未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2006年)(2006年06月16日)

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かたる:15日に日銀の福井総裁は、記者会見で量的緩和解除後の削減プロセスは、ほぼ終息したと発言したという。今日の株高は、バーナンキ発言によるNY市場の上げもあるだろうが、この発言で正常化へのプロセスを踏んだ影響かな? 次の焦点のゼロ金利解除の動きに焦点が移るし、アメリカでは既に6月の0.25%は織り込んでおり、8月に注目が集まっているが…バーナンキ発言にあるように、資源価格次第では、中立姿勢を示すかもしれない。

一方、中国の固定資産投資割合が、前年度比30.3%増と大幅に増えており、過熱投資の実態が浮き彫りになっている。この動きには注意が必要だが…日本の景気は確かな足取りを辿り、株式への警戒感が薄れる展開が、今後、予想されるね。既に3日間の上げにより、個人投資家の追証への脅えも消え始め、投資マインドが改善し始めている様子。火曜日の大幅安の最中に買えと薦めたお客さんは、渋りながら買っていたくせに今日は「もっと上がるんじゃないの?」と売りを渋る現象も見られるね。

時代や:もう売り始めるの?

かたる:僕は商売なので、相場観を余り入れずに儲かれば売るよ。個別銘柄で1割以上は利幅が抜け始めているからね。

トロ:ハハハ…何千万もやられ、たった数十万円の儲けか…笑えるね。

かたる:そう思うのは、お前が市場を知らない為だね。お客様を、早く今の市場環境にならせる必要があるよ。これまで数百万とか数千万とか何億とか儲けても…関係ない。与えられた条件下で儲ける努力をしないとね。分かるかな? あまりに大きな損失を、一度には絶対取り戻せない。損失を抱えている玉を、現状の環境下で整理をしなくてはならないからね。

調整が大きくなればなるほど、ポジション調整には時間を要するよ。今回の下げは一方的な下げで調整が不十分の可能性がある。逆にやられの値幅が大きかったので、目先筋が綺麗に整理され、短期に力強い相場に戻る可能性も、少ないが、ないとは言えないね。どちらの条件下でもお客様の利益になるように、相場感覚をお客様に植え付けないといけないね。

時代や:どうも分からないな? お前の言っていることが…

かたる:お客様は勝手な動物だよ。株が上がればもっと上がると思うし、下がれば更に下がると思う。人間だから、みんな同じような感情を抱くわけだが、現状を認識させることが非常に重要なんだね。今年の儲けは既に吹っ飛び、中には昨年の儲け分も吐き出したお客様が居るが、どのように、頭を切り替えるかが重要な課題になるよ。プロを自認する証券マンも、結局は人間だから、株が上がると思えば買うし…。しかし株式相場で儲ける為には、常に少数派の論理を持たないと…

僕はプロの証券マンだからお客様の損失が大きければ、給料が減るんだね。如何にしてお客様の心証を傷つけないで利益を守るかが仕事だからね。先週、今週はお客様の「売れ」という指示を受けながら、売る株数を減らし受けた。本当は、やはり買いだったんだね。まぁ、結局、そこまでお客様の心理を追い込み、投資をさせた僕の力量不足なんだが…。僕ら証券マンは自分の判断で売り買いを出来るわけじゃないから…、まぁ、難しいものがあるよ。

神主さん:日銀の量的緩和解除の混乱は、これで終ったわけかな?

かたる:そう思うね。不思議な事に最初に騰落レシオが70を割った5月16日前後に、ドル円レートは、最も円高になっている。そこで実質的な峠は越えたわけだが、それが切っ掛けになり、ポジションの解消売りが加速したのだろう。単に需給環境を崩す要因だけなのか? それとも、もっと大きな流れになるのか?

トロ:他にもたくさん懸念材料はあるよ。アメリカの双子の赤字、特に貿易赤字は絶望的だね。

かたる:お前は勉強不足かもしれないね。昨日の金融新聞のマーケットアイをよく読むべきだね。非常に重要な事だよ。既に国の経済を論じるのは古いかもしれないよ。取引所が一緒になり、グローバル経済が発達し、情報は瞬時に世界を駆け巡る時代だからね。お金も一緒だね。ドルも円もユーロも分ける必要があるのかどうか…

政策当局の人たちも古い統計値を用いて、政策運営をして実態を把握しているのかね? 共産党は時代遅れの考え方だよね。金持ちや大企業から税金を取れなんて…。企業も個人もみんな海外へ逃げるようになるね。村上じゃないが、シンガポールに逃げる奴は、大勢、出てくるだろう。そうなると日本には働かない「ぐーたら」の三流人だけが住人になるかもしれないよ。

情報化が進み、僕も既に日本で仕事をしなくても、別に良いからね。投資ファンドをシンガポールで興し、世界相手に運用をすれば、いい時代になっているよ。政策当局は考え方は古いね。キーエンス―6861型の経営が、日本企業にこれから求められるのかもしれないね。

時代や:そのキーエンス型と言うのは、なんなの?

かたる:ファブレス企業と言うのかな? 生産設備を持たない開発型の会社だね。つまり利益だけを搾取する会社だよ。キーエンスは売上高営業利益率が、なんと51.4%だよ。すごいね。設備投資など中国にさせれば良い。固定資産投資をさせ、生産設備を持たせ、一所懸命に汗を流させれば良いのさ。しかし重要な知的生産部分は日本に置くんだね。その為の特許は、ますます重要になるよ。だから、これからは公認会計士や弁護士を目指すより、弁理士などを勉強したほうが、お金になるかもしれないね。

神主さん:昨日の金融新聞を読んでないのだけれど…

かたる:USトラストのロバート・マギー氏が書いているコラムだね。従来の統計では好ましくない現象とされる貯蓄率の低下や貿易赤字を抱えながら、アメリカ経済が好調なのは、共産主義の消滅により市場経済は拡大したこと、情報技術の発達で、先進国において脱工業化現象が生まれたことが影響しているという。このために知的基盤の蓄積なしで、経済転換が急速に進んだという。(中国など)

シャドーエコノミー(無形資産の役割増大)が利益を生み出した。米国では研究開発費が全世界の40%を占めるという。更に、彼はプラットフォームと言う言葉を使っているが、ファブレスのことだね。その理論解説に、ユーロディズニーランドの例を挙げていたよ。確かに…ブランドは、すごい利益を生むようになってきたね。

神主さん:かたるの説明は分かり辛いが、なんとなく知的財産の価値が高くなっているのが分かるね。つまり、そう言うことだよね。

かたる:まぁ、そうだね。日本人は情報を「タダ」だと思っているが…この情報ほど無限の利益はないよ。非常に価値が高いものなんだ。一つの現象をいろんな人が見ても感じ方は、人それぞれに違う。しかしその与えられた現象が未来の変化につながり、その変化が持つ予兆を解説することは、非常に重要な意味がある。わかるかな?

今回の株安の原因は様々なものがあるだろうが、僕は日銀の量的緩和解除が、大きな役割を演じたと結論付けた。果たして…この説が正しいなら、時間が傷を癒す事になるね。つまり再び株は上がり始めるわけだね。しかし日経新聞には、未だに、この資金供給削除が世界株安の犯人だとは言ってない。馬鹿記者なのか、何らかの意図があるのか?

そういえば、朝日新聞の子会社か孫会社か知らないが、「朝日パル」が不当表示で「かに」を売っていたという。何故、再販価格制度に守られている新聞社が、食品販売など部外事業をやる必要があるのかね? 日経新聞もしかり、鶴田天皇の反省は、何処に消えたのだろう? 独禁法をもつ公正取引委員会の竹島さんは、良くやっているが、もっと頑張れば良いね。

日本を見ると情けない。官製談合など権力を背景に、自分達の利権ばかり争っている。既に90年代の経済低迷で、決着は付いているはずなのに…。仲間同士で足を引っ張り合って、どうするのかな? 東大法学部のエリート地検さん、もっと勉強してよ。日本には既に時間がないよ。昔の役人は大らかだったね。それに引き替え今の役人の小粒さは…悲しい現象だよ。

さて、発売された会社四季報のCD―ROM版をかたるは愛用しています。皆さんもこれぐらいの投資をしないと、株はなかなか理解できないよ。 此方から…

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投稿者 kataru : 2006年06月16日 17:55