未来かたるが語る

今日の市況(2009年)

今日の市況(2010年)(2010年09月01日)

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二転三転した民主党の代表選は小沢氏が出馬する事になりました。
基本的にマスコミ誘導の世論づくりと言う見方を、かたる君はしております。今回の戦いは米国主導の官僚統制と、普通の国を目指す政治主導との戦いと考えています。しかし政治の世界は分かりません。既に菅氏と小沢氏の裏取引があり、表面上は代表選をしていますが、今後の政治情勢は決まっているのかもしれません。しかし正当な代表選を前提に、共同記者会見を聴いていました。マスコミ論調や創られた世論調査は、圧倒的な差で菅氏が有利となっていますが、私は記者会見を聴いて、改めて「器が違うなぁ~」と感じました。一貫する主張の政治主導を目指す小沢氏と、コロコロ主張を変える官僚ロボットの菅氏と言う印象を改めて感じた次第です。

公約の実行にあたり、小沢氏は地方交付金の一括支給を述べており中央主導の配分を変えようとしています。更にかたる君が、以前、書いた霞ヶ関の証券化による再開発案に近い主張をしていたのに驚きました。小沢氏は資産の証券化と言う表現を使っていましたが…。PFI形式で実行すれば予算は要らないし、借金を減らせますね。やらせてみたいなぁ~、小沢さんに総理を…。「政治と金」の問題に関し、菅氏もいやらしい発言をしていました。記者の質問にもありました。それに対し小沢氏は、国家権力による地検の調査を受けて無罪が確定していると述べています。

お金は必要です。故に色んな流れはあるでしょう。しかし、そんな一政治家の小さな流れをコマコマと追及するより、日本の将来をどう変えるのか?と言う基本的な質問が出ない記者のレベルを疑った次第です。何故、政策論に舵を切らないのでしょう。マスコミのレベルが日本を悪くしていますね。限られた情報しか与えられていない国民は、新聞やテレビを信じていますが、自分が、一度、その世界を覗いてみれば良いのです。雑誌の編集のレベルは売れるかどうか…の視点で記事が組まれます。新聞も同レベルです。ましてやテレビは視聴率ですね。

白熱教室のハーバード大のサンデル教授が来日しているとか…。
私が見たサンデル教授の授業の番組は、黒人が試験の成績が悪いにも拘らず、特別枠で入学を許可する大学の制度が討論されていたものでした。人種や性別で対応を優遇する「アファーマティブ・アクション」は、優遇されない人に対する逆差別ではないか?と言う内容の授業でしたが、あのような議論型の教育をしてくれば、日本人の価値観は変わり、これほど長い「失われた時代」を創らなかったことでしょう。マスコミの人達も、日本の将来を考えた視点で、今回の民主党の代表選の記事を書いて欲しいものです。小さな問題の個人的な「政治と金」などを争点にして欲しくないな。やはり日本国をどうするかどうか?その点に、焦点をあてて欲しいものです。

かたる君が疑っている世論誘導のマスコミ論調でスタートを切った相場です。
昨日の下げは意図的な先物の売り崩しで投資心理を冷やしましたが、今日は反発です。アメリカ主導の官僚政治を続行させる為には、極端な円高や株安は、菅氏の無能振りを象徴する事になりますから、代表選までは横這いか、多少の上昇波動に移ると考えています。だって株を下げ続けると、菅氏の無能振りが際立つのでマイナス効果になりますね。だから株高を演出すれば、菅総理でも大丈夫と言う空気を送れますから…と、勝手に相場の行くえを考えています。

ただ相場の中身の質は悪いですね。マス・メディアはホンダとトヨタの株価逆転とか…。トヨタ売りのダイハツ買いを主張しているようですが…まだまだ実力差は際立っていますし、ダイハツなんかトヨタの子会社ですから、どう考えてもダイハツ売りのトヨタ買いは成り立っても逆はありえませんね。馬鹿らしい限りです。しかしかたる君の好業績リストにダイハツはしっかり載っています。リストには漏れていますが、軸受けの大同メタルも好業績です。ただ好業績銘柄は自動車部品関連の比率が高いですね。

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その自動車ですが、8月は補助金の駆け込み需要で大幅な伸びだそうです。7月の国内生産と輸出台数が発表されており、上の通りです。ホンダの輸出比率は31%ですがトヨタは51%で、なんとマツダは71%です。かたる君の狙いは日産のマーチなどをはじめ、海外生産が増え国内生産は減るから、円安効果を狙って中国に進出している自動車会社からマツダの選択肢でした。しかし狙いは見事に外れています。トホホ…。台数は伸びていますが、為替で大幅なマイナスです。果たして、これからどうかな?

マツダの選択は失敗でしたが、基本路線を理解していれば良いわけです。
戻り高値で人気株になってきたDENAですが…今日の新聞には、狙いの海外展開が載っていました。アイフォーン向けに「ミニネーション」を提供したと言います。これは日本の怪盗ロワイヤルの海外版にSNSを加味したものだそうです。昨日、話題に採り上げた5億人の会員を抱えるジンガの農場経営ゲームに並べるか? 世界の注目企業はSNSのゲーム企業ですね。アメリカでは、まだ携帯ゲームは普及していません。ジンガはフェースブックに提供しておりパソコンが主体です。ソフトバンクが共同で、先頃、日本法人を立ち上げましたね。

かたる君が熱を入れたDENAは目先だけではありません。任天堂のように世界に飛躍する成長企業への夢が存在します。ようやく新聞にも海外展開が連載され始めています。普通の相場環境ならPER50倍の評価が相応しいのですが、現状ではPER20倍も評価しない異常な相場環境ですね。何故、かたる君が「野村證券」批判をするのか? どうも成功報酬製度が導入され、増資部門にも実績成果が問われている様な感じを受けます。秩序を欠いた増資の引き受けは、正常な株価形成を歪めているように思うのです。1兆円規模の増資が続き、市場の売買に回るお金が少なくなっているように感じます。

例えば「みすほ」の増資ですが、前回の公募価格を割れての公募はルール違反です。その為に公募価格を上回らないから、お金がどんどん寝ますね。時間が充分に置かれているのなら問題はありません。5年とか10年とか…。それを野村證券自信が1年未満に2度も公募をします。第三者割り当てなら文句は言いませんが、いくらなんでも秩序を欠いた行動です。だから市場が疲弊しています。故に売買高は減りますね。本来ならDENAの株価は4000円台に行き、高値で公募を実現させ、国際戦略を助けるのが市場の役目でしょう。それを消えても良いような経営者を温存する為に、増資を実行するとは…。悲しい詐欺集団の実体のようです。

野村戦略ファンドの実績を見ればわかります。未曾有の規模で1兆円ファンドを募集したのにあの姿です。褒められた成績ではありませんが、「さわがみ」さんの方が、遥かに立派ですね。市場が悲鳴をあげているのに…。仕方なく中小の証券会社は新興市場にお金を誘致しています。誰も言わないし、日経新聞も仲間だから指摘しない。悲しい国になりましたね。

まぁ、それは兎も角。
かたる君の米国系金融機関が、官僚ロボットの菅氏を応援するから、代表選終了までは株は高いという仮説は当たるかな?

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投稿者 kataru : 2010年09月01日 18:29