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2008年、新年を迎え…(2008年01月03日)
みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
本年の予想は昨年からの問題を引きずっての展開から始まりますね。サブプライム問題がアメリカ経済の減速につながり景気がダウンし、日本経済の原動力の輸出を落ち込ませる。中国も同じように貿易で潤っていますから、金融引き締めの影響が生じ成長力が鈍る。このような漠然としてイメージが、昨年半ばから起こった調整過程なのでしょう。私は早くから市況商品による潤いは長くは続かないと言う信念でBRICs銘柄に関与しませんでした。しかしカラ売りをしたわけではありませんから、結果は良いものではありませんでした。一方、新興株への取り組みは年初から一貫しており、実際に新興株が復活してきたのはBRICs人気が下火になってからですから、成果が上がったわけではありません。未だに下値を低迷する新興株も多く苦難を強いられていると言う表現の方が正しいでしょうか? 故に昨年は半分ハズレ、半分当たりの様なものですね。しかしBRICs銘柄の賑わいを考えれば、明らかに失敗だったのかもしれません。
未来かたるの相場評価は兎も角、今年は皆さんが考えているように本当に暗いのでしょうか? 私の相場予想は、実はそんなに暗いものではありません。理由はコーポレートガバナンスが少しずつ根付き、経営者は政府に頼らずに自分たちで自立し始めている印象を持っているからです。日本全体としての選択は不幸なものでも、グローバル経営を目指す向上心を持つ経営者が何人か存在しますからね。サブプライムからの景気失速懸念材料に上げる方は多いですが、私の目から見ると既に峠を越え始めたように映ります。落ち込みはしますが、適度の調整過程のように見え始めるのではないかと考えています。もともと未来かたる予想は楽観的です。今年もなるべく復活の狼煙を感じ、日の当たる場所にスポットを当てて、楽しい話題を提供できればと考えております。
株式市場は私が証券界に入ってから、こんなに割安とよばれる状態になったのは初めてではないかと思います。私が入社した頃はPER30倍、50倍は当たり前でした。株式持合いの影響があり、正当化されていましたね。馬鹿らしい限りです。しかし配当利回りで預金と比較して株式が買える時代は、終戦直後以来ではないのでしょうか? 昔の話は調べてないので分かりませんが、今の市場は割安の一言の株価位置だろうと思っています。ある意味で歴史的なチャンスに再び直面しているのでしょうね。2003年、みずほが10万円を割り、何故、下げ続けるのか? 理解に苦しんだ時期もあります。同じような状態ですね。PBR1倍を割り込む有配会社がゴロゴロしています。何れ、必ずこの不均衡は訂正されるでしょう。
今年は、何故、新高値を歩み続けられるのか? このような銘柄の理由を探り、次回の投資に役立つかどうか…共に考えていきたいと願っています。
