今日の市況(2007年)(2007年06月11日)
かたる:NY市場は金利高を気にして下がっていたが、原油価格が下がり落ち着きを取り始めたとか…休み中の日刊工業新聞によれば、ニッケル市況が急落していると言う。もともと投機筋の介入が言われており、金利高により利食い売りが入ったのだろう。その為に、寄り付きはアレ?…と思ったが、徐々に市況安が響いた模様で結局は住友鉱山―5713、太平洋金属―5541をはじめ商社などの市況関連は株価が下げていたね。

トロ:まぁ、一過性の動きじゃないの。中国の成長は依然堅調なようだし…ニッケルは投機的な動きがあったからね。金利高を引き金に調整は仕方ないよ。しかし本格的な動きにはならないのでは…? やはり新興国の経済活動は活発だからね。
神主さん:GDP統計の改定値が発表され2.4%から3.3%に上方修正されたね。この動きを受けて銀行が高かったように思うが…
かたる:GDPが上がると、銀行が高くなる? 貸し出しが増え、金利が上がるから、利ざやが拡大すると言う読みなのかな? まぁ、どっちにしても、一旦は終わっている銘柄だね。
時代や:お前に言わせると、市況は終わっているし、銀行も駄目だと言うし、一体、何がいいんだよ。
かたる:終わっているとは言わないよ。分からないだけだよ。ただ、どう考えても寿命が短そうなんだもの。なぜなら、何れ日本の金利は上がるよ。金利差が縮小し円ドル・キャリー取引の逆転現象が起こる。その時には円高になるね。そうなると日本人の性格からして急激な巻き返しが起こるよ。日本にお金が溢れ景気が回復し、資産価格は上がる。故に株も上がるだろうね。この動きが何処から始まるか…
そうなるとBRICsに流れているお金は制限を受けるね。理にかなっている。その巻き返しがあったほうが、支配しやすいだろうね。中国は巨大な軍事費を使い、軍事バランスが崩れ始めていると思うからね。金融の世界はユダヤの支配下にあるよ。しかし「元」をなかなか自由化しないね。この辺りが警報かな?
トロ:面白い読みだけれど、先読みしすぎだね。だいたい、お前のストーリーは、一回りの二回り速すぎるよ。それじゃ、お客さんが付いてこないよ。今はまだ資源関連などの市況ものが終わった訳じゃないだろうね。
かたる:何れ分かるよ。既に市況ものは高値波乱状態だよ。仮に高値を更新しても、直ぐに売りが集まるよ。だから急騰する銘柄が生まれない。
神主さん:しかし今回の三菱商事―8058などの商社はよく上がったよ。まだまだ行けるんじゃないの?
かたる:うん、実は昨日、鉄のIR資料を作っていたら驚いたことがあるんだね。鉄鉱石も市況ものだけれど、リオセドやBHPビリトン、リオ・ティントなどのPERは意外に高いんだね。PERが12.6倍~14.8倍に買われているんだね。あの株価の動きをみて、最近、外人投資家の商社株買いが理解できたような気がしたよ。

僕の感覚では15倍が限度なんだけれど…新日鉄など16倍まで買われ、どう考えても、ここから上を買うのは馬鹿だからね。故に最近は高値で持ち合っているのだろう。余程、世界市場の情勢が変化しないと、株価の上値を狙うのは無理だと思うね。商社もそろそろ限度が近いと思うよ。あと僅かな可能性を狙いに行くかどうか…
時代や:なんか悲観的だね。そうなると、買うのはお前の言う新興株しかないの? しかし今週号の東洋経済には「暴走するファンド」との題名で、多額の納税で有名になった清原氏の近況が書いてあったね。あんなのを読むと新興株はどうも…
かたる:あの記事を読んだよ。恣意的な感じがするよ。金融庁が調べている訳で、大丈夫なんじゃないの? 僕は問題ないと思うね。なにか、あの記者は批判的だね。清原氏の運用に対し…所詮、素人には危ない銘柄を買いに行く心理は分からないよ。僕にはよく分かるね。
トロ:ハハハ…似たもの同士だな。危ない銘柄に手を出すところは…しかし彼は一流だが、お前は三流だからね。えらい違いだ。
かたる:うん。残念ながら、認めざる得ないね。僕は自分で株の運用が上手いとは思ってないよ。でも時々ヒットがあるからね。もう直ぐ、僕の出番さ。まもなく離陸するね。そういえばビスタニュースに新興株第二弾をあげたが…順番を間違えたかな?
今日は、ある銘柄が人気になっていたね。市場が違うので順番に取り上げる予定だったけれど…既に動き始めている。果たして、今後どうなるかな? この株は…
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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2007年06月11日 18:01

