今日の市況(2008年)(2008年10月06日)

相場は何が起こるかわかりませんね。今日の下げにはビックリしています。米国の金融法案が通過し株が下げるパターンは予想の範囲だろうと思いますが、それにしても下げ方がきついですね。BRICs銘柄を持ってないかたる君も少し驚いています。9月22日の反転は僅かに一日だけで、新日鐵の場合、この日の高値を基準にして今日の安値で(マスコミの報道にように大げさに表現すれば…)下落率は34.7%になります。これでは信用取引は全て追証になるでしょう。セーリング・クライマックス到来ですね。たしか記憶によればブラックマンディーの下げは、上場銘柄、全てストップ安のような動きだったと思います。ショック安の下げ幅はきつくなります。TOPIXの月足乖離(6ヶ月)が18.7%と大きく開いたのは…調べて見たら1990年9月にありました。あの時は26.2%の下落でした。しかし翌月には乖離が10.4%になります。この10月が安値で翌年の3月まで戻りましたね。その後は再び下げますが…。


問題の…諸悪の根元であるサブプライムローンは既に峠を越えているという「かたるの仮説」を信じない人も大勢いるでしょう。その証拠と言うか根拠を示すとすれば、下のグラフもその一つでしょう。ABX指数は一時、有名になりましたが最近は話題にものぼりません。私が強気と言うか…相場が上がる可能性を他に指摘するとすれば、シティーバンクとウェルズ・ファーゴによるワコビアの買収の話しですね。思い出してください。三井住友銀行がUFJ銀行へ買収の申し入れをしたのは2004年8月です。三菱銀行よりいい条件を出そうとしたのですね。なにやら、あの話しを思い出したのは私だけでしょうか? つまり米国の金融危機は峠を越えているという仮説の裏付けの一例になりませんかね? 日本の処理は非常に時間がかかりましたが、米国は走馬灯のように駆け巡っているイメージです。

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投稿者 kataru : 2008年10月06日 18:19