今日の市況（2006年）(2006年09月13日)

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かたる：ＮＹ市場は原油安を好感し、商品売りの株式買いの様相を示している。昨日の指数はＣＲＢの最近の動きだけれど、原油も金もトレンドは残っているが、きわどい位置にある。一方、日経新聞の報道にあるように、離れ小島がチャートに現れ、日経平均株価は下落の形と述べられていたが、暗示しているようにＮＹ市場が反発した割りに、折角の上げを帳消しにしている。

時代や：本当だね。年初からなかなか上がらない相場で、まともな株以外、一貫して弱い展開が続いているからね。しかし、今日は人気の新日鉄―５４０１も沈み、意欲消沈だね。

かたる：既に相場の金融相場は過去の話で、中間反落から業績相場だからね。銀行をはじめ鉄鋼などの市況ものは難しい場面だよ。基本的に新興株に傾斜していた個人投資家はやられっぱなしだから…

トロ：６月と７月の２番底をいれ、一旦、上昇に転じた相場だけれど、１０月、１１月を迎え、もう一度、下を見るんじゃないの？　１１月は国債の販売もあり株式には目が向かないよ。ヘッジファンドの決算もあるし…なんと言っても、アメリカ景気は減速に向かっているよ。

かたる：あまり大げさに、アメリカの減速を捉えないほうが良いよ。日本と違いちゃんとした成長路線に乗っている国だから…そんなことより、これだけ好条件が整っているのに、ソフトバンク―９９８４の株式が上値を取れないことが、市場にエネルギーのなさを証明しているよね。こんな市場環境では買いで儲けれと言う方が難しい話だね。

時代や：今頃、言うなよ。散々、株は上がる株は上がると…お題目を唱えておいて…

かたる：今日は久しぶりにお客様のほうから、何件か電話をいただいたね。やはり、なかなか薦めた株が上がらずにもたついているし、持っている株も下がってきたので、追証の心配もあるようだね。まだ、追証には間があるけれど…もう一度、新興株は底を確かめに行くのだろうね。多くの銘柄の一番底は７月だからね。

時代や：一体、いつが底なんだよ。７月の下げが底値だったのじゃないの？

かたる：僕はそう思うよ。チャート上は何度も下値を叩きに行くが、叩けないときが買い場になるよ。ソフトバンクも基本的に１８９４円を割らなければ、上昇波動銘柄ということになるからね。市場参加者が、もう叩けないと思う水準から反発するはずだね。

神主さん：しかし、かたるはソフトバンクが上がらないと相場は強くならないというが…他の株じゃ無理なのかな？

かたる：可能性のあるのはハイテク株だよ。来年の１月にはビスタの発売だし…携帯電話の在庫も一掃されているという話を聞いたね。村田製作―６９８１の工場増設など…ハイテクは好材料がそろっている。

しかし個人投資家の持っている株式が安定しないと駄目だね。多くの新興株式は既に安過ぎる位置にあると思うよ。チャート波動を見れば分かるよ。２００３年の秋の価格だよ。だから少し売られ過ぎだと思うね。僕はそう思うけれど、いくら株が安い時に言っても無駄だからね。上がってみないと、みんなには分からないからね。いずれ分かるときがくるよ。

時代や：その前に追証で、お金がなくなっちゃうよ。本当にいつもそうだけれど、かたる銘柄は早すぎるし…当たっているのか、外れているのか…さっぱり、分からないね。でも最近はぜんぜんだね。今年は年初、多少よかったが、あとはひどい状態だもの。

かたる：儲けるという字は、信じる者と書くんだね。まぁ、相場の世界で信じられるのは自分だけだけれど…

神主さん：毎度の事だが…証券マンのいい時は短いね。３６５日のうちいい時期は１ヶ月ぐらいじゃないの？　後の時間は苦難の連続だ。

かたる：まぁ、そう嘆く事もないよ。相場は安いけれど、いつの時代もそうだが、思ったほど良くもならないし、悪くもならない。相場は大らかで、とっても大きなものだからね。心配する事はないよ。さぁ、がんばるぞ！

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投稿者 kataru : 2006年09月13日 18:28