今日の市況(2008年)(2008年09月24日)
いや、驚きました。NY市場のこの2日間の下げです。てっきり今日の東京市場は安いのだろうと思い、買いの準備をして寄付きを待ちましたが、意に反し下がらないのです。
きっと次第に下げるだろうから、下げてきたら買おうかな?と気楽に待っていたら…
どうなっているのでしょう。逆行高をする始末です。期末の配当付きのためかな?とも思いましたが、兎も角ビックリしましたね。いつもの日経平均株価らしくなく強いのですからね。それとも決算期末の買戻しの玉の為でしょうか?

NY市場が下げたのは、予想されていた議会の承認が取れるかどうか?と言う懸念だそうです。しかし、例の如くかたる君は強気の見方をしており、政策対応を促進させる為の市場の催促と言う相場の読みですね。市場経済の国だから大丈夫だという評価なのですが…実際はどうなるでしょう。今日の話題はバークシャー・ハザウェイがゴールドマン・サックス証券の発行する優先株式を50億ドル引き受けるという話しですね。いやはや…この優先株は年率10%の配当だそうで、しかも同じく50億ドル相当の普通株を115ドルで引き取れる権利が付いているそうです。すごい条件ですね。流石、バフェットです。時価は123ドルなのだそうです。
このGSに三井住友が増資を引き受けるという噂も出ていました。
今日の相場は野村證券のリーマンのアジアと欧州部門の買収を好感した話と三菱UFJ銀行のモルガンへの最大9000億円の出資の話を好感した内容でしたね。両社の株価とも高かったのです。NY市場は格下げされたGEの動きも影響したようです。GMに続き巨大産業が景気後退の影響を受けるという読みでしょう。一方、マイクロソフトが400億ドルの自社株買いを発表していましたね。
かたや実体経済は弱く、DRAMの価格が値下がりしているそうです。
Dramexchangeによれば、DDR2の1GB128mは1.42ドルとか…。ただDRAMメーカーは挙って減産に乗り出しており、韓国のハニックス、台湾の力昌、日本のエルピーダの減産度合いは6%にもなるそうです。その動きを先取りし台湾の半導体株は上がっているそうですが、どうなるか…。
株が上がれば、かたる君の予想も当たってきましたね。
先月後半から注目している金融株は上がっています。まぁ当たり前の話ですが…次なる狙いは何か? 相場が強くなりこの輪が広がるかどうか…この辺りが焦点になります。経団連の代表が中国を訪問しており、日本の景気に影響を与える政策にも注文を付けたのでしょう。株価へ梃入れを始めた中国も注目される段階に入って来たようです。ドライバルク市況もずいぶん下げましたからね。おそらく四季報予想は大きく変化するものと思われます。
大型金融株がどんどん続伸するような相場になるのか? 基本戦略な焦点を何処に捉えるか、予測しておくことは非常に重要です。どうしてか? 当たらなくても良いのです。
何故、その銘柄が上がるのか? 背景を捉えておかないと、相場が理解できずに相場に付いて行く事が出来ないのですね。
今日の相場は、新興株も高いものがありました。原油価格はここに来て急騰していますが、その背景はどうも買戻しの動きのようです。仮に原油価格が下がると仮定すると、どうなるでしょう? 米国金融が立ち上がると、どういう銘柄が続いて上がるのか?
今、考えているヒントを書くとすれば、外人投資家が株を売ったから日本の相場が下がったという仮定ですね。あるいは実際に売らなくても懸念で下がった可能性もあります。その辺りの関連銘柄も考えています。兎に角、株式相場の背景は、いろいろな発想が背景にあります。投資はある意味でアイディアなのでしょうね。アイディアが時代にマッチすると仕掛けが成功するのでしょう。サブプライムから土地の値上がりとか…この背景を後で知ったわけですが…この動きを作る人が実際にいるのですね。
この辺りを理解できれば…大きな果実が手に入る夢は膨らむのです。

投稿者 kataru : 2008年09月24日 20:43