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今日の市況

今日の市況(2008年)(2008年09月19日)

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先ず、お詫びです。株式相場の混乱の為か…登録作業の混乱の為か…、ネットが込んでいまして、昨日の「今日の市況」のアップが今朝に遅れました。ごめんなさい。
最近、ビスタへの移管の為に登録作業のアクセスが多いのかもしれません。同じような事態は避けたいので、なるべく分散して登録をお願いしている次第です。

勿論、これまで同様に無料でIRNETの「今日の市況」は読んでいただけます。ただ注意書きを読まれ、自己責任原則が守れる方のみのサイトになります。当たり前の話ですが…やはり、かたるの失敗を踏まえ確認作業が必要だと判断したのです。面倒ですが仕方ないですね。下のところからジャンプできます。実際に移行すると、当日はかなりの混乱が予想されます。故にお願い申し上げている次第です。

日本と株式に対する対応が、全然、違うなぁ~と感じますね。
流石、市場主義の本家、アメリカです。日本ではバブルが崩壊したと実感し株式相場が急落したのは1990年です。総量規制から抜け道である住専が破綻し未だに1989年のバブルの清算が済んでいないのです。みずほは不良債権処理に苦しみ、2003年の1兆円の優先株発行により助かったのです。しかしその優先株の処理は未だに完了していません。本日、みずほは、自社株買いした株式を償却することを発表しました。この優先株の転換価格がおよそ537千円です。この処理が終って、初めてバブルの清算が終るのですね。実に20年の歳月が掛かっています。しかしアメリカはニューセンチュリーの発覚は昨年の春ですね。FRBの利下げが昨年9月18日に1年前です。ついに米国政府は不動産の不良債権を買い取る整理信託公社(RTC)の設立を検討していると言います。実現すれば、僅か1年半です。

市場主義ではスピードが大切なのですね。私は今回の失敗を通じて、失敗したら売る事に方針を転換しようと思っています。米国でもAIGの株価は、今年の3月には40ドルしていたのです。フレディマックも25ドルです。おそらく日本の株価もグローバル規準になるのでしょう。それにしても米国政府は、なりふり構わず、やれることは何でもやると言う態度に見えてきました。ダウ・ジョーンズ通信によればNY州のクオモ司法長官がカラ売りに関する広範囲な捜査に乗り出すとか…。最近、同じような事例がありましたね。原油価格の相場操縦で…あの規制から原油価格は下げました。同じことが…。今度は逆ですがあるかもしれません。イギリスも金融株に対するカラ売り規制を導入するそうです。自由な国を理想とする国で異例の処置が続きます。

世界的にロシアも政府が株を買う? 中国もファンドが銀行株中心に株を買う? 世界中の政府が買うということは、株を上げるということですね。相手は何でもできる政府ですからね。

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故に、基本路線は買い場なのでしょう。今日も基本は買い乗せに動いています。しかし、お客様からの要望があれば利食いもしています。でも、おそらく潮目は変わっているのでしょう。今日の日経新聞には、ソニーの株価の純資産割れが報じられていました。いやはや…理屈が成り立ちません。先日、ブリヂストンの話しをしましたね。まぁ、あの会社は原油安が追い風です。同じように東レが賑わっています。しかし景気の減速が予想され、減益になるのでしょうが、黒字で配当をしており無借金のロームまで純資産を割っているとは…。ソニーの報道を見て驚きました。住友鉱山の話だけではないのですね。森精機も似たようなもの。恐い話しです。ブルドックソースや村上逮捕、挙句に新日鐵、フジテレビ、TBSなどの、会社の私物化が株価を崩しているのでしょう。

そんな中で、日本電産は大きく評価できますね。この時期に東洋電機のTOBです。バフェット傘下の会社が、電力・ガス大手のコンステレーションを買収するとか…。日米共にM&Aが盛んになって良い時期のはずです。無借金の黒字で配当をしている会社が、純資産を割っている。異常な株価水準は続いているわけです。そんな中で銀行株を中心に株価は上がってきました。多くの人は未だに疑心暗鬼。当たり前でしょう。しかし政策当局の意図を考えれば馬鹿になって買う時期でしょう。これからGMなどの実態景気悪化の悪材料が次々に表面化するでしょうが、不景気の株高にならないかな? …と、密かに願っているのです。もともと、かたるが考えていたもっとも早い回復パターンが、GSEへの公的資金投入からの相場の立ち上がりです。この段階から新しい相場がスタートする筈です。

実際、本音を言えば来年の1月から3月かな? とも考えていました。金融政策効果は確実に成果を上げるはずです。だから来年かな? とも考えていたのです。しかしこの株価の上げ方は本物の匂いがしますね。故に強気のかたる君はガンガン買い増し方針です。残念ながら応援する新興株が主軸ではありません。主軸は金融相場銘柄ですね。しかし新興株の板は枯れており、人気になればあっという間に、2倍、3倍に変化する可能性もあるのでしょう。さぁ、頑張ろうね。損を取り戻すために…

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投稿者 kataru : 2008年09月19日 16:28