今日の市況(2006年)(2006年08月01日)
かたる:NY市場はFOMC絡みのニュースで、一進一退を繰り返している感じだが…モルガン・スタンレーでは株式の投資推奨比率を65%から70%に引き上げ、債券を30%から25%に減らしている。市場ではサンフランシスコ連銀のイエレン総裁が利上げの警戒感を示し、セントルイスのプール総裁は、週末発表の雇用統計の数字次第と「5分5分」発言。
しかし28日発表のGDP統計の分析を読むと、ソフトウェア投資額が前年度比1.0%減と2003年の1-3月期以来のマイナス成長だという。このような傾向をみると、明らかに利上げを中止し中立姿勢に戻すのだろう。僕の読みは、この動きを見て日経平均株価が一段高し、一目均衡表の雲を抜け一段高パターンに移行すると思うね。

トロ:そりゃ、自分勝手に株の予測をするのは勝手だが、現実にそうなるとは限らないよ。現実に、今年の春以降は、外れっぱなしだからね。僕はアメリカ景気がこれから減速し、日本に影響が出ると思うね。企業業績の見通し難だから、日本株が上がる道理がないよ。足元の景気がよくても、株価には織り込み済みだよ。逆に景気不安が表面化するから、一段安が考えられるよ。
かたる:そうかな? 日本企業は嘗ての売上主義と言うか…村論理を守る経営から、効率化経営に転換したよね。今日の日刊工業新聞の「小泉内閣 光と影」の特集には、2003年4月の日本商工会議所が「大型の景気対策」アピールをしたが、小泉首相は自説を曲げずに財界を突っぱねたのを受けて、財界首脳は「あの時は、もう政府をあてにしてはならないと覚悟を決めた」と述べているように、経営者は甘えの構造を、自ら断ち切ったんだね。
故に、みずほ―8411は、自ら1兆円増資を敢行し、松下―6751はグループ企業を飲み込んだのだね。それ以来、企業は過剰に借金を返済し、自己投資を後回しにした。その過剰生産設備のツケが、新規の設備投資を遅らせ、今、空前の設備投資ブームを迎えさせた。しかも企業は豊富なキャッシュを、自社株買いや配当に回し始めたんだね。
このような構造意識改革が、わが国の企業の効率化を助けている。松下は売上より利益を重視し始め、売上営業利益高目標を作り効率化に向かっている。かたる銘柄だったツガミ―6101は、規模が小さいながら、一貫して自社株買いを継続してきた。故に、昨年の上げは業績の伸びもあるが、株主還元姿勢も株高に貢献している。
神主さん:そりゃマインドの変化が出てきたのは分かるよ。それで、トロの景気悪化懸念は消せるの?
かたる:難しい局面だよ。三菱商事―8058など空前の好業績ブームに沸く会社は、利益の株主還元を増やすべきだね。三菱と言う会社は…官僚的と言うか仲間意識が強いというか…。他社に投資する前に、自社株買いをすべきだね。双日―2768もMSCBを出してまで、いすゞ―7202の優先株(だったか…)を、買う必要があるのかね? 僕は株主だけれど…サラリーマン社長とオーナー社長の違いをみる思いだね。
実はダイエー―8263も上場企業なのに、産業再生機構と丸紅―8002やAP社との密約があったと報道されていた。ひどい話だ。1年前倒しの株式譲渡計画は水面下で進み、ヘッジファンドが儲けた仕掛けか…。それに、まんまと騙された僕は、双日ともに不信感を市場に抱いてしまった。まぁ、追証に陥った僕が限られた報道を読めなかった責任だが…。トホホ。。。この程度の仕掛けを読めないとは…まだまだ僕は未熟者だね。
時代や:今更、反省をされても追証で失ったお金は戻らないし…最近はボヤキが多いね。
かたる:でも大丈夫だよ。昨日は、ある株がストップ高し、今日もある株はいい動きをしている。何か躍動感を感じる銘柄が増えてきたね。そう言えば、今日は若い新米ディーラーと一緒に飯を食った。彼の選ぶ銘柄選択を聞いていると…ディーラーらしく、要するに、本日の一番人気を常に日ばかりする事らしい。しかし彼が偉いのは、この乱高下かで、上げで儲け、下げ相場でも儲けているということだね。そのノウハウを色々聞いてきたよ。
時代や:どんなことなの?
かたる:内緒。僕は見返りに、僕の中期的な相場観を披露してきた。
トロ:そりゃ、疲労しちゃうよ。ハズレ屋だから…可哀相に…また被害者を作っているよ。
かたる:ふん。そう思いたければ、思えばいい。情報は自分で判断するものだからね。さて今日はここまでだね。僕はガンガンの強気に変化しつつあるが…お客様は恐くて、恐くて…、北極圏らしい。
トロ:そりゃ、あの銘柄だったら、凍えるどころか…カチンカチンだよ。
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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2006年08月01日 19:57

