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武士道(2007年12月09日)
時代劇と言えば、TBSが製作する「水戸黄門」や「大岡越前」が有名ですが、先日終ったNHKの木曜時代劇「風の果て」はよかったですね。侍らしい味わいが漂っていました。このような武士道を感じさせる香りが日本の良さなのでしょうね。最近は聞かなくなりましたが、昔はキャリア官僚の責任を被って自殺するノンキャリアがかなり居たようです。上司のために死を覚悟する。殿様のために自殺する武士が多くいたのでしょう。実際はどうだか分かりませんが、己を大儀の為に犠牲にする。素敵です。
「風の果て」は仲良しの5人組を描いたストーリーです。一蔵を斬った市之丞が最後に自分の人生を振り返って、後悔しながら死を選ぶのですが、一番、好きだった男(桑山隼太)に斬られ死ぬシーンがなんとも言えない良さがあります。ここに至る心の駆け引きが友達の間で繰り広げられるわけです。株のドラマと似ています。株価も順調に育つ株は愛着がありません。苦労させられる子ほど可愛いといいます。本当は苦労などせずに簡単に儲かればベストなのですが…何しろ、企業業績は社会の経済活動に影響されるし、株式の需給関係も株価に影響を与えます。折角の人気株のなるチャンスもタイミング合わずに失速する株やそれぞれの銘柄にもいろんな顔があるわけです。
株価チャートを見れば、時間が超越できますので誰にでも結果論で批判はできるわけです。しかし実際の投資は自分の描いたシナリオ通りになることは稀で紆余曲折するわけです。その間に色んなドラマが展開され、市場の景色が遷り変わるわけです。心情的にはどうしても応援したいが、できないケースもあるわけで株屋と言うのは難しい職業ですね。僕の場合、奇妙な縁でIRNETの読者と繋がっているわけで、この関係もかれこれ9年の歳月を越える事になります。来年は10年の節目を迎えるわけですね。何人かの読者は僕が苦労してホームページを作成した頃をご存知の訳で…インターネットの世界がこうも変わるとは…最近の世の中の動きを見ると、誤魔化しは通用しなくなってきましたね。やはり正当な行動が求められる訳であって、僕のような下積みの生活者にとってもフェアな社会が構築されるわけで、チャンスでもあるわけですね。
楽しい夢のある世界が大きく羽ばたいて欲しいと願っています。