未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2006年)(2006年06月14日)

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かたる:NY市場ではPPIが0.3%の上昇と市場予測を上回る。一段の利上げは景気失速に繋がるとの読みが一般的だね。日銀の当座預金残高の縮小で、外銀の資金調達が難しくなっており、キャリートレードの縮小へ向かっている様子。ジョージ・ソロスは、この点を指摘して世界の資源価格は落ち着くと言っている。この影響か? 金価格は44ドル安の566ドルへ、原油価格は1.8ドル安の68.56ドルとなっているね。

神主さん:やはり大きいんだね。日銀の流動性の削減が…

かたる:残念だね。早急な処置のようだね。FRBは時間をかけながら0.25%ずつ利上げをしてきたが、日本も市場の理解を得るために、毎月2兆円程度の縮小に留め、時間をかけるべきだったんだね。別に日銀の解除に反対ではないが、時間をかけないと、巨額のホジションは変えられない。時間を急げば市場のボラティラティーは上がるのは、やむ得ない事実だからね。

今から考えれば、オイルマネーで潤った中東株が急落した予兆を、素直に評価すべきだったのだろう。流動性が支えた株高が市場のリスクを軽減していたが、流動性が失われ始めたので市場のリスク許容度が低くなるのは当然だから…浅はかだったね。

トロ:最近は殊勝に自己反省をしているね。株なんて駄目だろうね。多くの投資家がやられ、しばらくは反発も自立反発程度だろう。ドンドン上がる相場をイメージしているとやられるよ。

かたる:そうかなぁ~。絶好の買い場だと思うよ。どっちにしても自立反発はあるし、一度は上がるよ。本格的な上げに繋がらず、また下げたとしても、その前に一度は上がるだろうし…この安値が今年の安値に違いないよ。

神主さん:しかし秋の総裁選挙を控え、また、株が下がるんじゃないの?

かたる:うん、でも今回の安値を秋には下回らないと思うよ。株の場合、オプションみたいなもので時間的な猶予が価格に組み込まれているからね。秋の不安が増幅して今回の株安に繋がっているんだね。今の市場のコンセンサスは27日28日のFOMCだけれど、既に0.25%は完全に織り込み、場合によると0.5%もある程度考えているのだろう。仮に0.5%の拡大になって株が下がっても、一時的な現象で直ぐに上げ相場になるだろう。

トロ:どうかな? 冒頭にジョージ・ソロスの見解を掲げたが、彼の見方は神様ではないよ。仮に資源価格が上げたら、本当のオーバーキルになり、アメリカ経済は最悪のスタグフレーションが考えられるよ。

かたる:そう考える奴が増えたから、昨日の優良株の大幅安に繋がった。故にアメリカの景気失速まで先読みしたわけだから…やはり、やり過ぎだよ。

時代や:しかし、株の反発が乏しいね。

かたる:お前はそれでもプロか…、ここで大幅反発を期待するほうがおかしいよ。それくらいに大幅にやられているからね。慎重になっている、これまで、あまり株式投資に熱心でない投資家がようやく少し買ってみようかと、恐る恐るやっている段階だよ。おそらく、今回は下値保ち合いを経てから上がりだすのだろう。その時期はやはりFOMC後だろうね。

しかしマザーズ市場を見てよ。昨日、チャートを掲げたように、今日はストップ高の銘柄が続出しているね。この動きは広がり市場に安心感を醸し出すよ。僕のお客さんにも、売れ、売れとしつこく言われたもの。しかし僕は買いだと思っているよ。

時代や:そういえば、今日も現物の買いだったね。

かたる:信用余力はほとんどのお客様がないからね。追証で入れた現金を使って本当は買いに出たいが、お客様の資産余力がネックになっているね。仕方なく期日が近づいたものを現引きした。しかし本当は現引きではなく買いなのだろうね。誰も買えないから…

トロ:そうやって、買い続けてやられているわけで…何処が底か分かりはしないよ。

かたる:そうだね。しかし僕は6月2日が実質的な安値だったと思うよ。多くの銘柄の年初来安値は6月2日の安値なんだろうね。一年を通じて一番安値をつけた可能性が高いわけだから、やはり買うべきなのだろうが…僕の腹は決まっているが、お客さんがどう判断するかどうか…

基本的に5月16日が下落の最初の起点だから…、すでに1ヶ月も経過するからね。どっちにしても、一度は反発するね。その中身が自立反発か、本格反騰か、現時点では分からないけれど…

時代や:僕なんかお客さんに毎日「今日が底です」って言っていたら、「狼少年君」と、電話に出ると言われるよ。

かたる:お客様も苦しいジョークだね。指数で20%の下落だから、個別で3割、4割のヤラレは当たり前だからね。きつかったね。今回の下げは…トホホ

トロ:過去形にして良いのかな? まだ下げる可能性があるよ。NY市況も不安定だし…

かたる:今回の株安の原因は、明らかに日本株だよ。世界同時株安なんて日経新聞は言っているが、日本が主導していたんだね。その主な原因は当座預金残高の削減だよ。この影響は大きかったね。利上げ以上に慎重にすべきだったんだね。20兆も30兆も資金を引き上げれば、こうなるのが常識だもの。

神主さん:それほど理解しているなら、何故、株安を考えなかったの?

かたる:僕はゼロ金利が維持されるから実体経済に影響はないと思っていた。しかし実際は、その当座預金を利用してヘッジファンドのキャリートレードを通じて、投資していたお金が世界中を回っていたんだね。このコアマネーが引き上げられたので、世界の市場の調整が始まったんだね。うまく出来ているよ。やはり流動性は必要なことなんだね。

景気が良くなる為には過剰の流動性の供与が必要だよ。日本人はゼロ金利でもお金を借りないもの。外人投資家が余ったお金を日本に振り向け、リートなどを通じて資金が循環し始めた。原宿の表参道の地価がいち早く上昇し、銀座に波及している。この積み重ねが景気を押し上げているが、その角度は非常に緩やかなんだね。ファンドの組成などに関わった日本人はいい思いをしたが…一般の日本人は今年の賃上げで、ようやく少し前向きになった程度だよ。それを「格差の拡大」などと…マスコミを煽る勢力が存在する。悲しい事だよ。

つまりゼロ金利と景気回復は始まったばかりの印象度なので、株は下がらずに横這いを予想し個別材料物色の相場展開と考えたのが間違いだった。しかし今回の株安は良かったかもしれないね。上がる株だけを追いかける馬鹿投資家が貴重な経験を学んだ。やはり株は業績の裏付けが必要だと言うことを…ね。

神主さん:わしに言わせると一所懸命に言い訳をしているだけに聞こえるよ。そんなに難しく考える必要はない。株に限界があり、駄目だから下がっただけの話だよ。

時代や:本当にこれで、下げは完了したのかな?

かたる:僕は何度も言うが、2日が下げのピークだったと思うよ。後は余震程度のもんだね。次第に揺れは収まり、株式の反転が近いよ。場合によればFOMC前に上げだすかもしれないね。だから強気で対処だよ。追証など考えずにガンガン勝負!

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投稿者 kataru : 2006年06月14日 17:28