今日の市況(2005年)(2005年09月08日)
かたる:今日は遅くなったので、簡単に終わりたいと思います。一貫して注目している双日-2768の第二回転換社債型新株予約権付社債の普通株への転換が完了したと発表されました。(野村證券割り当て分)これにより発行株式総数は4億139万9900株になったそうです。ほぼ想定どおり一株利益は90円前後になるものと推察されます。(最終利益は会社発表予想の380億円で計算)
鉄鋼株の決算が発表されていますが好調のようですね。株式の基本は業績です。株価と業績の関係を表す指標にPER(Price Earnings Ratio) があります。鉄鋼株式の好調さは低いPERの見直し買いを、外人投資家からされて人気になっているのです。この尺度は世界共通なのです。お金は金利の低いものから高いものに流れますが、株式市場では基本的にPERの高いものから低いものにお金は流れるのです。(成長力などにより変化があるが…)
一般的にPERは「株価と企業の収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する際に利用される尺度である。株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、株価収益率は10倍である。PER=株価/EPS(一株利益)市場平均との比較や、その会社の過去のレンジとの比較で割高・割安を判断する場合が多い。どのくらいの株価収益率が適当かについての基準はなく、国際比較をする場合には、マクロ的な金利水準は基より、各国の税制、企業会計の慣行などを考慮する必要がある。」と解説されています。
明らかに割安な双日が正当に評価されない理由に優先株の発行があります。仮に残りの優先株が株式に転換されると発行株式総数が多くなり一株利益が希薄化されます。そうなると、割安といえない事態が生じる可能性があるから、市場は双日に正当な評価を与えていないのです。ところが土地の最低価格が金利との裁定によって決まっているように…(収益還元法価格)株式の価値も毎年生み出される最終利益額と時価総額によって決まっているのです。
仮に借金が多ければ、営業利益から利払い分を引くため経常利益が少なくなります。それゆえ、税金などを考慮した最終利益と時価総額を比較することは、絶対的な算出方法だと思います。毎年稼ぎ出す収益ほど価値のあるものはありません。極端な話し、現時点の財務内容などより、価値があるのです。PBRの割安株と、PERの割安株どちらを取るかといえば、誰でもPERの割安株を選びます。これまでの蓄積より将来の利益が優先されるのは理屈の上から当然でしょうが、あくまでもバランスの問題です。
ここで問題にされるのが双日の優先株問題。会社発表によれば、今後の優先株は期間利益で消却するといっています。この会社の発表を信じるか?どうか…ここが双日を買うかどうかの判断の分かれ目になるのです。現在の発行株式総数が堅持されるなら、明らかに割安だし…会社の発言を信じるかどうか…
本日、住金-5405が増額修正を発表しています。中間経常利益を800億円の予想から1200億円に増額修正しました。この住金は2002年末から2003年に掛け倒産すると指摘され、ただの36円まで売られたのです。借金が多かったのですね。黒字にも拘らず…市場とは疑り深いものです。会社のコメントを信じずに額面割れの株価を演出するのです。今では住金の発表を疑う人はいないでしょう。双日は来期、復配を宣言しています。
何故、市場は丸紅や伊藤忠と同じような評価を与えないのでしょう。せめてPER8倍程度の評価を現段階でしても問題はないと思います。10倍とは言いませんが…明日で信用期日の売り物が切れます。既にかたるのお客様は、ほとんど決済済みになっています。本日は10万株程度の期日でしたが明日は3万株程度です。しかも9月の双日の期日はあと2万程度しか残ってないのです。(200万株ほど手持ちがあると思いますが…)明日の峠を越えると売り物が切れるのです。転換売りもほとんどなくなり、期日売りもなくなる。需給環境は良くなりますね。しかも業績は好調です。
チャート的には値もたれ感があり、一度下げた方がスッキリします。明日が買い場になるかどうか…どちらにしても業績動向から見て下値は乏しいので、買いに歩があるように感じますね。人間は弱いから総選挙の前には儲かっている玉は整理したがるものです。さて皆さんはどう考えるのでしょう?
投稿者 kataru : 2005年09月08日 23:57
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