今日の市況(2008年)(2008年09月04日)
今日は遅くなりました。
残念ながら外人投資家は買いを入れるほどユトリがないのでしょう。リーマンの増資の話が韓国産業銀行から三菱UFJに広がっているように条件設定が決まらない様子です。これからメリル、シティーの決算を控えており、日本株は非常に苦しい段階に入ってきたようです。止まって欲しかった。住友鉱山やコマツなど…僕はBRICs銘柄に批判的だったのですが次々に新安値を更新している現状は悲しい限りですね。今日は出口グループ銘柄の三井住友銀行も新安値です。不動産もそうですし設備投資がらみのオークマ、安川と論理的な株価を無視して売り急いでいるようです。個人投資家好みの銘柄も軒並み新安値。東芝もエルピーダも半導体は止まりません。極端に買いが細い中、投げが投げを呼ぶセーリング・クライマックスにまもなく突入します。こらえて欲しいけれど…政治は混迷しており外部環境も悪く弱気材料は数えればキリがありません。

一方、経験則からここからの下げは儲かる事になっていますが、恐くて買えない有様です。来週のSQ、22日の自民党総裁選挙、米国の金融株決算など…流石、強気のかたる君も声が出ないありさまです。原油価格下落の好材料から米国景気の健全さを唱えても、目先の僅かな売り物に好材料は霞むばかりですね。人間心理は面白いものですね。日本人は横並び意識が強く、誰もが他人の動向を気にする様子です。PBRの評価、PERの評価、ROEに配当利回り…など、どれを採っても割安の水準です。反面、景況感の悪化を示す景気後退のトンネルの出口は見えないのですね。しかし私は世間が弱気だから、あえて強気のコメントを発しています。ただ株価のトレンドには敵いませんね。
こんな中で新高値を更新するものもありますがディフェンシブ・ストックが多いのでしょう。原油価格の下落から商社を売りゴムや自動車を買っていますが、一時のアヤ戻りでしょう。確かに大勢観では正しい選択でしょう。しかしまだ早いのでしょう。市況もの嫌いのかたる君も久しぶりに商社の株価に興味が出てきました。株価が下げるほど業績は悪化しないと思います。株価は良いラインにきていると思いますが、時間の壁が買いを躊躇させるのです。金融、不動産などの銘柄を叩き売る行動はやり過ぎだなと思います。これら金融相場銘柄は、出口に一番近いグループですね。設備投資関連や加工産業などが活躍するのは、銀行・証券・不動産の金融相場御三家の後になるでしょう。
真剣に考えれば、考えるほど呆れる仕組みの国ですが、こんな時は自棄になってはいけないと考えています。思ったほど悪くはならないし、良くもならないのが人生かな?と僕は考えています。株も同じでしょう。決して諦めない。決して投げない。最後まで精一杯努力をするのが、かたる君のモットーです。この性格が災いを呼んでいるような現状ですが、生きている限り一所懸命に生きたいと願っている次第です。苦しいけれど互いに頑張ろうね。出口は近いと考えています。この下げは来るべき反発相場のバネになるはずです。夜明け前が一番暗いと言います。
(サーバーの調子が悪くすみません。明日も遅くなるかもしれません。)

投稿者 kataru : 2008年09月04日 23:11