噂と中傷(2007年09月16日)
相撲界をみると、何故か日本の将来をみているような錯覚に陥る。日本人横綱がいなくなってどのくらいの時間が経過するのだろう。貴乃花が横綱に昇進する時にも異様な苛めに似た雰囲気が回りにあったような気がする。日本人は何故、こうも閉鎖的な社会に閉じこもり仲間を中傷するのだろう?
ニュースを見れば、ワイドショーもそうだけれど、他人の批判的な番組が多いように思う。芸能人のスキャンダルが、何故、こうも楽しく報道されるのかな?
私が、ライブドアのホリエモンを擁護する発言をすると、必ず、批判的な意見を多く頂く、グッドウィル、村上氏、楽天の三木谷氏。最近、ようやくソフトバンクの孫氏はこの段階を卒業したようだけれど、業界からは相変わらずの攻勢を受けている様子。正論が正論に聞こえない。意味不明な論理にかき消され、何故か、本当の議論が進まない日本。
安倍首相は病気が理由で退陣された事になったようだが本当の理由はなんなのか?週刊現代には相続税か何かの脱税話しが載っていたり、愛人説まであって、マスコミは世論が許さないと自分たちが代弁者のように言うけれど…何故、本当の理由を述べることが許されないのだろうか? 松岡大臣は自殺したし…マスコミに責任がないのだろうか? 僕は視聴率を上げるための今の仕組みが、世の中をおかしくしているように感じる。その大元を改善しないとこの国の体制は変らないように感じるが…フジテレビの日枝に、TBSの井上か…ライブドアや楽天の挑戦により、マスコミの体制が明らかになったように感じる。
先日、NHKの杉山さんが取材証を相撲協会から取り上げられた事件があり、各氏が報じていた。僕はビックリした。彼が解説者を引退し相撲が好きで、毎日、身銭を切って相撲を見ているのかと思ったら、実態は違ったようだ。相撲協会のマスコミに対する賄賂のようなものだね、あれは…総務省から多くの人がマスコミに天下り、その実態が明らかになるにつれ、構造改革が叫ばれてきて、安倍首相の下で国家公務員法も改正されたが、とうとう、官僚社会主義のマスコミ攻勢により回りから切られてしまった。
この国の体制を支えるのは、他人の噂話しが好きな僕ら国民に問題があるのだろう。