今日の市況(2006年)(2006年03月08日)
かたる:アメリカ株も面白くない展開だし、日本株もジリジリとした展開で…呆れるくらい低水準の商いが続いている。日銀の量的緩和政策が解除されようが、されまいが、既に話題にのぼっていると言う事は、株価に織り込まれているわけで、なんでモタモタしているのだろう。既に調整局面が1ヶ月間続き、調整も終盤であるから恐がる必要はないのに…
「阿弥陀堂だより」という南木圭士(なぎ けいし)の作品が映画化されたという。クイックニュースを見ていたら出てきたのだけれど、その内容が面白いね。
幼くして母と死別した主人公は、祖母と2人暮らしており、つらい農作業をしないと暮らしが維持できず、祖母は「理屈っこきの男ほど、始末の悪いものはねぇ」と、黙々と働くことを身上にしていた。東京の父からの誘いで、孫は上京して中学に入学する事に…祖母は嘆く。「おめえはなあ、花見百姓になりそうで、おらあ心配していたが、やっぱり東京なんぞに行きたがるようになっちまっただな」その意味を聞かれて「桜の花ばっかり見てて、田起こしもしねぇような男は、ろくんもんじゃねえっつうことだ」と答えた。
トロ:まるで、かたるのことを言っているような話だね。
かたる:まぁ、証券マンは理屈ばかり言って逃げるからね。もう少しの辛抱です。まもなく上がるでしょう。とか…ここは買い場です。とか…しかし本当のことは、誰にも分からないからね。
時代や:日銀の量的緩和の解除をしたほうが、スッキリして良さそうだね。
かたる:今日も金融新聞だったかな?「キャリー・トレード」の話が載っていたね。日本のゼロ金利を運用しているって…この1月から既に資金が取り辛くなっており、一部のヘッジファンドなどは手終っていたようなので…それが活字になったことで確認され一般化されたから、既に株価には織り込まれているのだろうね。ここが株は難しい。
仮に、解除を選択して株が下げれば、日銀は政策批判を受ける事になり、仮に株価が解除後に上がれば材料出尽くしで、織り込まれた事になる。どっちになるか、やってみなくては分からないが、事前にアナウンスメント効果を充分発揮しておけば、市場は過度に動揺しないよね。この点、前FRB議長のグリーンスパンは、市場と対話をして上手かった。
福井さんの答弁を聞いていると、物価の安定後、直ちに実行したいと言っていたから、おそらく明日解除が決定されるのだろう。株価の調整波動は既に終盤を迎えており、26週線は120円ほど1週間で上がり、長く見積もっても、あと4週間ほど…やはり、「彼岸底」の格言は生きているのかもしれないね。
神主さん: …と言うことは、そろそろ買いに入れば、いい訳だね。しかし物色の銘柄は、どのような傾向のものを選べば良いのかね?
かたる:今日の日経新聞に規模別の騰落率が載っているね。大型株、中型株、小型株と…。このような調整局面では、資産力の乏しい個人が好んで買う小型株がやられる。つまり値下がりが大きいが…大型株は機関投資家が主体のために、投げが出ないから崩れない。逆を言えば、市場マインドが回復すれば、大型株より小型株の方が戻りが良くなるのが道理だね。
昨日も双日―2768、V、Cと言う3銘柄を引き合いに出し解説したけれど、株は上手く出来ているね。それぞれ騰落率が違っている。業績動向に、敏感に株価が反応しているようで面白い。今後4月に向け、配当取りの銘柄から、業績の変化率に目が向かうだろう。株はあくまで、いい会社を買うことじゃないからね。変化率の高い会社の株が、一番上がるわけだから…。いよいよアクティブ投資のチャンスがやってきた。ガンガン強気に攻めるべき場面だね。
トロ:どうだか…。もう一度、ガラ(暴落)が来たら大変だよ。今度の追証はきついよ。
かたる:確かにそうなれば、ある程度の覚悟が必要になるが、しかし日本株は、なにしろ歴史的な構造改革の過渡期にあるからね。時代の流れは誰にも止められない。「貯蓄から投資へ」30代の女性の25%が株式投資をしているとか…この統計は新聞で読んだけれど、すごい数字だね。たしか、既存の数字は10%にも満たない株式投資割合なんだよね。日本の国は女性が仕組みを変える。
お母さんが子供に株の勉強を教える。こういう時代にして欲しいね。一所懸命に働き、夜は少し勉強して賢い生活を送らないと…。100万円のお金を30年間1%で運用する人と…毎年、100万円づつ投資をして、毎年10%の投資収益を上げる人との違いは、実に122倍も差が付くんだね。
30年と言うと30歳の人は60歳に、35歳の人は65歳になる。その時に134万円のお金しかない老人と、1億6449万円お金のある老人の違いは、今、考えながら株式投資をするかどうか?なんだね。
時代や:つまり、今、投資をすれば年率10%以上に回ると言うわけかな?
かたる:うん。そう思うよ。前にも書いたけれど、かたるが、ホームページで追証の話をしたときに、株を買って置けば、かなりの確率で儲かると述べていたよ。銘柄もちゃんと上げているよ。僕は、今、Vを中心に買っている。なにしろ、赤字から黒字に変化する段階。しかも利益の質は、蓄積型なんだね。松下―5752やトヨタ―7203がいくら良い会社でも、一度、製品を売ってしまえば1回しかお金が入らないね。ところがVは継続的にお金が入るシステムだから強い。
トロ:しかし利益水準がね。不安定な株だし。インチキくさい会社なんだもの。
かたる:インチキくさい会社? 株はいつでもリスクはあるよ。どの程度、自分がリスクを取れるか? 良く考えて投資すれば良い。個人差によって、えらい違いだからね。
「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。
株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2006年03月08日 16:55

