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小さな輝き(2005年02月13日)
昔懐かしき人々…などと郷愁に誘われ想い出に浸るのは人生の落伍者かな?
昨日は馬鹿をやった高校時代の仲間の飲み会でした。子供が入学試験で上京し、夫婦とも友達に会うために一緒に上京してきたのだそうです。この機会に東京に居るメンバー数人を集め、昔話をしていたのです。疲れたときには利害関係のない仲良し連中が遊んでいるのは良いものです。信じられないような学園ドラマが僕らの学生生活でした。
仲間の集まる場所は学校近くのT君の家、二階で二間しかない小さなつくりの家に連日押しかけたのですから、妹のYちゃんも呆れていたでしょう。今、思えば4歳下のYちゃんにもずいぶん迷惑を掛けたのでしょうね。「おぉ、少し大きくなってきたじゃん」と言いながら、当時、中学生のYちゃんの胸を触ろうとする輩ばかりの集まりですからね。彼女の試験期間など関係なしにワイワイ騒いでいたのです。タバコに酒は当たり前、午前中は単位の関係もあり授業に出席はするのですが、午後からは、いつもの如く誰かがマージャンやトランプ(ナポレオン)をやっているのです。
しかし反面、結束力も強くチームで、一旦、やろうとすれば、皆が協力し団結する組織でした。あれは二年生かな?高校時代に8ミリの映画を作ったのです。その8ミリをDVDを製作したのがS君、昨年の同級会で皆に配ったのですが…この音あわせが大変で…何日か徹夜の作業だったのを思えています。昨日の集まりで、もう一人のS君は「結婚は失敗だった。付き合っているときは俺の後ろから付いて来たのに、結婚したあとは、俺の前を歩くんだから…」と、この一言は、何故かすべてを物語っているようで新鮮でした。僕らの時代の世相感が表れていますね。
最近、僕の回りでも色々変わり始めていて考えさせられる場面が多くあります。お金が出来ると、ある程度、制約されていた活動ができるようになります。その為に色んな連中と付き合うようになると、今度は時間的な制約は生まれます。いつの間にか家庭で過ごす時間が失われバランスが崩れるのでしょう。新しい生活の仕方を模索している段階です。僕らの年代は、社会と自分との関わりの限界が見え始める年代なのかもしれません。多くの仲間はリストラの話題など明日はわが身と考えているようです。既に彼らはチャレンジと言う言葉を見失い、郷愁の想いにとらわれるのでしょうか?
T君とは先週も会ったのです。ぜんぜん、今まで会ってなかったのに…先週もお嬢さんは受験だったそうです。先週は新宿で飲んだのですが、気を使ってくれて、越乃寒梅などの貴重な新潟の酒を贈ってくれていました。このような何気ない動作一つに色んな思いがあるのでしょう。実はこのような現象をどう解釈するか?と言う訓練が、株の世界でも非常に重要な事を皆さんはご存知でしょうか?
例えば、今手掛けている。双日を例に話しましょうか…この会社は先日高値の465円で引けましたが、その後、売りに押され下げていましたね。しかし先週末に再び460円で引けましたね。二度目の60円台です。459円と460円は、たった1円の違いなのですが、雪解けを感じさせる現象の一つなのです。相場は色んな要因で動いています。個別材料や市場全体のファクターなど色んなものに影響をされているわけです。一見すれば、何の変哲もない出来事なのですが、実は内部では大きな地殻変動が起こっているのです。ニッポン放送の問題もその表れですね。西武の堤さんが叩かれているのも一つの現象なのです。分かりますかね?
今、起こっている小さな現象はやがて大きなうねりになるのです。生きている時間は全てにヒントを与えてくれます。多くの現象の中には色んな思いがあるのでしょう。「昔は後ろを歩くかわいさよ、今では亭主を犬と思い前を行く…」力の逆転現象か、やはり女の人は強い動物なのかな?
明日の更新はひょっとすると遅くなるかもしれませんね。そうなったら、ごめんね。
