青い鳥(2005年04月10日)
今日は昨日の失敗に懲りてワードでコラムを書いてアップする方法を選択しました。あとで貼り付ければ良いのでしょう。さて、今日の読売新聞では特集をやっているようで今日はこの「家族」と言うコラムから感じたことを最初に書きたいと思います。しかしネット世代は若い人が中心ですから、きっと感じるのは違う印象なのでしょうね。今日の記事の内容は、お金より「向き合う時間」だそうで物理的なお金の豊かさを捨てて、逆にそれなりの時間の豊かさを追い求める姿を書いてあります。
20歳代で離婚し一人娘を抱えた正子さんが目標にしたものは年収1000万円―安定した生活を実現させる為に必要と信じていたそうで8年前に達成したそうです。丁度、その頃現在の夫の造形作家の喜一さん巡り合ったそうです。週末だけ夫の住む高山に…
しかし5年前に高山に向かっていた正子さんは自動車事故を起こしたのです。会社ではリストラの嵐で「部下を減らせ」と迫られ、心身とも疲れきっていた時期だったそうです。
早朝から深夜まで働きづめの毎日…こんな状態を続けてまで収入に拘る意味はあるのか?
…と自問し退社を決意。現在は夫と共に高山で暮らしているそうです。正子さんの年齢は47歳だそうです。
この記事を読んで思いましたね。成し遂げてみて初めて矛盾を感じる世界があると…多くの若者は知ったかぶって自分が出来もしないのに…「そうだろ、だからそんな生き方はしたくないから自分は別の道を歩もう。」と、勝手に楽な生き方を選択する人もいます。この人の年齢が47歳だから…猛烈生活を実感したから、きっと言えるのでしょうね。
フリーター、ニートと呼ばれる種族の人は、なにを考えているのか?一年ほどなら容認できなくもないですが…自分を何か美化しすぎていませんか? 自分は一体なにもんだと、言われても仕方ないでしょうね。やはり所得と言う評価は、一つの明確な基準ですね。
1000万円を稼げと言われて、何人の人がその評価をもらえるでしょうか?
やってみれば分かります。地方ではまともの会社の役員クラスの所得でしょう。公務員は例外ですよ。あれは寄生虫ですからね。こう書くとまた批判がくるかな?だって彼らは年功序列ですからね。
最近、かたるはこの正子さんの生き方が分る気もするのです。生意気なようですが、折角お金に困らない生活を手に入れたのに…うちのかみさんは幸せなのかな?と感じることがあります。手に入らないものがあるから欲しいと思う。逆に手に入れてしまえば、既に飽きてしまうのが人間の本能なのでしょうね。
株もそうですね。買うまでは上るように感じるのに、一旦、買うと下がるんじゃないか、どうしよう。と不安になる。早く上って、上って…と売ることばかり考える心理に陥ります。面白いものですね。自分の考えに自信があるなら、何故下がったら、再び買いたいと言う気持ちが湧かないのでしょう。?
あるいは、乗換えを考える人もいますね。青い鳥症候群です。もっと良い生活がある。もっと早く上る株がある。それに乗り換え、再び乗り換えれば良い。証券マンはくすぐるように囁きます。たいした損ではないから、乗り換えましょうよ。こっちの方が良いですよ。そうやって、青い鳥を追い求めやがてお金がなくなって気付くのです。私って馬鹿だった。
一所懸命に生きてみれば良い。自分が不満でも今与えられた仕事は何かの縁です。その仕事のエキスパートになってみれば良い。そのエキスパートになったときに自分の姿を思い浮かべてみれば良いのです。やる気が出るでしょう。どの世界もそう大きな違いはありません。かたるは10年間待ちました。歩合外務員の免許が下りるのは僕らの頃は10年間のサラリーマン生活が必要だったのです。個人タクシーみたいですね。
それぞれの与えられた世界でTOPに立ってみれば、また別の世界が開けるでしょう。
冒頭、引き合いに出した正子さんの気持ちも分からなくはありませんが、やはり今の僕にはやりたいことがある。出来れば、日本の本当の意味での市場主義の精神を植えつけて本物が活躍できる日本にしてみたいね。今の日本は偽善の世界があまりにも多過ぎます。