思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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二極化(2005年09月19日)

良い時代になったな。…と最近はつくづく思います。努力が報われる市場ですからね。構造調整に15年も掛けた時代をようやく抜け、楽しい時代になりました。1985年から始まった市場経済へのステップだったプラザ合意から20年経過し、日本は市場経済の入り口に来たのでしょう。1989年のベルリンの壁崩壊、天安門事件などの市場主義の流れを拒んだ官僚社会主義の崩壊が自民党の大勝利。権力がなくなる官僚に媚を売るものはいなくなります。金融庁など一部の官僚は時代錯誤の錯覚に陥り、依然、高圧的な態度が見られるようで、一部の識者から懸念発言が聞かれますが、それも時代の渦に消えるのでしょう。

ディートレで喰える実力を持てるのは、どのくらいの成功率なのでしょうか? 今の薔薇色相場で2倍や3倍程度なら普通の実力で喰えない範疇なのでしょう。やはり10倍だろうね。はやく1億を越え、5億、10億のレベルに育って欲しいものです。そのような成功者が次の時代を創るのでしょう。目先の動きを理解する為には、かなりの勉強が必要でしょう。背景が理解できなければ、大きさが分からない。動きだけで判断する動物的な勘だけが発達していても、所詮は子供の遊びなのでしょう。もっと大きくなって欲しいと願っています。

日本人と言うのは馬鹿なんじゃないのかな?と時々思います。おそらく官僚社会主義の名残でしょうが、不労所得と言う概念が強すぎます。働くとは手と足を使い動き、額に汗を流すことだと思っている。何故、素晴らしいブランドが育たないのでしょう? 明らかに材料費が数万円なのに数百万円で売られるブランドバックとか…数千万円もする高級時計とか…ようやくトヨタが「レクサス」ブランドを立ち上げたけれど、庶民的だよね。ブランドと呼べるかどうか…

やはり税制かな?この価値観の違いは…優雅さがないと、、、
少数精鋭の優れた人材だけを集め戦略部隊を率い新しい時代に挑戦しなくては…その為には力がないと駄目だね。尊敬される力がないと組織を維持できない。これからの時代は大きく二極化が進展し弱者が切り捨てられる。この新しい時代に勝ち残る為には、自分自身のステージを、遥か彼方に引き上げないと駄目なのでしょう。目標の焦点を何処に置くかにより戦略が大きく変わります。

ディートレの実績をステップアップさせて欲しい。自分自身のステータスを確立させ、更なる飛躍を目指して欲しいのです。どうせ一度の人生です。思いっきりチャレンジすれば良い。挫折など、なんぼでも引き受ければ良いのです。ただ、負け戦は決してしない。自分の実力を冷静に見極めてからチャレンジしないとね。市場経済とは生き残りを賭けた戦いでもあります。美談や精神論だけでは喰えない時代だという認識が必要ですね。増税路線が次々決まり、国民負担はドンドン上がります。ない袖は触れないプライマリーバランスだからね。貧富の差は拡大し日本はグローバル競争時代に巻き込まれているのですから…しかし僕らは恵まれている。立派な社会資本制度があり、それを活用できる権利があります。

アフリカの子供達はインフラがないから大変な苦労をしないと教育も手に入れられない。それに比べれば、僕らは無料で基礎教育を受け、飢餓を覚えずに育っている。選択しなければ、社会に出てお金を手に入れられる職もあるし、図書館に行けば最新の本が無料で読める設備もある。何もかも与えられ恵まれた環境だから、これ以上、何を社会に求める必要があるのかな? 遊んで喰える仕組みですか? 馬鹿らしい。
早く自分自身が新しい時代に対し自覚しないと、二極化の渦に巻き込まれて溺れていく人生になるのでしょうね。酒を煽り、社会を恨み、自縄自縛する人生か

より高く目標を据え、より強く自己研鑽を続けなくては、生き残れない非情な株の世界