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業績と株価(1)(2007年07月14日)

木村化工機が大きく上がり、材料は原子力関連との事ですが…
このような博打は避けるべきでしょう。生産性のない行為です。このような株価になれば大株主は積極的に株を売れば良いのです。この辺りが日本の体質を物語っているのでしょうね。ブルドックソースの現象も同じです。むかし、兼松日産が大きく仕手化して株価が上がったことがあります。しかし親会社の兼松は株を売りませんでした。何故でしょうね?その後、金融危機が訪れ兼松にも倒産の危機が訪れます。このような合理的でない行為が日本の生産性を落としています。

市場は効率性を競う場所ではないでしょうか?
与えられた資産を利用し、如何に利益をあげるか? この過程で社会に役立つビジネスを創りあげることが市場原理だと思うのです。それぞれの業種でグローバル競争をすれば良いのです。より効率的な会社が生き残り、競争に敗れた企業は衰退しなくなります。競争に負けた企業の資産は新しい分野に再投入され、再び生産性をあげる競争をする。これが市場主義なのでしょう。傷を舐めあい、互いに助けある村論理はグローバル経済では通用しません。談合などの共存共栄論理は生産性を落とし、1989年の東西冷戦終了と共に時代が終ったのですね。

利益を挙げるのがグローバル競争で生き残る道です。持ち合いなどの非効率な行為は歴史が否定しているのですね。旧ソビエトの国営工場のような共存共栄論理は過去のものなのです。利益をあげれば株価は上がります。効率的な経営をする経営者なら、引く手あまたの世界です。ホンダはグローバル経営に転換し高収益会社に変りました。よく下の業績推移と株価を見てください。多くの企業は業績が上がると株価も上がります。木村化工機のような業績に裏付けのない株を売り買いすべきではありませんね。意味のない行為です。仕手株で儲けたと言う話は聞きますが、お金を残したと言う話は聞きません。成功しないやり方に意味はないのです。株式はあくまで業績の将来を読むゲームですね。

今回は恣意的な表現で終りましたが、次回からは業績をどう読み、株価をどう考えるか?かたるの成功例と失敗例と例題にしながら、共に考えて生きたいと思います。業績推移を考える。株価は業績推移のどのタイミングで上がりだすか? 共に学んでいきたいと思います。

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