今日の市況(2005年)(2005年07月22日)
かたる:市場に新たな材料が提供されました。一つはロンドンでの2度目のテロ、そうして期待されていた人民元の引き上げ、この二つの材料をどう考えたらいいのでしょう?
人民元の引き上げは円高につながり、輸出株の増額修正に水をさした感覚ですね。継続的に上がっていた自動車のマツダ―7261などの株価の動きをどう考えるのか? 色々な見方があるのでしょう。自動車といえばトヨタ―7203ですが、マツダの方が効率の良い上げをしていますね。この理由はなんでしょうか?
相場には流れがあります。最初に同業種の中でも大手のメーカーの株式が上がります。やがて大手自動車は忙しくなり、人気車種は何ヶ月も注文をしてから待たされます。この待つのが嫌な人は他のメーカーの車を買うわけです。ビルを建設する場合も先ず大手の建設会社に発注しますね。大手が忙しくなってくると、建設を急ぐお客様は中小の建設会社に発注するようになります。
人間の気持ちは同じなのです。株式相場もこのような流れがあるのです。相場の始まりは大型株からです。そうして、やがて資本金の小さな会社に、お金は流れていくようになります。この行き来が何度か繰り返されるのです。今日は、内容の悪いもみじHD―8329に資金が投入され、上がっていたようですね。何処かで似た話がありましたね。2003年はそう言う年でしたね。
このケースは多くの相場で応用できます。大型株から小型株への一連の流れは利用できるのですね。覚えておくと良いでしょう。さて人民元の引き上げの影響は軽微でしょう。早晩、第一四半期を巡る業績相場の様相が見られるでしょう。双日―2768は28日ですね。輸出企業や一次産品の鉄鋼株なども好調なはずでしょう。新日鉄―5401の新高値が見られるかどうか?
相場の流れを見ると、依然、含み資産株も確りしていますね。このところ大手銀行株が弱い動きですが、心配はしていません。銀行は公的資金を返済して正常な姿になり、収益が伸びてくるまで相場は終わりません。だから時間は分かりませんが、また新高値に躍り出る時が来るのです。しかし既に相場は終わっている感覚ですね。2倍、3倍にならない株に固守するのは如何なものでしょうか? 相場が面白かったのは2003年ですね。
ここに株式相場における「儲けの心理」が隠されているのです。2003年の銀行を取り巻く環境を考えれば分かりますね。強弱感が対立する。利益が出るかどうか分からない時に株式は上がり始めるのです。そうして常に割高感を感じる間は買い続けるのですね。やがて業績の伸びが大きくなり、割安に感じるようになったら株式は売りになります。この感覚はどの業種にもいえます。さて今日は「今日の市況」と言うより株式教室的な解説になりましたが如何でしたか。参考になったでしょうか? 大化けした過去の出世株を観察して理由を考えると、相場の見方も少しは変るでしょう。
投稿者 kataru : 2005年07月22日 21:24
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