思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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無知の恐怖最終編(2005年02月06日)

先日、「無知の恐怖」の旅行提案者の友達と飲みました。「今日、本省に行くのだけれど…」と突然電話があったのです。幸い他に予定がなく報告会を兼ね飲みに行きました。「全て任せるから頼む」の一言から始まった旅行でしたが、彼は彼なりに努力したのです。実はこの事を書かないと彼の立場がないですからね。彼の言いなりにHISのYさんやリッツ・カールトンのUさんに僕は電話して段取りをするのですけれど、その前準備が色々あり彼は彼なりに苦労して時間を割いてくれたわけです。感謝していますからね。Kさん。どういう訳か、彼の奥さんやお子さんがこのホームページを読んでいるみたいなのです。そこで僕が面白おかしく書くものだから、彼の立場が小さくなっているようなのです。ネットの社会は架空のようで現実に密接に結び付いている。不思議な空間です。

お膳立てされた旅行など面白くないのです。自分で確かめるから面白い。些細な事でも知らないものにとっては冒険になるのです。人生もおなじですね。僕が高校生の頃、派出所のお巡りさんに補導されたのも、その当時の当人にとっては大事件なのですが、そんな事はあとで考えれば良い思い出なのです。多くの年頃の年代の人はたくさんの冒険をします。その冒険は当事者にとって大変な心の負担になるのですが、しかし、あとで振り返れば良い思い出に変わるのです。楽しかった思い出にね。時間を掛ければ良いのです。

以前に体験した事ならどんな恐怖も悩みも克服できますが初体験だと悩みます。しかし時間の流れを考えればそんな事は些細な事なのですね。だから自殺など真剣に考える人も時間を置いてとりあえず生きてみるのです。結論を急ぐ必要はないのですよ。ゆとりがなくなると、どうしても今ある課題を考え、結論を急ごうとしますが、あとでも良いのです。とりあえず、横において生きる事も必要なのです。分かるかな?この考えが…相場でも一緒です。おかしいな?上るはずなのにどうして下がるのだろう?そんなときは問題を先延ばしする事も投資戦術の一つですね。その内、何かが変わり相場が動きます。そんなものでしょう。
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最初は同じホテルに5泊もした経験がないので退屈しないのかなぁ~?と考えていました。現地時間はゆっくり流れているのです。時間の流れなど、どの場所に行っても同じ筈なのですが、不思議な事に場所によって感じる感覚が変わるのです。時々、田舎の帰る事がありますが、田舎時間があるのですね。皆さんは感じたことがありませんか?都会に住んでいると時間が短いのです。しかし田舎はゆったりと流れているのです。

右のビーチでのんびり過ごすのです。これはホテルを入れた写真ですが、下のものは海を見た写真です。

どうにかチェックインが完了し夕食の時間になりました。まぁ、確かに身振り手振りがあれば、喋れなくてもどうにかなるものです。何しろ、会話ブックと電子辞書が常にお友達ですからね。お出かけする時は必ず、愛犬のポチくんとワンくんを連れて行くのです。困った時は、ワンくんが会話集を示してくれます。英語など簡単なフレーズを幾つか覚えておけば、応用が利きますからね。

メニューもポチ君に活躍してもらって、電子辞書のボタンを押せば、日本語が出てきますから、あとは指差してこれ頂戴と言うだけです。さて問題の二日目になりました。確かチェックインの時は二日後に精算するはずだったのです。ヘーブン・サイトからの買い物帰りに部屋に戻ると電話のメッセージボタンが赤く点灯しています。英語でペラペラ喋られても敵わないし、現金を3000ドル持ってロビーに行く事にしました。丁度、日本人らしい人がチェックインしているようです。僕は3000ドルをデポジットで取って欲しいと言いましたが、なかなか上手く伝わりません。だいたい変な話なのです。泊まっている途中でお金を、更に預ける宿泊客なんて聞いたことがありませんからね。
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僕らのやり取りを聴いていた日本人らしい人が何かお困りですか?と聞いてくれました。助かった。日本語で会話が出来る…彼は中野さんと言いますが日系三世なのですが、日本語が上手く出来ないのです。しかしこちらの言っている事は理解できたようで、上手くフロント係りが対応してくれました。宿泊料のほかに3000ドル預ければ、大概の料金は心配ないでしょう。後はチャックアウトするまでのんびり出来ます。

そこでもう一つの疑問の電話の赤ランプのメッセージランプの話をしました。中野さんが、その内容を聞いてくれ「今夜、レストランに食事を予約されましたか?」と聞かれました。「えぇ、先ほど、そこのコンシェルジュの方に頼んだのです」と応えると、その確認の電話ですと訳してくれました。

僕は「何しろ電話で予約するのは苦手で、身振り手振りが出来る対面取引が得意なのですから…」と言ったら、中野さんは笑っていました。そのメッセージは食事の予約をしたお礼と言うか確認の内容だったようです。そう言えば、セーリングを予約した時も、メッセージカードが部屋にあったのです。そうやって楽しい旅行の時は過ぎて行きました。

あとはスキューバ・ダイビングの話ぐらいかな?
幸い、このアシスタントのアリスさんは早稲田に留学の経験があり、日本語を話してくれました。片言ですが充分通じます。簡単な説明を5分から10分程度聞いてから、プールに行き実践の練習を10~20分程度やり本番です。ボートに乗りダイビングスポットに行き、1時間ぐらい潜っていました。なかなか初心者にとって水深を一定に保つ泳ぎは難しいのですね。直ぐに浮いてしまうのです。海の中はまた幻想的で…上を見上げると太陽の光がキラキラと差し込んでいるのです。綺麗なものですね。

帰りに余った筈のお金を貰おうとしたのですが返してくれないのです。向こうが言うにはカード会社に返還すると言うのです。不思議なことを言うななぁ~?しかし抗議をすると、途中でキャッシュを預けた事を理解し返金に応じてくれるのですが、なんと1時間ぐらいこの対応に掛かるのです。どうなっているのか…アメリカと言う国はカードの国なのですね。この事を旅行提案者のK君に話すと、スーパーの買い物なども僅かな金額でもカードで決済するのだそうです。領収書などなくし、カードの明細書を領収書代わりに認めれば良いのに…医療費などもそうですね。健康保険組合から来る明細書を領収書に認めるべきでしょう。ところが日本の税務署では、これが認めてくれないのです。日本は不思議な非効率的な社会構造ですね。

日本に帰るときに、アトランタ空港のデルタの乗り場は国内は玄関のところで対応しますが、海外へのチャックカウンターは内側なのですね。中で荷物検査を受けるのです。ここでも多少はもたつきました。しかし概ね楽しかった旅でした。もっとゆっくり1ヶ月ぐらいやすんで行きたいなぁ~と感じた「無知の恐怖」の旅でした。かなり端を折りながら話を進めました。あまりこんな話ばかりじゃ面白くない人も居るでしょうから…最近はいろんな人と会う機会が多く面白いですね。昨日は僕の高校時代の友人と新宿で飲んでいたのです。彼の奥さんも働いていますが、彼より彼女の方が年収が多いのです。彼は民間の会社に勤め、彼女は公務員です。あぁ~、田舎では就職先の一番はやはり公務員なのかな?何か釈然としない気持ちです。