今日の市況(2008年)(2008年09月10日)
NY市場はリーマンの増資失敗懸念が台頭し大きく下げたようです。問題は米国の住宅価格動向の推移です。この価格が私はこれから半年程度で、落ち着き場合によれば上がるのではないかと考えているのです。GSEへの公的資金投入で昨日は住宅ローンの金利が注目されると述べました。今朝の話題ではかなり金利は下げており6%を割れ始めているとの報道もあるようです。来週に予定されるリーマンの決算や来月のメリル、シティーの決算が注目されますが、私は何度も言うように強気です。7-9月の下げは今年1-3月のパターンに似ていると思っているわけで、ここの安値は年末年始の株高に繋がると見ているわけです。業種は好業績の新興株と新しい相場を予感させる金融相場銘柄が中心と考えているのですね。
今日は住宅ローン金利の推移のグラフを探す余裕もないのですが、いずれ…。誰か見つけたら教えてください。30年もの固定住宅ローンの統計資料があれば一番うれしいですね。自分でデータをエクセルに落としてグラフか出来ますからね。まぁ、新聞に載っているからみればイメージは分かるでしょう。今、一番ホットなのは米国の金融株の動向ですね。ここに世界中の注目が集まっている筈です。当然、日本の銀行株も人気になっています。三菱東京の動きは強かったですね。
BRICs銘柄は弱く、金融、証券、不動産が強い展開でしたね。私はこのような流れと共に、新興株の相場の流れもあると考えています。つまり順番に取り上げるべきだと思っているのです。市場には色んな意見があるので投資家それぞれが考えれば良い訳ですが、自分が投資をする根拠を明らかにしなくはなりません。株が上がるから買う下がるから売ると言う付和雷同型の動きにならずに、自分の価値観を大切にするべきだと思います。他人の意見など、どうでも良いのですが、その意見を参考にするなら、自分なりに他人の意見を良く理解すべきですね。
銀行御三家の出来高はよく出来ていますね。この背景にある動きは、此方のページにヒントがあります。半導体価格は非常に厳しい動向のようです。エルピーダや東芝の株価は急落していますね。東芝は売られ過ぎのように感じますね。完全に下向きなのですが、それにしても乖離幅が大きいと思っています。きっと持っている人は大変でしょう。このように駄目な銘柄の処分の仕方と言うものがあります。同じ駄目なものでも損金をなるべく少なくする為に、私なら乖離が開いている段階で、一度買いを入れます。そうして移動平均線に接近したら売ります。同じ損をするにしてもなるべく少ないほうが良いですからね。
一方、買いを考えられている方は、一度、打診買いを入れる段階でしょう。東芝は残念ながら本筋ではなく、全体相場が上がっても中心になりえず流れが違います。しかし、どんな株も全体の相場が戻れば東芝も戻るものです。ただ信用買い残が重く何処まで戻るか? おそらく赤字の可能性もありますからね。投資には色んな方法があります。人気の銘柄を買うやり方や大きく下げている株を狙うものも…今日は疲れているからこの辺で…


投稿者 kataru : 2008年09月10日 19:47