思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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さぁ、スタートだ!(2005年01月10日)

新春の相場は利食いからスタートしたようですね。
ニュースを見ていると26日に起こったインド洋大津波の話が多くあるようです。名古屋でも地震があったとか…昨晩は再び中越地震、昨年末は北海道にも地震が発生していましたね。驚いた事に、津波は英語でもTUNAMIとなっていました。向こうに居る時もCNNは特集番組を組んで報道していましたからね。相場は主力の銀行が一服し、浚渫などの建設株が賑わい、小型中低位株の物色に推移していたようです。

新聞論調は相変わらずの展開のようですね。いつも年末に来年度の予算折衝が始まりますが、総額表示だけで、その中身が検証された記事を見たことがありません。それにも拘らず、新宿ー大宮間の新幹線新設構想のアドバルーンが何処からともなく挙がって来ているようで…この国の形は何処にあるのでしょうね。日経では少子化の特集を年初から組んでいます。問題は、予算の何処を削り、何処を増やすかですね。やはりマスコミの資質の問題なのでしょう。

昨日のテレビ番組には木村が登場し、宮沢がゲストに招かれていました。どうかしていますね。失敗した実績のある人間を呼んで世相を変えるなんて…世の中の成功者を、もっと招待すべきですね。若い世代で無名でも頑張っている人はたくさん居ます。年末にかたるの友達のF君の話を書いたと思います。彼は今年、病院再生の仕事を中心にやるのだそうです。儲けのない仕事は続かない。いくら良い仕事でも儲けを考えなくてはなりません。

こう書くと…じゃ、お前はどうなの?と問われますね。複雑な心境です。
IRNETは若干の経費が掛かっています。サーバーの使用料、今はほとんどしていませんが、ボランティアに参加しているスタッフへの慰労など…だから広告ぐらいの載せ収支を合わせるべきなのかも知れません。正直、迷っています。何しろ金融の世界は難しい規制が多く、最後は役人の腹一つで処分が決まりますからね。すべてが裁量のこの国で、収益活動と見なされれば何らかの障害が発生する可能性があるからです。しかし、今のスタイルは僕が予てから主張している趣旨から、外れていることも事実ですね。機会を見て、新しいスタイルを模索しようとも考えています。別に儲けが欲しいとかそう言う意味ではないのです。

話はそれましたが、マスコミはもっと勉強し自由で公正な世の中を模索すべきでしょう。新聞で、誰かが公平より公正な世の中を目指すべきだと書いてありましたね。あまりにも弱者救済に傾いた世の中の為に、日本人の資質が低下しているようにも見られるのです。誰かに助けてもらおうとする心が多くの日本人にあるのではないでしょうか?道は自分で切り拓くのですが、他人依存型人間が多く世の中に見られます。正当な評価を求め頑張る人に報いるシステムが必要です。

諸外国の税制がどうなっているか分かりませんが、私は直間比率をもっと変えるべきだと思っています。消費税を15%程度まで持って行き、直接税の所得税などを下げるべきでしょう。使う人が税金を払う。物を買える人は収入のある人です。その収入は所得から得られるのです。ところが脱税したり、賄賂だとか、不公正な制度によって所得がある人に優位な制度になっているのが日本です。官僚が天下りするたびに、退職金を貰い、所得税を軽減してもらっている。おかしな制度ですね。遊行費として会社のお金を私的に使っている。すべての手当てをなくし所得に含めるべきですね。官舎など要りませんよ。転勤により住まいが変わり自前のお金を使うのが嫌なら、会社をやめれば良いのです。その分、会社は諸手当を廃止し個人の年収を上げれば良い。そうして所得税を公正に払うべきですよ。

社会の基本的な流れは、官から民へ、生産者から消費者へ、公平から公正へ、その流れを促進させ、豊かな日本を創りあげるべきでしょう。GDPが何年も低迷している矛盾を問題視すべきです。効率的なお金(予算)を使うべきです。弾力的な予算見直しをすべきですね。既存の組織は疲弊していますからね。全部の法律などを時限に変え、数年で検証すべきなのです。

さて、話は変わりますが、松下興産の減損処理には、正直、驚きました。あの松下が未だに減損処理を実施している…私が再生銘柄を支持している裏付けでもあります。おそらく、三菱商事でも物産でも、その面では双日に負けているのでしょう。何とか景気浮上ムードを創りあげ、日本の再生を成し遂げ、一年でも早く、成長軌道に乗せねばなりません。昨年のUFJ政策により、景気は中弛み現象になりましたからね。しかしロボット化のトヨタや本日の日刊工業新聞で報道されている京セラの大型投資記事を見ている限り、再生軌道は確りと根付いているようです。

年末から始まった連騰相場、年初から、TUNAMI相場で休んでいる本流の銀行は良い感じですね。短期調整で再び主役の座を、何時、奪回するかに掛かっているのでしょう。昨年末から始まった流れは不変ですね。

さて年初より、メールにて多くの新年挨拶を頂き、誠にありがとうございます。返信はしておりませんが全て読んでおります。今年は飛躍へのステップの年でしょう。一日も早く「無知の恐怖」を克服できるようになりたいものですね。株価などあまりたいした事ではないのです。相場の流れは既に確定しているのですから…株式投資は本人の「欲と心のバランス」問題なのでしょう。

残念ながら、凡人のかたる君には「人間の幸せ」って、何か?見えていません。最近、考えているテーマの一つなのですが…兎も角、明日から、かたる君の新春相場が始まります。果たして今年はどんな展開になるのか?…当たらない新春予想などしても意味がありませんからやめておきます。相場の原点の流れは一緒なのです。金融が強くなり資金が動き始めると、新しい動きが加速されます。既に新しい流れは始まっており、この動きが加速される時期が刻一刻と迫っているのです。