今日の市況(2006年)(2006年05月22日)
かたる:NY市場はしばらく金利の行方に関心が集まっているのだろう。しかしバーナンキ議長の評判は芳しくなく、やはり市場主義の国、アメリカらしい。株を下げれば非難を受けるからね。日本は朝高のあとに、仕掛け的な先物の売りにより大幅安になった。しかし仕掛けるタイミングもあまりよくないように感じるね。きっと、この仕掛けは空振りに、終るんじゃないかな?
時代や:どういう事なの?
かたる:みんなも勉強しているかな? テクニカルに酒田五法と言う罫線分析がある。その本によると、このような形(抱き線)は、「最後の抱きは心中もの」と言われ、一見強そうに見えるが、実は弱い足なんだね。右側は日経平均株価のチャート。強ければ寄り付きに押されないね。既に、この水準の売り物は少ないのだろう。(実際は翌日の動きを見て決める。)
市場を強いと思う理由のもう一つは、JFE―5411の株価だね。ミタルスチールがアルセロールに対する買収額を3割以上引き上げた影響もあるが、基本的にPER10倍程度の会社は安いということなのだろう。日本の鉄鋼大手は多く、買収されればいいのだと思うが…それは、兎も角、このような市況下での新高値だからね。
神主さん:つまり90年代は先物の仕掛けから、株価が大幅に下がったけれど、今回は大丈夫だということかな?
かたる:うん、僕はそう思うね。今回は業績的な背景があるよ。安くなれば世界中からお金が入る水準だね。しかし1989年のバブル時代は、どう考えても採算に合わない株価だよ。PER100倍なんて会社がゴロゴロしていたもの。しかし今回は鉄鋼株も、海運株も、商社株も大きく上がったけれど、基本的に好業績でPERが低いもの。故に先物の仕掛けは不発に終ると思うね。
トロ:どうかな? 世界金利が上がる傾向の中で、株だけが上がる道理がないよ。金利が上がれば経済の基本的なコストが上がり、経済活動が沈静化するのが道理だよ。中国の固定資本形成も高く過剰設備状態にあるという説も多いよ。アメリカの消費が沈み、中国が失速する。BRICsにしても、山があれば谷があるのが道理だよ。だから株は危ないよ。
かたる:たしかに、昨年5月から上げ、8月に加速する上げ相場の調整波動だから、ガンガン上値を追うのは難しいだろうが、ドンドン下値を切り下げて、下がる展開にはならないと思うね。まもなく6月だから投資信託の大量設定があるからね。そろそろ今週後半から、自己が玉の手当てを始めなくては…このような時は強気に構え対処することを薦めるよ。
トロ:個人投資家はメロメロで…含み損を抱えているのに…株が上がるのかな?
かたる:まぁ、ヤラレはある程度、覚悟をしないと…しかし今回の下げで個人投資家も値動きだけで動く株の恐さを改めて認識したと思うよ。
トロ:かたる銘柄だって同じようなものじゃないの。一株利益が3円程度の株を、400円も500円も…
かたる:だから、そう思う奴は売れば良いの。今日は460円の指値はパラパラ買えただけ…たった2万株なんだけれど…全部、買えないんだよ。それも先週からの指値なのに…。相変わらず目先筋は多いんだね。見せ掛けの注文がずいぶんあるみたいで、出したり引っ込めたり、亀じゃあるまいし…買うなら買えば良いし、売るなら売れば良いのに…
時代や:そうそう、双日―2768に仕掛けがあったようだね。
かたる:そうなの? 全然、板を見てなかったから、分からなかったけれど…
時代や:50万株程度の売り仕掛けがあったように感じるよ。しかし引けに掛け大量の買い玉が入った所を見ると、カラ売り筋の玉かな?
かたる:よく板状況を気にする投資家がいるけれど、みんな間違っていると思うよ。相場など見てなくていいよ。一週間か2週間に一度ぐらい考えれば、良いだけの話だね。企業業績などそんなに変わらないよ。そうして新聞を読んでいて、大幅な下落とか…客観的な指数(騰落レシオなど)を見て、下げすぎたな?と思えば、買えば良いし、その時にお金に余裕がなければ買わなければいい。
もう直ぐボーナスだけれど、持ち株が大きく下がっていて、業績に不安がなければ買えば良いし、業績動向が不透明なら普通預金にしておけばいい。会社が発表する数字を見て、よくなるようなら買えば良いし、悪くなるようなら売れば良いだけの話しだよ。今日買って、今日中に売ろうとするなんて…そんなのはやめたほうが良いね。
時代や:いいじゃん。日ばかり商いでも…
かたる:否定はしないが、今日の金融新聞にあったようにアルゴリズムなるコンピュータ売買があり、確実に儲かるとすれば、瞬時に乖離などが修正される事になるね。所謂、スピードが利益を決める事になるよ。プロのディーラの間でもキータッチの差が勝敗を決めることがあるという。本当かどうか知らないが…毎日、板を見ているプロが多く存在し、システムが整っているのに、素人がプロを相手にして鞘を抜けるほど、相場の世界は甘くないと思うよ。
だから「1買い2やり」の世界で儲けたとしても、直ぐに失う利益じゃないのかな? 個人投資家の最大の武器は時間だね。1年持っていて駄目なら2年持てば良いし、2年が駄目なら3年持っていれば良い。その過程で業績に自信が生まれれば、買えば良いからね。お金は稼げば無限にあるし、時間も死ぬまで無限にあるよ。のんびりと投資をすれば良いよ。
あくまでも業績を主体に考え、投資した会社が伸びるかどうか? 株式投資はそれを考えるゲームだね。世の中に必要な産業なら、大きく伸びる筈だよね。細かい鞘は他人にくれてやれば良い。僕らはもっと、大きな波動を取りに行くんだね。
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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2006年05月22日 17:48

