未来かたるが語る

今日の市況(2009年)

今日の市況(2010年)(2010年08月17日)

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義理と人情の義侠心は、相場の世界では邪魔かもしれませんね。お客さまの為に…と思っていることが逆のケースになることが良くあります。僕は昔ベンチャーリンクと言う会社に惚れて随分買いました。良いと思うから、お客様全員にお薦めしました。でも結果は失敗しました。信用で買ったものは全部現引きしましたね。右肩上がりの世界ではお金が回っているから助ける人がたくさん居ます。でも今は…一度、躓くと皆で叩く世界に変わっていますね。会計法の仕組みがそうですね。そうして金融庁の方針が融資に対し厳格化しています。昨年100億円で買った赤字会社が今年の査定は10億円と…平気で会計士は減損査定をします。大企業には甘いのに新興企業には非常に厳しいですね。赤字になれば金融庁の指導で、銀行は融資を引き上げます。担保の資産を投売りさせますね。これが悪循環が生まれる今の実体でしょう。

昔、興銀に中山素平と言う有名な頭取が居られました。僕が上京した当時…、今から20年ぐらい前の話ですが、「アスキー」と言う会社を僕は買っていました。その当時、アスキーの西さんも、ビルゲイツもペイペイです。あの時に僕はアスキーではなく、米国のマイクロソフトを買っておれば、今頃、僕は別世界に住んでいますね。MSは世界で一番成長した会社でしょう。中山さんは当時、インタビューに応えていました。アスキーのような会社を育てないで、日本の未来があるのか? 銀行家として、日本に必要な会社には必要な資金を援助する。…と述べて、一度は手を差し伸べました。でも西さんは失敗しましたね。ビルゲイツは成功し西さんは失敗。その当時、ソフトバンクも誕生します。きっと孫さんは、西さんとも面識があるでしょう。経営者の力量は何処で、どうなるのか? 非常に難しい判断ですね。

南場さんは、今はどうかな?
今期のDENAは結構多くの広告宣伝費を計上していますね。テレビのCMは簡単に10億円単位のお金が消えて行きます。でも彼女は堅実だったのです。3年ほど前、モバゲーで大儲けした時にフィルタリング規制で叩かれますが、当時、米国と中国に足がかりをつける為にDENAは社員を派遣しました。確か、何れも2~3人程度でしたね。一方、当時のINDEXは中国の会社をまるごと買っていました。彼女の堅実さが、今のDENAに繋がっているのでしょう。新興株の是非は、やはり経営者の実力により決まるのでしょう。

買っても、買っても下がり続ける株を見て感じることは、今の市場はみんな目先資金ばかりですね。ジェイコム男こと、小手川君が有名になり彼の手法を真似しているようです。マイクロソフトのような成長企業が日本でなかなか育たないから、長期投資のロマンが消えたのでしょか? 仲間の外務員のお客様は、株で数十億円儲けました。このお客さまの手法は同じ銘柄をずっと買い続けるものです。いつの間に大株主になるほど買っています。そうして上がるまで、じっと我慢するのですね。
またあるお客様は、優良株ばかりを狙います。ソニーやトヨタなどの代表銘柄しか買いません。それも100株単位で、何度も買い下がります。そうして上がると下値で買った株を僅かな値幅で利食いします。総平均では負けていても、下値で買った株価を上回り儲かれば売りに出します。これを繰り返しますね。だからボックス相場は大歓迎です。またあるお客様は低位の株を、毎日10銘柄程度、売り買いをします。一度に1万株を買うのではなく2000株単位とか、3000株単位です。これを毎日繰り返します。投資方法に実には様々な方法があります。

ネット取り引きが始まり、手数料が軽減され、ディートレイダーが増えたようです。この心理的な時間帯を加味する投資も、面白いかも知れません。大概、日ばかりが原則なので、上がると思った株が上がらない場合、引けにかけて安くなります。だからなるべく、今のように弱い相場の時は、後場から買いを入れるといいのでしょう。下は最近の日経平均株価の推移です。何れも後場から買いを入れています。おそらく公的資金(年金資金)の介入でしょう。

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投稿者 kataru : 2010年08月17日 16:51