思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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ワイングラス(2006年05月14日)

人生は…色々あるもので、色んな分かれ道がありますね。父の転勤により転校を余儀なくされる人、転校生はある意味でかわいそうですね。苛めの対象になることもあります。受験に失敗し大学に落ちたり、就職試験が上手くいかなかったり、何度か大きな分かれ道を迎えます。女性の人、まぁ、男性もそうですが、やはり結婚は大きな決断なのでしょう。最近は結婚してから現実を再確認させられるケースが多いのか? 女性の社会的な地位が上がり自立できる為か? 離婚率も上がっているようです。

誰もが迎える両親の死はやがて訪れ、だんだん老いを感じるようになっていくのでしょう。子供の成長を思うと、自分も確実に死への時間を迎えていると思うのです。残された短い時間を思うと、もっと積極的に活動しなければと感じるのです。しかし自分のこれまでの歩みは果たして濃厚なのか?もっと違った生き方があったのではないか?疑問も同時に湧くわけです。ジレンマと言うか葛藤と言うか、複雑な気持ちを抱きながら生きているのですね。

生活に追われると、やはり、お金の必要性に迫られ時間に追われるのでしょうか?私は完全歩合給の世界に居るためか、自己研鑽をしないからお金に追われる生活を強いられるのかな?とも考えているのです。悔しいけれど、東大法学部卒のエリートの親御さんは所得水準が高いですね。やはり教育にはお金がかかりますからね。教育レベルが高くないと、世間が見えませんから、求める水準の違いを認識できません。故に自分の向上心が生まれませんから、結局、生活レベルが下がるのかな?とも考えます。勿論、客観的な一般論で例外も多くありますが…

自分の人生を考えると、小学校前半まで超貧乏生活で…その後、暮らし向きが少しずつ向上しますが、高校時代から下宿生活の一人暮らしで…今、51才になったのです。僕の人生は父の死を迎え、サラリーマン生活に終止符を打ち、歩合給へ挑みました。ようやく、借金も終り喰えるようになり、今度は新たなチャレンジをしようと思っています。

先ほどの…小学生の前半まで、超極貧生活だった我が家族は、実は多大な恩義があるのです。僕が物心付いた頃は、長岡の田舎で「金鮨」と言うすし屋を営んでいました。しかしお客は来ず、貧乏の生活でネタを買うお金も、酒屋代もなかったのです。僕はその頃、幼稚園だったと思います。丁度、力道山が活躍する昭和30年代の時代です。テレビが登場し、テレビを入れないとお客さんを呼べない為に、借金してテレビを買ったのです。しかし内情は火の車。オヤジは質屋通いの日々を送り、毎日、お金が原因で夫婦喧嘩が絶えませんでした。

すし屋なのに、ビールや酒を買う酒代がなく、酒屋さんに借金をしていたのです。商売の場所を変えようと、引越しをして店を変えたこともありましたが、それでも借金地獄の日々は変わりませんでした。そんな時に酒屋さんから、長岡の駅前に「やきとり屋」の売り物があるけれど、やってみないか?との話しをいただいたのです。その酒屋さんは北沢といいます。先代のおばあちゃんが私の母の気性をかって、商売替えの話を持ってきたのでしょう。

この頃、かなりの酒代の借金があり、駅前の店を買うお金がなかったのです。そこで北沢酒屋は「その資金も貸してやるからやってみなさい」と仰ってくださったのです。母と父は悩み、更に借金をして駅前の店を買う決意をします。そうして長岡駅前のニューロンデパートの地下の「末広」と言う「焼き鳥や」をやる事になりました。やはり飲食店は場所ですね。駅前の為かお客は絶えず、商売繁盛になりました。私が小学校2年か3年か…

しかし、私は小学校から帰っても家には誰もいないのです。居るのは「花子」と言うメスのチンと言う種類の犬だけです。店が忙しくなり、借金を返す為に、両親はがむしゃらに働きました。やがて毎日、家にいる僕のことを思い、夕飯を作ってくれるおばさんが居るようになり、家庭教師と言うより、遊び相手かな?の学生さんも雇ってくれました。しかし毎日12時すぎに帰ってくる両親とのつながりは当然薄れますね。

夜の10時ごろになると寂しくなり、一人で駅前の店に行きお金をもらって、サンデー、マガジン、ジャンプと言う漫画本を毎週買うようになります。その漫画を読みながら、店が終るのを小学生の僕は待つようになるのです。店が終わり家族で夜中に開いている食堂に行き、エビフライを食べるのが僕の楽しみでした。借金は終り、家を建て、僕は大学に行くことができました。田舎から大学生を東京に出すのは、大変な経済的な負担になります。

そうして僕は株屋になり、こうして、今、皆さんが読んでいるレポートを毎日書いているわけです。…と言うことは、もとを辿ると、北沢酒屋のおかげで今の僕の生活があり、私のレポートを読んで株で儲けた人は、やはり、その酒屋に恩義が間接的にある事になりますね。先日、私の母がなくなり、恩義のある酒屋さんから「おとき」に来て頂いたのです。そうしたら、その席で楽天に出店し、インターネット上で商売をしているといいます。当初、酒屋さんはインターネットに懐疑的だったようです。息子さんがインターネットで商売をしているのですね。今では売上が全体の2割程度まで成長したそうです。

そこで恩義のある酒屋さんに少しでも義理を返す為に、私的な欲望で、このIRNETを通じて宣伝をさせていただく事にしました。果たしてどのくらい効果がでるか分かりませんが、できましたら、下のバーナーをクリックして、ワインの1本でも買ってくれれば、とってもありがたいのです。人と人との見えない糸は何処で結ばれていることやら…株の世界も同じです。見えない糸が繋がり株価が形成されています。相場はあまり良くありませんが、ワイングラスを片手にIRNETを読み、自分なりに相場を考えてみられては、如何でしょうか?

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さて、かたるも、早速注文してみよう。