今日の市況(2007年)(2007年06月25日)
かたる:ベアー・スターンズ傘下のヘッジファンドのサブプライムにかかわる損失問題が広がるかどうか? この辺りが、当面の焦点なのでしょうね。1998年のLTCMの時は質への逃避が行われましたが…今回は広がるかどうか…この動きを見るには、2年物の米国債と10年物の金利差のスティープ化が進むかどうか? …が焦点になりそうです。更に先日上場した米国大手の買収ファンドのブラックストーンの株価も注目されますね。
時代や:それにしても今日の株価は強かったな。もう少し下がると思ったけれど…今日は値嵩の電機株が強かったね。
かたる:理屈はその通りだね。問題は金融新聞にもあったけれど、アメリカ景気が後退した後の世界景気の行方だね。来月にもイギリスは利上げしそうだし、EUもそうだろう。流動性が失われても今の流れが続くかどうか? 難しいよ。
トロ:そうかな? 海外景気とアメリカ景気が分離していることが証明されるんじゃないの? アメリカ景気は減速してもBRICsの需要が増えるんだから…。要するに消費地が増えるんだけれど、お前はその動きが世界の流動性による一時的なものだという懸念が強いんじゃないの?
かたる:デカップリング理論だね。まぁ、そんな事より今日はショックだったね。
神主さん:株が下がっているのはいつもの事だし…何が?
かたる:ブルドックだよ。
時代や:犬がどうしたの?
かたる:ソースの話さ。まさか、あの提案が通るとは…しかも80%近いとか…。僕の考えが間違っているのかどうか…、少し自信がなくなってきたね。最近の動向を見ていると時代が逆転しているような感じを受けるよ。株式の持ち合いが進んだり…
別に、それで皆がハッピィーになれるなら良いのだけれど…、既に日本国の生産性は諸外国に比べ落ちている訳で、金利差もあるだろうが…円が弱くなっているのは、そう言う動向が影響しているんじゃないの?
こんなことを続けていると、もっと円安になり物価が上がるよ。資源のない日本は自立ができなくなるよ。
トロ:大丈夫だよ。円安になれば輸出は伸びるから…。
かたる:グローバル企業は、本社を日本以外に移すだろうね。日本はドンドン税収を上げるからね。丁度、住民税が引きあがったように…馬鹿だよね。共産党は…大企業や金持ちから税金を取れなんて…日本にはまともな奴は残らなくなるよ。
僕は何度も言っているよ。時間がないのに…年金問題で揺れている。もっと大切な資本の仕組みを、確り構築しないと経済はもたないよ。やる気のある若者の意欲を削ぐなんて…悲しいね。どうなるのか…
今回のブルドックの処理は、誰が考えてもおかしいね。おそらく、株価も下がり、こんなことが続けば、外人投資家も株を買わなくなるだろうね。円なんか急落して途端に食えなくなるよ。こうなったら、田んぼを買って百姓をしないといけないなぁ~。時代は田舎の百姓の時代になるね。
トロ:お前の考えがおかしいんだよ。ブルドックのケースだって…スティールのやり方が汚いから反対しているんじゃないの?
かたる:さて、ごめん。今日は時間が、ないや。反論したいが、兎に角、悲しい出来事だ。
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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2007年06月25日 19:05

