思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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心配ない(2005年04月17日)

中国の暴動は加速し、アメリカの景気後退を市場は織り込み始めましたね。株は下がり悪材料が表面化する。いよいよ今週はセーリングクライマックスを迎える段階に来ました。先週から不安の一週間を過ごし眠れない日々を過ごされた方も、もう直ぐ解放されるわけです。気持ちを楽に持ったほうが良いですね。所詮、株の話しです。お金の問題ですからね。命までは奪われない。

「今日の市況」でかたるは居眠りばかりしていると書いていた意味がお分かり頂けると思います。と言ってもこんな事態までは想像はしませんでしたが、仕掛けても無駄だという事は分かっていました。なるほどね…いつもの事ながら、もう少し対処の仕方があったんじゃないかと反省をしています。

中国の暴動にしてもマスコミが騒いでいるだけで、邦人への被害が拡大しているという状況ではないでしょう。死者が出たわけではありませんからね。アメリカ株はインフレ懸念ではなく景気後退を織り込み始めている。やはりソフトパッチなのかスタグフレーションなのか定かではありませんが、かなり神経質になっているようです。しかしダウを見るより全体市況が分かるSP500を見ると…

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上のチャートで分かるように1100ポイントの壁は厚いですからね。この水準は簡単に破れないでしょう。…と言うことはあまり気にする必要はない。昨日述べたように、中国の暴動に対する日本のマスコミの過剰反応の方が恐いのですね。しかし、株の場合いつもそうですが、材料が表面化したらお終いです。「知ったら、お終い」が相場の世界では鉄則ですからね。

かたる君は今月、珍しく木曜日、金曜日に株を買い始めたのです。きっと今週も買い続けるでしょうね。逆に余裕のない方は売りを考えるべきです。株式には、「まさかの事態」が存在するわけで、追証が入っているのに無理してお金を作って維持する必要はありません。すこし休んでから又再開すれば良いわけです。無理をする場面ではないですね。こんなのは通常の範囲の下げなのですから…

乗り遅れた人はチャンスです。良かったね。チャンスがあって…小泉首相に感謝しなくてはなりませんね。彼の行動がこのような状態を作り出しているのです。しかし心配はないでしょう。減損会計をしながら、尚、増益になる力強い歴史を乗り越えた回復局面なのですから、心配はないでしょうね。基本が確りしている。