今日の市況(2008年)(2008年09月01日)
今日は普段から反省ばかりしていますから、たまには、かたる君だってすごいんだ。…と思われる宣伝を…実はビスタニュースでは5月18日号でダイキンに続く銘柄を検証したことがあります。近畿車輛は昔に掲載したのですが、その発想の成功例の延長として同じ考え方で銘柄を探したのです。その原稿が5月18日のビスタニュースの原稿です。何しろ過小資本銘柄なので掲載した翌日、株価が少し上がったのでビックリしました。今日は好業績から人気株になっていましたね。あの当時は1800円を割れていたと思いますから、およそ1000円の値上がりです。買った人は良かったですね。

最近は諸般の事情から一般論を述べるのに留めるようになっています。何故か? ハイリスク・ハイリターン派のかたる君は、間違いをよくしますからね。注目株に掲げても、やはり株価波動には敵いません。基本的に株価は需給動向により決定されるわけです。今日の一番人気は、先週、取り上げた板硝子なのでしょう。ファンドの買いが主体で、それに提灯が付いているようです。今日の相場の中で強かったのは、このような共通点を持つ銘柄でカラ売りの多い銘柄が堅調な動きのようでした。注目していた武富士も高かったです。一方、売り圧力を見るために注目しているアイフルは同じ業種でも弱かったですね。

全般的に弱いのですが、よく観察するとブリヂストンなどの株価波動をみると、かなり良い所まで株価が下がっている様子が窺えます。既に下値のボックス相場に入っている様子です。仮に一段安の場面があったとしても、たかが知れているように感じますね。ここに来て一般的な優良株もずいぶん下げている銘柄が多くなっています。

さて面白くない展開の相場付ですが、こんな時に次のチャンスの芽が芽生えているのでしょう。どのような選択を市場が実現するか? 興味がありますね。実は先週の読売新聞の記事が今日の日経新聞に掲載されています。「一人あたりのGDPを10位以内へ」の経済版福田ビジョンだそうです。初めてパイを増やす政策を見ました。しかし暢気な話しですね。来春だそうです。一番大切な政策が後回しになる。難しいのは分かりますが…脱炭素社会や農業などの政策と、共に組み合わせれば内需が盛り上がり、日本株に復活の芽が生まれます。やる事はたくさんありますね。メタンハイドレードに熱水鉱床、ES細胞など…。私は痛みを和らげる緩和材的な経済対策より、ずっと、お金の効果が生まれると思いますが…。しかしお題目ではしょうがありません。実践をしないと…

面白いね。今日も引けに掛けて仕掛け的な売りがありました。買い方と売り方の攻防はどちらに軍配が上がるのか? ヤフーのチャートを見ると下降波動の上値抵抗線を上回る日々の株価動向になっています。どちらに傾くか? こんな時に時間軸を長めにみると、別の面が見えます。下は月足です。どうでしょう。2000年のITバブル時からの復活は2002年の夏以降でした。今回の下げの起点は2006年の初めです。何故か、形が似ていますね。果たしてどのような展開になるのでしょう?
(サーバーの具合が悪くてどうもすみません。登録が遅れているようですから、今日の市況の移行は来週に考えています。)


投稿者 kataru : 2008年09月01日 16:50