今日の市況(2010年)(2010年12月30日)

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かたる：ひぇ～、大納会が安くなるか…僕は既に時代遅れの人間だな。てっきり納会は高いと思っていたんだね。それに今日は午前中で終わりかと思ったら、今日は終日、立ち合いをするんだね。何もかもビックリすることばかり…。自分が会社を辞めてネット・トレイダーになったら、時代の流れを感じるね。知り合いの桜井君が出るネット・ボイスだったかな？という市場を解説の番組があるんだね。まぁ、出てくる人はプロと呼べるかどうか…。僕にはまだ判断がつかないが…。兎も角、市場解説をしてくれる。これじゃ証券会社に勤めているより、ずっと情報通になるね。

トロ：そんなことも知らなかったの？　よかったね。辞めて…。時代をようやく共有できるわけだ。

かたる：うん。最近の株は小動きで、動きづらいね。おまけに昨日は高岳という材料株が主役を演じるのだから、市場のスケールが「おのずと頷ける」ね。やはりバブル期の相場を知っているものからすれば、遊びの範ちゅうとしか言えないよ。しかし責任感のないお役人だね。僕が日銀総裁なら、今日とか、大発会は絶対に高くするよ。人間の心を知らない人が、上に立っているから日本は低迷するわけだね。昔は日銀総裁と東証の理事長が組んで開戦と同時に、華々しく株を上げたんだね。国民の戦意を高める為に…。今ならインサイダーだとか、株価操作だとか言われそうだね。

トロ：時代が違うよ。やはり買いしか知らない化石人の証券マンだったわけだ。

時代や：ところで今日は何を手掛けたの？

かたる：そんなことは決まっているよ。目先をやるディラーマンになれば、今日だけ儲かることを主眼に銘柄選びをするわけで、当然、一番人気の高岳だよね。今日は午前中で終了だと思っていたから、直ぐに手仕舞ったけれど…。きっと仕手化するね。

トロ：しかし現金な奴だね。証券マンを辞めた途端に、あれほど毛嫌いしていた目先銘柄の博打銘柄を手掛けるとか…。呆れてものを言えないよ。

かたる：だって市場は、本格的な上昇相場には、ほど遠いもの…。所詮、３流の政治家に政策担当者だからね、それで呆れて証券マンを辞めたわけだから…。とっても買いばかりでお客様も儲かり、自分も食えるとは思えないからね。無理をするより、自分らしく生きないと時間を失うばかりだよ。ずいぶん、いろんな人に迷惑をかけているからね。どんな有望な株でも、休む時はやはり休むんだね。いきなり５倍、１０倍にならないよ。

浜ちゃん：俺はついてないな。あの時、カタルに電話をしなければ、東亜石油なんか買わなかったのに…トホホ、付き合えば下がり、貧乏くじばかりだよ。

かたる：あぁ、東亜石油ね。珍しくやられているね。まぁ、業績も悪くないから下がらないと思うよ。乖離調整が済めば、きっと新値を取るでしょう。だって来年はスマートフォンなんかじゃないよ。日本はその分野で後進国だからね。アップルや韓国企業に勝てるわけがない。アップルはファブレスだからね。僕はきっと中国をターゲットにすると思うね。

時代や：どういう事なの？

かたる：長くなるから、年明けの株式教室で解説するよ。
基本的に原油価格１００ドル時代が、再び来るんだろうね。だから浜ちゃん、東亜石油もにげられるよ。損はしないと思うよ。そんなに儲からないけれど…。この年末は微妙に資源絡みの銘柄の動きが強いんだね。今日は年末だから、もうおしまい。

政治などの外部環境は悪いけれど、そんなに心配もいりません。だって、あの自前主義の日立が、なりふり構わず効率経営を目指している時代だからね。納会を迎え明るい材料です。今日は大納会のセレモニーにＪＡＸＡの川口淳一郎先生が来られて、良い話をしていましたね。リスクを冒し投資をする、果敢な挑戦が未来を拓くと述べていました。ややもすると今の時代自己規制をして行動をしなくなるが新しい種を蒔こうという話でしたね。「はやぶさ」は僕らの出発点である２００３年５月に地球を出発したのだそうです。あの時、みずほが最安値から上がったのですね。何かの縁を感じる次第です。

明日は当然、お休みで、土曜日の元旦もお休み。その代り、２日の日曜日にコラムで来年のテーマを考えます。本当は書いてもいいが…僕も資料を整理しないとならないもの。カタル君は実験の最中でディーリングに凝っています。現在は、いろんなケースの実験をやっている最中なのです。

果たして成功できるかな？
ＩＲＮＥＴの読者のみなさん、今年はよかったですね。あのまま最安値で終わったら、何を言われるか…。なんとか００７も恰好がついて、桃太郎もＤＥＮＡもさまになりました。加えて一部にしかお奨めしていませんがタカラレーベンなど…みんなマズマズの出来だと思っています。来年もいい年にしたいですね。来年は売りもやります。今度は空売りも仕掛けますから…。それでは、みなさん。よいお年をお過ごしください。また来年会いましょう。