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今日の市況

今日の市況(2007年)(2007年08月13日)

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かたる:今週は遅くなりそうです。毎日、このくらいの時間にアップする予定です。だいたい10時頃でしょうか?

さて、奇妙なポジション調整もほぼ一巡したようで、今後、この動きは広がるのかどうか?懸念されていたサブプライム問題もカントリーワイド・フィナンシャル(CFC)まで混乱説がありましたが、株価はどうにか…マズマズの動きで推移し27.86ドルでした。この背景にはFRBの金利引き下げ説が、市場で噂され株価が持ち直したようです。

一方、内閣府はGDPを発表し、設備投資はマズマズでしたが輸出が落ち込み0.5%増と低い伸びになりました。このような状況で果たして日銀は利上げをするのかどうか?非常に興味のあるところです。通常は環境の悪化から避けるでしょうが…、景気指標に関わらず、日銀は金利水準を正常値に戻したがっていますからね。

金利を上げることは通常、株価にはマイナスですが、今回は別の見方があります。金利を上げ金融収益を増やし消費を刺激するという効果と、為替が円高に向かい国内にお金が還流するという見方ですね。故に株式が上がるという考え方です。どちらも一理あります。通常、金利高は株価にマイナスで景気も冷やしますから、企業業績を悪化させるので避けるべきというのが一般的な考え方ですね。日銀がどのような金融スタンスをとるのか? その影響はどうなるか? 非常に興味をそそられる見所です。

サブプライム問題はおそらく一服するでしょう。次は11月だと考えていますが…どうかな? 来年かもしれないし…、市場は一時的なリバウンド相場に入ると考えていますが、高値を追うことは危険です。相場の流れが変化することがありますからね。景気の中弛み現象なのか? それとも後退するのか? 難しい判断を求められますね。資源価格の推移と中国経済の動向、アメリカ景気…金融はグローバル時代になり連鎖していますから、中央銀行の役割は大きくなっており、世界的な協調姿勢が求められますね。故に日銀はどうするのでしょう?

さて相場はBRICs銘柄のリバウンドは誰にでも予想できますが、続くかどうか非常に危うい存在です。ヘッジファンドのホジション解消があったので浮動株が増えていますね。株は誰かが株を買う時に上がります。特にヘッジファンドのような存在が大きいのです。彼らは短期決戦を求められており、仕掛けを意識しますからね。その主役が痛手を覆っている。やはり流れは変る可能性が高いと思っています。

どちらにしても、この8月の日銀の動向が当面のポイントですね。多くの個人投資家が相場で痛手を被ったようで、今日の出来高急増銘柄リストからも閑散症状がうかがえます。リーダーが新しく生まれるか? 昨年は新日鉄がBRICs相場を牽引しましたからね。今度は新しいスターが出てくるか? 仮にスターが誕生すれば、その銘柄に乗ることは重要ですね。このことも相場の見所です。

景気は一時的な中弛みなのか? それとも米国景気の後退は保護主義の台頭を許し、中国経済を失速させるかもしれません。そうなると本格的な調整相場になる可能性がありますね。そう言う目からもディフェンシブストックの動きにも注目しなくてはなりません。長らく相場がない薬品、バイオなどの新技術群の銘柄など…注目する時期になるかもしれませんね。果たしてBRICs銘柄は終ったのか? それとも絶好の買い場で再び新高値を追うのか? このあたりのポイントは元の為替相場であり、米中関係に注目が集まるわけです。

ビスタニュースで次期主力戦闘機F22の話を書きましたが分かりますね。相場の展開を読むには色んな要素を総合して考えねばなりません。まぁ、あくまでも予想なので実現するかどうか分かりませんが、考え方が重要なのですね。今日はこの辺で…

今週はこんな感じで終りたいのです。明日は新日鉄の三村さんの話が、月刊「文藝春秋」に載っていましたから書こうかと考えています。それでは今日はこの辺で…株は心配ないと思っています。強気に対処です。

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投稿者 kataru : 2007年08月13日 20:52