今日の市況(2009年)(2009年10月01日)
今日は多くの材料があるのですが遅くなりましたから、重要な事だけを述べて終ります。日経報道によると返済猶予は常識的なラインに落ち着きそうです。加えて国家戦略室がアナリストとの談話の場を設けるとの事で市場経済化の動きが見られます。JALの緊急記者会見は官僚組織を使いきれない民主党政権の失点ですが、クレジット拒否を受け直ぐに記者会見したスピードはある意味で評価できるでしょう。この3つからかたる君は強気に見方を続けており、今日も銀行株を買い続けていますが株価は下がるばかりです。
この背景は民主党政権の力量が分からずに、補正予算の執行停止が景気の急激な落ち込みを誘うと言う見方が背景にあるからでしょう。しかし半面で生産は戻り80%程度まで回復してきました。私は子供手当てなどの公約を見て消費を盛り上げ内需振興策だと考えていますが、同時に普通の人は子供手当てを子供の将来に預金するから消費には回らないと言う意見を述べる人もいます。確かに落ち込む可能性はありますがこの壁は乗り越えないとならない壁です。
何故か、日経新聞は報じていませんが本日から日本とベトナムのEPAが発効しました。2国間における10年間の両国の貿易額の92%の関税を撤廃すると言うものです。この政策は前政権のものですが、確実にアジア地域で経済を拡大させる動きです。ドイツがEUの統合により躍進したようなものでしょう。このような観点から見るとバラ色相場の下準備は着々と整いつつあります。普通の頭で常識的な政策を実行すれば日本はよくなりますね。確かに日本人の資質は落ちているのでしょうが、充分競争に勝てるラインだと思います。
金融株は3月に続く二番底の形成局面だと考えています。今日はこの辺で…


投稿者 kataru : 2009年10月01日 19:11