今日の市況(2006年)(2006年01月25日)
かたる:アメリカは決算動向に左右される展開が続いているようですね。月末のFOMCと来月の新FRB議長の談話などが次の焦点かな? 日本ではようやくライブドア―4753が寄り付いた。僕はこの問題を考え、数日、眠れぬ日々を過ごしている。
時代や:だって、関係ないじゃん。ライブドアの株など持ってないのだから…倒産しようが、上場廃止になろうが、痛くも痒くもないよ。
かたる:お前は単純で良いよ。僕は公約どおり、株主になったけれど、お客様にはお奨めしていない。むしろ、買いたいと言われても断るだろう。仲間から、週刊朝日に詳しく書いてあるよ。言われたので、買って読んだけれど、偽計の罪も悪質な感じだし、昨日の読売の夕刊によれば、海外の銀行も絡めているという。やはり地検は確証を握っているのだろう。でも何か割り切れなく、会う人に、それぞれ意見を聞いている。
昨日は偶然に、10数年ぶりに再会した知り合いにも意見を聞いた。創業時はいろんな事があるよね。との意見だったがルールはルールとの意見が多かったね。度重なる有価証券報告書の偽造を考えると投資家には非がないのに…。何故か、姉歯問題の証券版と言うイメージだね。建築確認を出したイーホームズが監査法人や東証だけれど、そこに許可を与えているのは官だから…本当に残念な事件だね。
神主さん: ライブドアが寄り付くと、それまで好調だった相場は人気が取られてように、ライブドアに神経がいった感じだね。
かたる:呆れるね。僕ら対面営業ではライブドアの売り買いの勧誘はできない事になっていると思う。なにしろ管理ポストだからね。この後、東証が上場廃止を決めれば、整理ポストに移され、1ヵ月後に上場廃止となるスケジュールだそうだけれど…罪のない投資家が大勢おり、売買機会がなくなるのは忍びないような気がするね。一体、どうなるのか…常識的に考えれば、上場廃止なのだろう。しかし裁量が絡む問題で…あまり関わりたくない問題だね。
時代や:しかし株を買ったんだよな。お前は…
かたる:株屋としてキャリアを身につけるには、実際に株主にならないと、投資家の感情が分からないからね。だから、僕はお客様にお奨めする株の多くの株主になっているよ。儲けも損も共に分かち合うのが信条だからね。しかし週刊朝日を読んだから、株主になるのが馬鹿らしく思えてきたし、複雑な心境だね。僕はかなり堀江派だったけれど…ぐらついているよ。
トロ:あの急成長を見れば、背後に落とし穴があるのは、容易に想像できることだよね。あんな会社など、なくなってもいいよ。
かたる:まぁね。株だから倒産のリスクはあるからね。上場廃止のリスクも、当然あるわけで…。しかし一般株主が可哀相だね。後は世の中を盛り立てる若者が萎縮しなければ良いが…。ルールに縛られると、どうしても行動が制約されるよね。この逆境をバネにして欲しい。
時代や:ところでライブドアの株価は、今後どうなるの?
かたる:東証の決定を待ったほうが良いね。こんな博打株を手掛けることは、やめたほうが良いよ。だから株価の予測など軽々しくできないね。意見はあるが、いっても仕方がないよ。それより、やはりライブドア・ショックは尾を引いているのだろう。出来高が落ち込んで、新しい躍動感がみられないね。
今日の相場は、今までの反省からか? 値上げ見通しが相次いで報道され、配当取りか? 鉄鋼株が賑わっていたね。鉄鋼会社で株主還元に厚い会社は日新製鋼―5407だね。新日鉄―5401は期末一本配当なので、配当の期間投資利回りは高くなるね。反対に住金―5405は中間配当を実施しており、期末だけ考えると新日鉄に歩があるが、やはり株主への姿勢は中間配当を実施しているだけに、住金が上だろうね。
今日の金融新聞には大和証券調べで、日米の株主還元比較が載っていたね。そのグラフが右のものだけれど、やはり日本は社会主義国で株主軽視の動きが見られるね。残念なことだ。だからTOBの対象になるのは仕方ないだろう。先ず、偉そうなことを言う前に、経団連の会長企業や理事企業は率先垂範をすべきだろうね。
トロ:するわけないじゃないか? 自分達の将来の年金が掛かっているんだから、やはり内部保留を厚くするのが常識だろう。
かたる:僕は株式教室でPERの話を書いたけれど、重要な事は「利益の質」と「利益成長」、そして、その利益の「株主還元姿勢」がPERの価値を決めると思うね。内部保留する会社はPERを低くし、株主還元に熱心な会社はPERを高くするのが市場原理だね。
トロ: …と言うことは、鉄鋼株に3社の例を見れば、一番PERが高いのは日新製鋼で、二番目が住金、そうして、期間配当利回りが一番高い新日鉄は、最下位に評価されるんだね。
かたる:うん、それが市場経済だね。自社株買いに熱心な企業は、市場から評価されるべきだね。
時代や:ところで、減額修正、赤字決算のエルピーダー6665は赤字なのに、買われる理由は…?
かたる:株は変化率を買うんだよ。黒字の見通しが立たないなら買われないが、記事に寄れば、10-12月期は営業黒字だと報道されているからね。この会社は詳しく知らないが、買われるのは理解できるね。それに引き換え、造船株は高すぎると思うよ。来期の2007年の3月も赤字予想だよ。いくらなんでも株が買われるのは行きすぎだね。だから株が大きく上がることはないよ。
それに東芝―6502の買収評価は難しいね。のれん代の償却負担が収益を圧迫すると言われているよ。しかし原油価格の高騰からも分かるように、エネルギーの代替需要は高まるだろうから…しかし、今、買うのはどうかな? 他にも多くのニュースを解説したいけれど、スペースがないからね。今日は株主還元の厚い会社は、高い評価を与えても良いということを学んでね。
時代や:終わる前に、ちょっと止まって! 月曜日に書いた、双日―2768の普通社債の みずほ証券を幹事にした理由は?
かたる:あれか…これは僕の憶測だよ。りそなと みずほコーポが優先株の消却に応じていない。だから双日はみずほコーポの子会社の みずほ証券に、手数料3500万円を落とすんだね。本来は三菱グループだから、ありえない話しだが…信頼関係の構築だね。そこで裏で決まっているのかな?と考えたんだね。双日の株価が上がるシナリオは幾つかあるが、例を挙げると優先株の消却、復配など…だね。これで良いかな?
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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2006年01月25日 17:24

