も、現物で1株を買い、2倍になったら、また1株を買い、黒字になったら、また1株を買いなさいと述べ、大切に育てましょう。…と述べていたわけですね。

さらに注目を集めた今回の株価目標を2010年の春より外部環境は良く、その高値を抜くと推察しています。今回の株価波動での話しです。それで株価上昇の一幕が終了して、実際に企業業績に変化が出て来る時期まで、調整を演じると考えています。更に人気化してからの株価波動を見ると…まだ序盤ですね。エリオットの株価波動論は有名ですが、まだ第一波の第一波動のイメージです。通常、この株価波動は、第二、第三と演じた後に、二度の調整波を入れて、第二ステージに移ります。エリオットの波動論の解説は、ネット上にいくらでもあるでしょう。これがカタルの007の株価認識です。どっちにしても組立ソフトの追い風は続き、相場はまだ始まったばかりのイメージです。一番怖いのは好業績を背景に株価が大きく上がった後に、その株価が割安になり株価が伸び悩むパターンです。基本的に株価が割高に感じられるうちは、買いだと言うのが株の世界の基本的なセオリーです。

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カタルが独自に用いているテクニカル指標の「σ」と株価のグラフを見比べて…自分で判断して下さい。ただ基本的に株価が下がって不安感を抱くという事は、自分にとってその投資金額が大きすぎるのですね。そのようなポジションの人は、所詮、相場で儲けられません。何故、カタルは、株で儲けるのは自分との戦いで精神力との勝負だと言っているのか? 銘柄選別でもなければ、投資するタイミングでもありません。あくまでも自分の力量なのですね。生まれ育った運と言うか…他人に言われてどうにかなる問題でもないのです。不安を抱く人は、早めにポジションを整理して株などやめるべきです。カタルはハイリスク・ハイリターンを好みます。故にカタル銘柄の中から幾つかの人気株が生まれ、何倍にもなるのです。値上がりが大きいという事は、当然、リスクを取っているという事ですね。当たり前のことが理解されない人間が、如何に日本に多い事か…。こんなことは常識なのです。故にカタルは何度も大手邦銀株でも買えば良いと、最初から述べています。三菱UFJを、何度も4ケタ以下は安いと言っています。だから定期預金のつもりで三菱UFJを買い、1年でも2年も持っていればいいのです。安倍政権が正しい政策を実行するなら間違いなく4ケタは奪回します。全ての株価は政策次第なのです。

後は皆さん自身の選択なのです。人生は冒険なのですね。