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コラム

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挫けてはいけない(2006年06月11日)

最近の政策を見ると…のうてんきな政策官僚の姿が見えてくるような気がします。戦後、継続してきた、あれだけのODAは日本国の地位を上げたのでしょうか? 世界的にみれば、ドイツは戦後補償をやっているのに、日本は…と言う批判がありますし、近隣諸国との友好関係も随分違うようです。戦後、既に60年以上を経過して、この有様です。確かに中国は共産党国家で、国民の反発を抑える為に仮想敵国を作っておいたほうが、国民感情を纏めやすいのでしょうが…それにしても外交を司る外務省はお粗末です。

医療制度は世界でも優れているのでしょうが、医学界の封建的な制度は変わらず、実勢本位になりつつある医学業界において、若い医者がなかなか実績を積めるような制度になってないようです。悪い教授の下にいれば、一生の人生が無駄になりかねない制度に、矛盾を感じる次第です。不思議な事に移植制度の不備はなかなか改善されず、多くの日本人が海外へ移植しに行くのに、マスコミはなんにも制度の不備を報道しませんね。むかし「絵里ちゃん」の移植協力の募金活動をした事がありましたが…賛否両論ある活動でしたが、何故、日本で出来ないのでしょうね。悲しいことです。

年金問題は難しいことですが、政治家が泥をかぶり国民に問題提示すべきでしょう。だって、どう考えても一所懸命に働く若者より、遊んで暮らす老人の取り分が多いのは、おかしな制度だもの。これは僕だけの意識でしょうか? 老後生活が30年程度だとすれば、月に10万円として3600万円です。これくらいのお金を現役時代に貯めなくては…OLがブランド狂いしていますが、一つ我慢すれば3ヶ月程度の生活費になりますね。20代、30代は自分が年金生活する姿を想像できないでしょうが、現実はいつか訪れます。20代、30代なら自己投資の方が糧になるでしょう。ブランド品を買うより積極的に海外に行かれ、日本の良さと日本の不備を感じてくれば良いでしょう。

誤魔化す官僚たちは、年金の財源を消費税に転嫁しますが、その前の努力である社会保険庁の徴収問題か…ノルマは当たり前だと思いますが…しかし、国民意識が低い以上、法令化して強制的に徴収すべきなのでしょう。ここで気をつけなくてはならないのに、官僚の焼け太りです。大蔵省批判から金融庁が生まれ、結局、事後を考えれば、彼らは焼け太りで勝利しているわけです。なにか問題があると、制度改革しますが無駄なのです。基本的に問題が生じた省庁は、全ての業務を民間委託し、省庁の職員を民間人にすれば良いのです。そうすれば効率化理論が生まれ、リストラが敢行されスリム化が図られます。

増え続ける役人組織に楔を打ち込んだ小泉政権。しかし効果は…末期的な政権に牙をむいた官僚社会主義に脅える市場か…最近の市場をみると、そんな印象ですね。僕の予想より早く到来しましたね。だけど、無駄なんだけれどね。既に外人持ち株比率は40%くらいでしょうか?非常に高く、多くの日本を代表する企業は外国人が株主で支配されているのです。この原因を作ったのは株を馬鹿にし、市場を軽視して、持ち合い構造に甘えた経営者を量産した官僚社会主義ですからね。野村證券が政策と結び付き深く関与し、日本の経営者を甘えさせたのです。

ものを言わない株主なんて…そんな馬鹿な慣習を持ち込んだ官僚社会主義は、既に1989年いや1985年のプラザ合意で負けたのです。時間的な猶予があったのに…掘っては埋める無駄な公共事業費、地元が要らないといっている長崎新幹線、諫早、八ツ場(やんば)ダムなど…数え上げればきりがない。所詮、自ら制度を壊し、改善できないなら、全ての業務を民間に移譲すれば良いのです。しかし路上駐車の制度改革も、天下り先の確保に見えますね。役人そのものを移管させればよかったのに…

流石に、一流と呼ばれる人間達です。自分たちの組織を守り、アメーバーのように権力を拡張する。別に良いのです。それで日本の経済成長が実現できて国民が幸せになれば…しかし既に少子高齢化は既定の路線で、財政悪化は防げないのですからね。だから90年代の低迷した清貧思想がはびこる暗い時代があったのでしょう? あの反省は何処に消えたのですか? 多くの日本人は、自分が食えるから考えもしない。サラリーマンは、多少ボーナスが減っても喰えますからね。不平不満があれば自ら改善すべきなのです。自分で一所懸命に生きれば壁があります。

村上が逮捕されましたが、彼の言った言葉は真実でしょう。チャレンジャーが世の中を変えるために立ち上がる。日本の古い殻を打ち破らないと新しい時代が来ないのです。敗れても、敗れても、次々に立ち向かえば良いのです。やがて向こう側の人たちは、物理的に死んでいく運命なのです。僕らには次々に新しい若い仲間が誕生する。「株式市場 日本を考える」のホームページから、既に長い歳月が流れていますが、あきらめません。なんとか一所懸命に働く若者が報いられる制度に変えないと…チャレンジャーが喝采を浴びる社会に変えないと…妬みや誹謗からは発展は見込めません。賞賛が新しい命を育て、新しい時代を築くのです。