« フレンツェ一日目 | 最新の記事 | フレンツェ三日目 »
フィレンツェ2日目(2005年06月19日)
僕はいつも思うけれど、人気と言うのはどうして成り立っているのだろうか?
昨日、あるレストランで友達の家族と、うちの家族で一緒に夕食を共にしていたのだけれど…サッカーの小野伸二夫妻と一緒になった。そうしたら、しばらくして石田純一がやってきて一緒に会話してたっけ…全てママさんの配慮なのだけれど…
サッカー少年だった僕の息子は興奮気味で一緒に写真を撮ってもらっていた。どんな字を書くのか分からないけれど、彼のお嬢さんのカレンちゃんは結構太っていたね。彼女は丈夫そうだ。綺麗な奥さんだったけれど、当人はギブスを嵌めて大変そうだったな。
サッカー選手も一時的な人気なのかな? むかしリトバルスキーと言う選手が居たけれど…晩年はどうしているのだろう? 実力がなくては、周りの人間も人気を創りようがない。しかし、実力があっても、仕掛け人が存在しなければ人気にはならない。
人気を創る周りのスタッフが居て、当然、本人に実力があって、その扇動によって世間は動かされる。そんな感じなのだろう。何でこんなことを書いたかと言うと、株の世界も一緒なんだね。株式相場は大衆を惹きつけなくては相場にならない。だから仕掛け人の存在が必要なの。その仕掛け人達の総合力で相場が成り立っている。
双日の良い所は仕掛け人が存在し、強弱感が対立していることだね。この強弱感が人気に繋がっているんだよ。相場は未来予想だから…誰にも結果は分からない。双日がこの環境を生かし、見事に立ち直るまで、あと少しの期間だけれど…この間が面白いんだね。
そんな事を考えながら、僕らは小野君のこれからの健闘を願って店を後にした。
さてフィレンツェの旅ももう少しで終わりですね。今日と来週で終わらせようと思っています。翌朝は、はやく9:00~市内観光です。と言っても歩くツアーなのです。この街は、もともとメディチ家が作ったのでしょうね。その当時のライバルにピッティ家も居たようですが…すべての面でメディチ家が上だったのでしょう。もともとは薬などを扱い医療分野に関与していたようですが、大きくなるには、やはり金融です。所謂、金貸しですね。
由緒ある○○と言うのは、お金がなくては駄目なのです。
ルネサンスを支えたパトロンが存在する。この収集品を集めたのがウッフィッツィ美術館です。この美術品を見るために朝から長い行列が出来ているのです。僕らは旅行者を通じて日本から、早い段階で予約を入れていたので並ばずに入れましたが…ここを訪れるには前もって予約を入れておくと良いですね。
フィレンツェは小さな街で歩いて色んな所が見られます。綺麗でしょう。この橋は…ヴェッキオ橋でこの川の名前はアルノ川です。この橋が1345年に建造された最古の橋だそうです。橋の真ん中に一杯、鍵が付いているのです。なんでも恋人同士が長く結ばれる為にそこで鍵を掛けるのだそうで…僕らは何時別れても良いように、鍵を付けなかったのです。教会は全て無料で見学できます。日本の寺院とえらい違いです。京都では何処でも拝観料を取りますからね。坊主と金は切っても切れない。何故、キリスト教の教会は無料なのかな?
しかし、翌朝はやくドゥオーモに行き、あの細い石段を登り展望台に出たのですが…あの階段を登るのは有料でしたね。6竄ャだったかな? 途中ですれ違うのですが待つのです。だから、朝早くに行かないと大変時間が掛かるのですね。観光客が行く前の朝一番で登ってみたのです。
確か、この観光の歩く順序は、集合がシニョリーア広場でウッフィッツィ美術館、ヴェッキオ橋、ドゥオーモ、市場に行きメディチ家の礼拝堂の前を通過して、何処かのお土産やさんで解散です。3時間ほどの解説で、無線を使ったイアフォンガイドでした。日本もこのシステムを用いると良いね。マイクを使って大声をあげながら解説するより、ずっとスマートで離れていても良く聴こえるもの。(この話しでも商売になるね。はとバス観光に売り込んだりして…)
午前中に歩くガイドツアーが終わり、昼の3時から予約していたウッフィッツィ美術館へ…美術の教科書に出てくるボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」や「春」など…ダ・ヴィンチ・ラファエロから「バッカス」まで…。兎に角、すごいのです。このような名品が数々揃っているのです。思わず時間を忘れて見入っていたら…疲れたこと。。。でテラスにカフェがあり、ビールを飲んでお休みです。
夕食はヴェッキオ橋近くの「BUCA DELL‘ORAFO」と言うレストランで、食事です。何しろ、イタリア語も英語も駄目なのですから…ここで修行をしている日本人のコックの山本さんに助けられて、とっても楽しい時間を過ごせたのです。彼からその後、手紙を頂いて、日本で開業するのだそうです。きっと素敵な店が出来るでしょうね。レストランで繁盛している店は、おいしい事もそうですが、店の雰囲気が大切なんでしょうね。
冒頭に紹介した店はママさんの人柄が素晴らしいのです。だから何時も満員です。僕らが食事をしている最中も4組ほど訪れていたようですが、全てお断りしていたようです。予約を取るのも大変なんだから…余程の顔にならないと、突然入れてもらえない。トホホ…だから皆さんに紹介しても仕方ないから諦めてね。
山本さんのおかげで楽しい夜が過ごせて満足したフレンツェ2夜目でした。