思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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コントロール(2007年03月18日)

何故、泣いていたのでしょう?

僕は昨日テレビを見ていません。故にかみさんの涙のわけが分かりませんでした。なんでもゲーテの言葉が素敵だったとか…そのテレビはスマップの慎吾くんの番組で「華麗なる一族」を取り上げていた番組でした。木村拓哉くんと二人で対談していたようなのです。山崎豊子は色んな作品を世に出していますね。今回の作品はかなり昔のものですが、ドラマのTBSが力を注いだ番組のようで、世間の盛り上がり方を見る限り大成功なのでしょう。

人間の感情は、ふとした切っ掛けで爆発します。切っ掛けは些細な事なのですが、それまでの蓄積が発火するのですね。怒りなどはその例ですね。故になるべく蓄積しないように発散しないと駄目なのです。あまり我慢をすると何処かで爆発します。適度の怒りがその爆発を抑えるのです。相場も一緒です。今回の円ドルキャリーがこれほどクローズアップされたこともなかったでしょうし、住宅ローンの問題も必要以上に懸念材料として捉えられています。両者の問題はたいぶ以前から指摘されていました。

多くの人は結果を直ぐに求めたがります。しかし時間をかけることで、その感情が変化する事がありますね。怒りを静めるために、あらゆる努力をしますが、何もしないと言う方法もあります。要するに様子を見るという対処方法もあるのです。

過去、2度ほどIRNETはレンタルサーバーが止められました。何れも株価が大きく下がったときです。多くの人は不安になり他人の意見を聞きたがりますね。しかしその意見が正しいわけでもないし、間違っているかもしれないのです。しかし自分の感情を抑える為に何かをしたいのでしょう。故に結果を求めたがるのでしょう。

自分が買ったから株があがって欲しい。自分が売ったらから株が下がって欲しい。多くの人は、そんな利己意識が働きます。結果が蓄積になり自信を生み、更なる勇気を与え、前に進み成功体験が人を大きくします。逆に小さな失敗の積み重ねが、本来、持っている実力を小さくさせる場合もありますね。行動は過去の記憶に影響され、その選択が新しい結果を生みます。その結果が蓄積され経験になり多くの事象への対応力になって表れます。

適度な分散や発散は必要な作業なのでしょうね。きっと…さて僕の感情をコントロールする為の発散は何かな?