未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2006年)(2006年08月10日)

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かたる:NY市場ではFRB声明をめぐり様々な解釈があるらしい。一般的に日経などを読むと利上げは休止で、年内もう一度ぐらい引き上げられるというが…。原油価格の影響もあるだろうが…既に住宅産業はかなり下を向いているからね。なんでも、持ち家を売り賃貸住宅へ住み替える動きがあるとか…流石、アメリカ人。日本人にはこの感覚は絶対にないのだろう。なるほど、下げそうになれば、売ればいいのだ。そう思うと、多少、無理しても家を買うのも方法かな? しかし日銀のこれまでの政策を見ると、彼らに経済運営を任せておいて大丈夫なのかな? との疑問も湧いてくるね。

時代や:また、政策批判か?

かたる:いや、量的緩和解除も賛成だよ。しかし減らす速度が急過ぎたね。あのおかげで新興株の値下がりが加速された。急激に資金を引き上げすぎだよ。まぁ、利上げをやりたい気持ちも分かるが、多くの日銀政策委員が都心に住んでいるために、地方経済の実態をどれほど理解しているのか? 疑問が湧くね。各委員は一度、地方の経済界の人たちと懇談の場を持つべきだろう。確かに景気回復の期間は長いよ。しかし、いざなぎ景気は123%もGDPが伸びたが…今回の構造改革景気は、まだ僅かに5%だよ。ほぼ同じ期間で…雲泥の差だね。マスコミが変な報道の仕方をするから世間に真実が伝わらない。

神主さん:なるほど、そいつは僕も知らなかったね。

トロ:おいおい、新日鉄―5401の話はどうなったの? お前の馬鹿話を聞いてやるよ。

かたる:お前はどう思っているの?

トロ:何故、新日鉄を例に取ると、全体の株を高く買えるの? 新日鉄だって今期は減益予想だよ。鋼材市況も足元は多少改善したが、あまり良くないよ。中国も減速しそうだし…先行きの業績は明るくないね。

かたる:流石、頭のいい優等生の答弁だね。じゃ何故、最近株価は上がってきたの? 見てごらんよ。まもなく新高値だよ。

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トロ:総体的にPERが割安だった事と自社株買いの影響じゃないの? それともミタルが買っている? まさか…ね。

かたる:僕はこう考えるの。やはり自社株買いの影響だろうと思うよ。発表は7月4日だが…その前から株価は上がっているが、日経平均の落ち込みの反動だからね。仮にこのまま新高値を取れるとすれば、やはり1000億円の自社株買いは大きい支援だろうね。ここがキーワード。新日鉄の一株利益は前期51円もある。にも拘らず株価は高値479円でPER10倍にもならなかった。過去の過剰流動性相場のバブルの頃の一株利益は14円で、最終利益は970億円しかなかったけれど、株価はなんと1989年に984円を付けている。

今回は3439億円の利益で一株利益が51円、株価は479円。まぁ、1989年当時と経済環境も違うが…仮に新日鉄が昔の考え方で、安定配当の1割、所謂、一株辺りの配当を5円にしていたら、配当性向は10%に満たない。しかし今回はなんと9円の配当をして、尚且つ、1000億円の自社株買いをするという。なんと一株あたり23.85円にもなる。配当性向は46%だよ。今回限りの処置なのか分からないが、これからも継続的に自社株買いを実施するなら、PERの評価を変えなくてはならない。なにしろ、3割を超える配当性向の会社だからね。

僕は数学が苦手なので分からないが、誰か計算をしてみればいい。株主還元の姿勢が厚い会社のPERは高く買っていいはずだ。何故なら、投資採算が合うから…収益還元法で計算すればPERの評価は10倍から13倍程度に跳ね上がっても不思議ではない。分かるかな?ここで云いたいことが…僕が三菱商事―8058を批判するのは、あれだけ儲けを出しながら、配当性向が15%だという。株主を馬鹿にしている会社だ。上場企業のトップ企業は、少なくとも30%が最低限の目安だろう。

トヨタ―7203も、松下―6752も、新日鉄も利益を市場に還元している。全ての企業が30%の株主還元を目指せば、日本株の株価は2万円を超えるだろう。来年から外資によるM&Aの制度が変わり、続々とM&Aが盛んになるだろう。そうなると、株式は通貨と同じ扱いになるから、時価総額主義が華を開く。ライブドア堀江氏の構想は正しい。グローバル化時代を迎え、合併、統合は経営スピードを上げる道具になる。何も時価総額主義を掲げる会社はライブドアだけじゃないね。そう、本家のソフトバンク―9984が株主を大切にし、時価総額主義経営を実施している。

M&A⇒時価総額経営⇒株高が必要になり自社株買いが盛んになる。⇒PERは高い評価になり⇒株高になる。株価を高くするスパイラル現象が生まれる。日本企業は外国企業を買収し世界のシェアを高める。

トロ:つまり、自社株買いをするような会社が増えれば、日経平均株価は上がると言いたいんだね。

かたる:うん。王子・北越問題やフタタのTOBなど実際に経済は動き始めているよ。非効率な馬鹿経営者は排除されるよ。代わりにスピード感溢れる時代がやってくるんだね。

神主さん:つまりPERの再評価が起こると思っているんだね。

かたる:うん、北越へのTOBは、企業経営者にいい刺激になっているよ。日本製紙―3893や三菱―3864を巻き込んで業界の再編に発展すれば、日本企業は強くなるよ。チマチマと日本市場のシェアを争っている場合じゃないよ。イギリスのティッシュの価格はえらく高いんだよね。早くに日本国内の地盤を固め、日本企業は世界を相手に戦うべきだね。

時代や:TOBの動きが時価総額を引き上げる。TOBの対抗手段として自社株買いは盛んになり、PERの相対性を高めるから日本株が上がるということなの?

かたる:ハイ、よく出来ました。三菱商事は、故に、配当性向を30%まで高めるべきだね。自分が実施すれば他社が追随し、商社株全体の価値をあげる。そうなれば双日―2768も上がるよ。同じことが海運業界にも言えるよ。何故、低PERのままなの? 経営は真剣勝負だよ。さて個別株は25日移動平均線を越え始め反騰相場に入り始めたね。

トロ:本当に戻るかね? 単にちょっとしたリバウンドだけなんじゃないの?

かたる:そう思うならカラ売りをすれば良い。ソフトバンクを売ってみろよ。僕はナンバー・ポータビリティー制度の開始1ヶ月前に、何らかの拡販企画をソフトバンクは打ち出すだろう。その時まで基本的に強気を堅持だよ。さぁ、買った、買った。久しぶりに買いで儲かる相場だよ。下方乖離率の大きな銘柄を買い進めば良いよ。明日も頑張るぞ!

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投稿者 kataru : 2006年08月10日 18:10