思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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講演会(2005年08月28日)

昨日は「未来かたる」の講演会をやってきました。1:30、1:30、0:30と合計3時間半も喋りっぱなしだったのです。意外に喋る行為は疲れるようです。クーラーがきいていて涼しかったのですが、途中から暑くなり上着を取って喋っていました。およそ50人を前に「相場の話し」をしたわけですが、なにしろ15年ぶりぐらいですからね。人前で話すのは…多少、心地よい緊張を感じていたわけです。昨日参加した人で、今日このコラムを読んでくれている人はいるかな?

同じ話を聞いていても、当然、受け取る人によりその解釈は違います。どの程度、かたる投資方法が伝わったかな? 仮に理解しても、この投資テクニックを利用するのは勇気がいるし、人間の感情を排除しようとしますから難しいでしょう。私が証券マンになって何十年もやってきて損をしてきたのです。最近ようやく、このテクニックを使うようになり儲かるようになったのです。更に改善は続けますが、このテクニックを使うのは自分の感情との戦いですから難しいことでしょう。昨日の参加者の人は頑張って下さい。

読者の方にも概略をお話しすると、人間の感情を排除し下がったら買って、上がったら売る。一度に買わずに何度かに分ける。同じように一度に売らずに何度かに分ける。投資対象の銘柄は一銘柄で良い。同じ銘柄を2年、3年と売り買いを繰り返せば良い。銘柄の選択は「時代性」があり、「業績」がよくなり、「仕掛け人」が存在すること。さらに一番重要なことは良いことではなく、変化が大きな会社を選ぶこと。だいたい、このような話をしたわけです。参考銘柄はいつも言っている銘柄しか挙げていません。双日やVなどですね。ただMなどもご紹介しましたが、儲かるでしょうがどの程度の成果か…

多くの皆さんは間違っているのですね。銘柄の情報などあまり重要ではないのです。売り買いのタイミングが重要なのですね。同じ銘柄を手掛けても損をする人が居るわけです。だから損をしないような売り買いを心掛ければ、銘柄など何でも良いのです。(多少、語弊はありますが…)

昨日は景気循環と物色銘柄の関係を書いた資料をお渡ししました。何度もその資料を読んで自分のものにしてください。そうすれば、今の時期にかたる銘柄のソニーや東北パイオニア、ホトニクスなどの本で紹介されている銘柄を買わないでしょう。その順番はもう少し後だと理解できますね。ましてや、今のこの時期に薬品株や食品株を買うのは論外ですね。でも出版社の方の話では、本に載っている「かたる銘柄」11銘柄を買っていると20%の利回りになっているそうです。だいぶ株が上がっているので当たり前ですが、マズマズかなぁ~。

あくまでも、今は金融相場の延長なのです。何しろ講演は始めての経験でみなさんのお役に立てたのか?どうか…しかしアンケート結果を読むとマズマズの成果のようです。今回は有料の15000円のセミナーでしたが、それ以上の内容だったと思いますが、皆さんのこれからの勉強次第で、この投資方法が効果を生むのでしょう。たった一回の講演を聴いただけで、ものになるかどうか…自分のものにするためには何度も何度も繰り返し、暗誦できるくらいまでその資料を読んで欲しいのです。そうして私の講演の中身と比較しながら、自分で考えながら読んでください。次回は「IRNET」の主催でやろうかな? とも考えております。先ずは参加者の方に御礼申し上げます。