« 外交力と日本 | 最新の記事 | 週明けの相場を考える »
予算を考える。(2007年05月04日)
最近良く考えることは、「幸せ」とか「ゆとり」とか「お金」とか…
人生にとって豊かさって何かな? と考える機会が増えました。昔はお金を稼げば豊かさが味わえると思っていましたが…高額納税者になると「セブンヒルズ」と言う雑誌が勝手に送られてくるようです。この雑誌を見ると、宝石などは2億5千万円とか長谷川慶太郎の資産運用の講演会が12回セットで100万円とか…多くは食事やホテルなどの宣伝のようです。
私の人生を顧みると波乱万丈かな? まぁ、株屋なので仕方がないでしょうが…しかし運用の方法を変えれば、その揺れ具合が縮まりますね。今、挑んでいる事が一段落すれば、少しは落ち着くのでしょう。やはり上のステップを目指す為には、多少、無理をして頑張らないと駄目ですからね。努力しても報われない結果もよくあります。しかし、…かといって何もしなければ人間としての価値が損なわれているようだし…
最近の研究では猿だって道具を使いますが、堕落した人間は動物と言うか家畜と言う表現が適切かな? そのような人生を生きて幸せかな? …とも考えます。毎日、このようにレポートを書いていると、自然に色んな事を調べるようになります。昨日も高校の教科書で財政の仕組みを見ていました。驚く事に特別会計のことはあまり触れられてないのです。一般会計ばかりがしっかりと書かれていますが…予算規模の大きな特別会計はサラッと流してあるだけ。そうして政府関係機関予算もありましたが、この数字を僕は知りません。
合計が出てないので、手計算で18年度の決算からみました。国民生活金融が1750億円、住宅金融公庫が2兆0327億円、農林漁業金融公庫が1159億円、中小企業金融公庫が5206億円、公営企業金融公庫が7797億円、沖縄振興開発金融公庫が404億円、日本政策投資銀行が4040億円、国際協力銀行が6418億円で合計が4兆7101億円ですね。この規模は大きくありません。
教科書で説明される一般会計予算はおよそ79兆7千億円です。一方、説明が省かれている特別会計予算は460兆4千億円もあります。一般会計は学校で勉強しているので分かりますね。所得税・法人税・消費税などから成り立っています。特別会計を知らない人もいるので、特別会計とは、国が行う特定の事業や特定の資金を運用する等の目的で設けられています。まぁ、具体的に言うとガソリン税などです。

千葉商科大学の吉田先生が仰っていましたね。「民衆の民は目を潰す」と言う意味から語源がきていると…まさに僕らは知らないことだらけの環境に置かれているのです。学校の教科書が真実を伝えていないのです。アメーバのように政策官僚だけが増殖している現状が下のグラフです。GDP統計は嘘を付きませんからね。

何故、私がソフトバンクを応援し、ライブドアを擁護し、楽天を支持しているか? やはりマスコミ改革をしないと日本は三流国になってしまうのです。インターネットだけでは限られています。村木良彦さんが「月刊 選択」で良いことを言っていますね。総務省の天下り役人が70人もNHKや民放の役員にきているそうです。すごい数ですね。情報を管理する大切な中枢部分です。時代は変化しているのに…昨日の躍進する中国のGDPを見てください。アジアの覇権など程遠い現実を感じるばかりです。