今日の市況(2006年)(2006年12月29日)
かたる:アメリカは高値圏で推移している様子。本日は大納会。昔からこの日は、相場の世界でもあり、ゲキタク売買が特定銘柄でされ、威厳のある日だった。大発会とともに兜町を彩る歴史ある日だったけれど…。最近は年中行事も忘れられ気味で、日本のよき伝統が失われている。やはり核家族化の進行でおじいちゃんやおばあちゃんと暮らさなくなった影響かな?
一年の締めくくる今日は、新日鉄―5401の独演会という印象で、トヨタ―7203など国際優良株が花を添えていた。日立―6501などもM&Aの期待から高く推移していたね。考えてみると、三角合併が、来年実施される予定で、その下準備という考え方が成り立つかもしれない。僕は新日鉄の持ち合い姿勢に反対で、相場の流れを見失った一年だったかな?
好業績でM&Aがらみの株式は、来年も人気が続くのだろう。問題は日立のようなケースをどう考えるか? 日立は経営能力が不足している会社で、折角の経営資源が生かされてないから、M&Aにより経営者を変える必要があると常々考えていたから…。今日はあまり時間がないので考えている時間がないから、明日、考えてみたいと思います。今年は何処にも行く予定がないので、IRNETのコラムのほうでも休まずに書こうかと思っていますが…どうかな?
上の図のように日経平均225のチャートとJQ指数を比べてみると、明らかに二極化の時代を象徴している印象。やはりライブドアの影響が、色濃く反映している印象を感じる次第だね。確かに新興株は業績動向から見ても割高だったけれど、既に夏以降は銘柄によって売られすぎだったはずなのに…人間心理はなかなか回復しない。この動きは来春も取り合えず、しばらく続くのだろう。例年2月上旬が相場の転機でその辺りがポイントのように思えるが…明日の夜は、そのあたりを考えて株式教室で一年の振り返ろうと思う。
今日の市況は本日で2006年を終えます。どうも一年ご愛読ありがとうございました。残念ながら、未来かたるは、春の段階で方向性を大きく失ってしまい、皆さんのご期待に応えられないで、ごめんなさいね。でも僕の考える路線は、今でも正しいと思っています。基本路線を守りながら、来年はもっと目先の相場の流れを読みたいと思っています。それでは良いお年を…
投稿者 kataru : 2006年12月29日 12:42