今日の市況(2008年)(2008年09月02日)
福田首相の辞任を受けて意外にも下がらずに一時は高くなり、早くも麻生関連銘柄と呼ばれる銘柄が動いているとか…。個人的には防衛庁長官を退任に追い込んだ小池百合子さんに期待したいような気もしますが…日本の体制を覆すのはやはり難しいのでしょう。何しろ大蔵省だけでなく、地検に裁判所まで纏まっている組織ですから…。東京高裁の有罪率は実に99.9%なのだそうです。月刊選択によれば「官僚司法の砦」と載っていました。行く所まで行かないと、この国の体制は変化できないのかも知れない。…なんて株が下がるたびに思うのですね。しかし経済はグローバル化が実現しており、闇雲に後出しジャンケンをできるわけがありませんから、村上逮捕を連発することもできないと思います。

昨日、掲げたブリヂストンはレーティングの引き上げとか…。
何しろ車の8月の国内販売は37年ぶりの20万台割れだそうでから、何故、車関連でレーティングの引き上げは分かりませんが、財務内容などから、これ以上、下げる余地が乏しい会社ですからね。私がこの下げで注目しているのは金融セクターです。今日は何故か、野村證券は高かったですね。久しぶりにチャートを見てみましたが、1月、3月、そうして9月と、ここで止まれば3点底の形成ですが…信用買い残は膨らんでいるようです。

それにしても買い需要が少なく先物の仕掛け売りにより、あっさり12500円を割る辺りは弱い市場です。ノックインを狙ったのでしょうか? 最近は意味もなく仕掛けが入りますからね。国内金融法人は馬鹿にされていますね。マリーンや日本生命は自国の対する自負心を失っているのでしょう。なにしろ20年も続く政策不振が、諦めの境地を育んでいるのだから情けない限りです。やはり時間と言うのは人間を変えるものですね。弁護士の先生がむかし言っていました。トラブルの処理には時間を掛けろと言うのです。恋の痛みも含め、全ての痛みはやがて時間が解決します。だから短気にならずにのんびりと構えるしかないのでしょう。諦めるわけじゃないのです。チャンスを待ってのんびりと…
そういえば「グスタフ」の報道を見て感じたことがあります。3年前の「カトリーナ」の頃は原油価格が高騰しました。今回は原油価格が下げているにも拘らず、価格は上げませんでしたね。やはり人為的に監視される動きは強いのでしょう。今の市場は、何故かマイナス要因にばかりに反応しますが、プラス要因もたくさん市場にはあります。相場を取り巻く環境を考えれば、決してプラスの方向ではありませんが、投げやりになるほどの事もないと、努めて楽観的に物事を考えるようにしています。私はいつも楽観論者でホジティブな発想です。昨日、夜中に眠られずNHKのBS1を見ていたら、慶応の小池康博教授の話しを放送していました。素晴らしい技術ですね。プラスティックの光ファイバーです。日本は捨てたもんじゃない。皆で叩きあうより、支え合う精神が必要なんじゃないかな? そんな僕も買い注文を断ることがありますが、まもなく反転。

相場をみるには、幾つかの銘柄の動きを追う必要があります。BRICs関連銘柄の下値を探るとか…売り崩しにあっている不動産や金融の株価の動きとか…人気株の動向や物色されている銘柄の種類ですね。仕手材料株が動く相場は基本的に弱い地合いなのですね。だから下げ相場は観察するいい機会なのですね。何処で買いを入れるのか? どんな株に買いを入れるのか? それぞれポイントがあるのですね。株の仕組みを知れば、知るほど面白くなります。今日はこの辺で…

投稿者 kataru : 2008年09月02日 17:32