思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

« ビスタニュース | 最新の記事 | 東京マラソン »

情報の価値(2007年02月12日)

皆さんこんにちは
如何でしょうか? 昨日は「ビスタニュース」に行っていただけましたか?
株式手数料はネットの普及で飛躍的に安くなりましたが、情報の価値はどうなのでしょう? ネット上に本物の情報がありますか? 本当の情報とはなんですか? 

下のグラフをごらん下さい。ジニ係数と言う格差を示した数字です。年をとるとドンドン格差は開くのです。せいぜい50歳までが勝負です。豊かな老後を送るためには、それまでに努力をする必要があるのですね。おそらく、これからの社会では若いうちに努力した人と、しなかった人の差が2倍以上に開くのではないでしょうか? 惨めですよ。年老いた人間のお金がない生活は…だれも見向きもしない。若いうちはそう差は開きませんが、年齢を重ねるにつれドンドン開くのです。

c20070212a.gif

情報の価値とはなんでしょう?
ある一例をお話します。僕の友達の公務員の話です。彼は住宅価格が下がってきたので、ソロソロいいだろうと思い、住宅をローンで買いました。1995年の話しです。それも郊外に…確か新宿から1時間ぐらいの田舎です。当時、そのマンションは6000万円もしました。しかしバブル期に買えば1億円近かったでしょう。たいぶ下がったのですね。しかし今はまだ下がり続け、同様の新築マンションは5000万円を切っているといいます。こんな例はザラにありますね。バブル期にマンションを買っていれば、都心の一等地なら別ですが、多くの郊外型のマンションは未だに当時の半値以下でしょう。

仮にしっかりとした勉強をしており景気循環の波を掴んでいたらどうでしょうか? 2003年の時期に不動産投資が出来ますね。ある私の友達は、この時期に世田谷の自由が丘に一軒家を買いました。当時としては高く8000万円ぐらいだったそうです。しかし今では既に1億円以上で軽く売れます。もっと高くなっているかもしれません。彼は、今、後悔しています。あの時に借金をしてもっと大きな家を買って置けばよかったと…。彼は借金をせずに家を買ったのです。この友達は証券マンです。

二人の明暗を分けたのは情報力の違いです。一所懸命に働く事も重要ですが、それ以上に投資教育は重要なのです。しかし日本人の多くは情報の価値を理解していません。
ビスタニュースは本物の情報サイトを目指します。銘柄が当たるとか外れるとか、そんな小さな話しではありません。そんなのは情勢が変化するので誰にも分からないのです。
双日がいい例ですね。会社がMSCBを選択したために株価の上値が抑えられ、野村證券の戦略の為に、株価が最低転換価格まで下げられたのです。しかし当初の西村さんの発言の通り期間利益で優先株を処理する方法もあったのです。全部は無理でしょうが長谷工のように…そうすれば株価の位置は大きく変わっていたのですね。

皆さんは銘柄の当たり外れのみを気にしますが、株式投資には時代背景があり、その銘柄が買われる理屈が裏に存在するのです。そこが一番重要なのですね。株が安くなったからと言ってアタフタして、右往左往する。それは自分がよく知らないからです。投資する会社の中身も知らないで、よく株が買えるものだと思います。そりゃ、フロックはあるでしょう。しかし何れ、何処かで負けることでしょう。貴重なお金ですよ。

私は新興株派を貫いています。新日鉄が昨年から上がり、他の大型株が上がってきても…目先の人気に左右されずに…理由は「時代背景を考える」と言う「ビスタニュース」で書いたレポートに記されています。故に、目先かたる銘柄が下がっても、あまり慌てている気持ちはありません。むしろチャンスだと考えています。景気の循環波動の位置関係も考えず、人気株だけを追いかける投資で、本当にプロのディーラーや機関投資家に勝てますか? ただ残念な事に、私自身、相場サイクルを見誤った事は事実です。故にIRNETの偏った意見ではなく、広く本物の情報を求めたサイトを構築しようと考えたのです。

r20070106a.gif

残念ながら、日本では経済の投資教育をしてきませんでした。悪銭身につかずとか、不労所得などと投資よって得たお金を、蔑む傾向が強く残っています。その結果が上のGDPのグラフです。馬鹿らしい偉そうに増税するなら、先ず、経済成長率を3%以上にして、それから主張すれば良いのです。


一日100円が高いですか?
昨年あなたはいくら損をしたのでしょう。失敗しない為の情報サイトを目指します。
ビスタニュースはそんな思いが篭っているサイトなのです。

c20070211b.gif