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2014年05月31日

利益の質

今日は利益の質と言うテーマで原稿を書こうと思っていました。カタルの構想は、多くの市場参加者が株価の動きだけで売り買いする傾向が強く、市場経済の本質を理解してないから、その啓蒙活動の目的も「IRNET」にはあります。もともと社名に「IR」を用いているように、最初は、この分野が日本に必要だと考え、商売にしようと立ち上げた会社だったのです。企業経営者も市場の心を知らずに、株価に無関心で、時価総額を引き上げることを目標にしている経営者は少ないですからね。IR活動を通じて、市場に貢献する目的で「IRNET」を作ったのです。食えない証券マンが、転職を考え立ち上げた会社です。

流石、辻さんですね。やはり自社株買いに踏み切りました。サンリオの株価が急落し、市場では自社製品の販売に乗り出すので利益率が下がるとか…憶測を言っていましたが、カタルはヘッジファンドの決算対策ではないか…と、あの時に推測し、今日の市況で、辻さんの株狂いの話を展開しました。彼らしい対応です。彼が自社株買いに踏み切ったのは、たぶん、カタルの予測が正しいのでしょう。彼は証券会社に多くのパイプを持っていますから、きっと筋の売りものが切れたのでしょう。経営者は自社株に対し責任を持たなくてはなりません。オーナー会社らしく株価が安いと感じたら、自社株買いの実施です。やはりカタルは、辻さんが好きですね。

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今日のテーマで、検索しましたが、いい事例が見つからず…。更に時間をかけて、カタルの考えに見合う現実を探す事が出来るかどうか…。これ以上、面倒なので途中で止めました。だから「利益の質」と言うテーマの原稿も変えようかと思ったのですが…、カタルの理解で話を進めることにします。それにしても…日本株は、安いですね。ROEが10%以上で、PERが10倍以下の会社は、やはり割安でしょう。このような会社で、配当利回りが3%以上の会社が、実に上場企業で77銘柄も存在します。保守的な老後資金や年金運用者は、このような株を買っておけば良いのです。時価総額上位は、みずほFG、三井物産、伊藤忠、丸紅、平和となっております。何やら、先日のGPIFの話の中で述べた都市銀行と商社株を買えば良いと述べた裏付けのような結果ですね。

このリストの中で都市鉱山を商売にしているアサヒHLD(5857)と言う会社がありますね。この株は時代の環境が変わると…ひょっとすれば、大きく育つ可能性を秘めていますね。資源の循環論理は前から指摘され成長期待が言われており、グローバル展開が加速するようだと…いつか面白くなるかもしれませんね。ただ内容が割安なだけに、どの株も変化率が乏しく株価妙味には欠けます。経済成長が加速すると言う前提なら、みずほFGもターゲットになりますが…。

今日のテーマは「利益の質」です。ゲームの会社の株価が乱舞していますが…基本的にゲームは「遊び」であり、そのゲームに「厭き」ますね。だから利益の質と言う観点からみると質が低いのです。継続的に発生する利益が一番です。バフェットが長くコカコーラを持っていたのは、食品の利益だからです。飲料水は人間が生きる為の生活必需品ですからね。食品の利益は基本的に安定しています。後は薬品ですね。病気に流行はありません。ウィルス性の病気は、一過性です。しかし癌や高血圧など基本的に一定の数量は景気動向に関係なく需要があります。

公共性のある電力やガス、水道等のインフラ関係の生活必需品から、通信、交通などからの利益は、景気動向に関係なく、一度、仕組みを構築すれば、あとは安定的に利益が見込めます。しかし生活に必要なので、許認可事業ですね。儲かり過ぎれば…問題にされます。総務省は、格安スマフォを応援し日本通信と言う銘柄が生まれました。料金改定には総務省の意向が反映されます。だからPERを高く買う事が出来ません。電力会社の料金も適正利益が確保されるような仕組みになっています。だから電力料金が上がりました。

基本的な概念として、継続性のある利益は質が高いのです。一番高いのは、積み上げ式の利益ですね。例えば保険、一度顧客になれば保険料からピンハネして利益を得ることが出来ます。代理店などの構築は、この基盤づくりに時間がかかりますが、一度、仕組みを作れば、何もしなくても永続的に保険料から利益をピンハネできます。ベンチャーリンクの試みは正しかったけれど…時間の応援がなかったですね。マイクロソフトは、一度、ソフトユーザーを掴めば、バージョンアップするたびに再度、収入が得られます。キャノンはプリンター販売では大きな利益は上げていませんが、保守管理の料金は質が高いですね。日本で成功しているネスレは、良い商売ですね。スイスの会社ですが…この利益は質が高いのです。しかも儲かりますね。例えば『ネスプレッソ』の機械は、ほとんど利益を見込んでないでしょう。おそらく原価程度の販売か…ひょっとすれば赤字かも知れませんが、ランニングで稼ぐわけです。コーヒーカプセルの料金は高く、原価は非常に安いと思います。ぼろ儲けですね。最近は水の宅配もあります。伊藤園もこの仕組みを狙っているようですが…。基盤を作るまでが大変です。

今日の日経新聞一面に、ZMPと言うベンチャーに、インテルの出資打診の記事が載っていました。「IoT」の話ですね。007って、最近の出来高推移は、今までと…全然、感じが違いますね。カタルは直ぐに空想を膨らませる性質ですから…ひょっとすれば、何処からか…打診が来ているのだろうか?と勘ぐる次第です。カタルが赤字でボロ株の部類の007に惹かれているのは…007の「潜在成長率」の部分なのですね。それでスマートコミュニティー関連の本命としています。まさに「魔女の魅力」ですよ。人間と言うのは、このような魔性の存在に、魅せられるのです。だからカタルは昨年、高値を承知で3000円台も買ったのですね。勿論、最初の仕掛けが700円だから高値も買えたのですね。

007も、この積み重ねの利益だとみているのです。一度、QBのソフト技術を使えば、半永久的に使い続けねばなりません。しかも世界中の電気製品は、全てコンピュタ―管理されており、プログラムが内臓されていますからね。この電化製品はクラウド環境で通信を通じてネットに接続され、管理制御されるのですね。だからユビキタスと言う分野に、特化した組み込みソフトの会社が黒字化して利益がでてくると、PER100倍水準の評価は当たり前なのです。日経を読んで…、直ぐにカタルは最近の株価動向から、連想が噛み合ったのです。本当に何か、あるのかね…? やはり007は不思議な株ですね。

さて今日は「利益の質」の観点から、同じ一株利益でも、その利益が一時的か、それとも継続性があるのかで、評価が大きく変わると述べました。PERの評価で3倍も、5倍も違うでしょう。つまり同じ一株利益50円なら、それが一過性の利益ならPER10倍で株価は500円でも高いけれど、継続性の利益ならPER30倍の株価は1500円に変わり、その継続性が積み重ね式の利益なら、更にPER100倍の評価である株価5000円に変わると言う話を展開しました。株価は一過性か、それとも積み上げ式の継続的な利益なら、株価面では、10倍も評価が変わるのですね。潜在成長力の考え方ですね。

同じように、景気循環の山の序盤と終盤では、同じ会社の利益でも質が違います。この話は、又の機会にしましょう。皆さんも自分なりに考えて、投資行動を取ってくださいね。カタルの意見は、市場に存在する様々な意見の中で、一つの意見に過ぎません。しかも正解か、不正解かは市場が判断するのです。だから自分で考え、自分で選択するのです。互いに頑張ろうね。

投稿者 kataru : 10:46 | コメント (0)

2014年05月24日

現物株では市場を引っ張れない

ようやく3月1日の株式教室で掲げた、「分岐点で人気株は生まれる」は実現しつつあるようです。何しろ日経新聞で「ミクシィ」を大々的に取り上げるのですから…。それより2面の『日本株 なお「割安のワナ」』と、松崎さんはレポートを書いていますが、彼の主張によれば二つの「G」グロース(成長)とガバナンス(企業統治)が割安の理由と述べています。カタルはこの考え方もあるでしょうが、少し見方が違います。一番大きなのは日本人の心の問題です。いつだったかNHKで「ハゲタカ」と言うM&Aを題材にしたドラマがありました。日本IBMなどの成功事例がある一方で、人員解雇を中心にした面に目を向け、日本人の村論理を刺激しますね。だから日本空港ビルディングのような悪例を生むのです。これじゃ、なかなかM&Aは起りません。

もう一つが企業経営者の株価への関心の無さです。今まで在任中で「株価が下がったから経営者は失格です」…と辞めた事例があるでしょうか? ガバナンスにも繋がりますが、株価は重要な経営尺度ですね。企業業績をいくら高めても、業界水準からみて割安なら、経営者は失格ですね。日産のゴーン氏は、肝に命じるべきです。彼が構造改革を実現してからの時価総額を、どれだけ増やしたのでしょう。立ち直ってからの…話をしています。高給に見合う経営をすべきです。

あとは長年、資産デフレが定着していたので、政策の責任ですね。ハッキリ言って日立の純資産など紙くずです。三菱UFJの純資産価値と「月とすっぽん」の違いですね。数字上はPBR1倍以下でも、資産内容の質が違います。都市銀行の純資産の回復は、当たり前の現象で必ず回復します。もう一つが商社ですね。商社は物流のイメージが強く、正しい資産評価がなされていません。海外の資源会社の収益が大半を占めるから割安なのでしょうが…世界の人口は増えるばかりです。最近は新興国の社会基盤整備に貢献していますね。利益の質も向上しています。だから年金運用者は都市銀行株と商社株をファンドの中心に据えるべきです。

もっとも、日経のレポートで残念だったのは、ROEに触れてなかったからです。日本は三菱UFJの事例で、昨日、お話したように個別の案件で利益を計るのでではなく、総合的な評価で利益面をみます。このような結果、日本の企業は、総資産経営の概念が植え付けられています。だから他社が、利益率が悪いから売る商売を買い取るのですね。ボーダーフォンは、日本の携帯部門をソフトバンクに売りましたが、その資金をアフリカの開発に向けたのですね。もっと利益率を重視するROEの考えを定着させないと、グローバル競争に勝てません。NECなどが半導体競争に敗れたのも、似たようなものです。まぁ、あの経営者はグローバルな考えが出来なかったけれど…日本人は内向きですからね。でも最近は変わってきました。このレポートをROEで結べば、カタル好みの100点満点でした。カタルが正しい訳じゃありませんが、松崎さん、これから頑張ってね。マズマズでした。

さて今日の一番は、日銀総裁のインタビューですが、ヒントがありますからね。よく読んでおいた方が良いですね。これは、またの機会にします。さて3月1日に書いたレポートでは「相場全体が悪い時に、強い株は人気株になる」と言うものです。これは当たり前の原則なので、よく覚えておいてください。カタルは何度も述べています。仕掛け人の動向が需要なのです。どんなに良い銘柄でも仕掛け筋の介入なくして、株は上がりません。この仕掛け筋が、多数、入り乱れて参加する相場が面白いのですね。でも最近は日本通信もミクシィも相場を引っ張れないとも語っています。だから間もなく人気の視点が、ずれますね。ミクシィなどが、どんなに株が上がってもガンホーやコロプラのように…3流なのです。ゲームは利益の質が悪いから、直ぐに劣化しますね。貸借銘柄なら空売りです。ヘッジファンドは、当然、自分達で大株主相手に玉の交渉が出来ますから、何処かで売るでしょう。日経新聞に書くようになったら、賞味期限はスパーの特売品ですね。こんな事は常識ですからね。

さて相場の焦点は、黒田会見の7-9月期から回復するに移ってきます。しかし4月の自動車販売が5.5%減から、5月現在の数字は13.3%減となっており、ボルボはなんと70万円の値引きと報じられています。輸入車の4月の販売は20.6%減だったそうです。この辺りの数字の変化が、相場全体の流れを決めますね。しかしカタルは黒田会見に、歩があるように感じています。だから株価全体は、ソロソロ、新しいステージに入ると思っていますね。故に現物小型株では全体を引っ張れない。との相場論を展開し、二つの銘柄に焦点を絞っています。

一つは「アイフル」で、もう一つが「ケネディクス」ですね。証券マンは「ミクシィ」や「日本通信」から資金をシフトさせるべきです。やがて「富士通」なんかに繋げられれば申し分ない相場になります。ただ富士通の裏付けは、まだ先なので…高値を追うわけに行きません。更に先が、黒田さんが述べている設備投資ですね。カタルは石油化学の需要は減っていますが、長年、更新投資をしていない「三菱化工機」に株価面も含め、関心を持っています。カタルは早いからね。いつもそうです。マツダは2年半、今回のケネディクスも…大きく上昇相場が遅れています。市場参加者の熟練度が低い為に、見えない利益の認識の浸透度が低い為でしょう。要するに馬鹿なのですね。カタルは何度も述べています。経済の仕組みをよく研究すれば、上がる銘柄は、既に決まっているのです。問題はそのスピードや展開なのですね。

3月1日の株式教室で「分岐点で人気株は生まれる」とのレポートを書いた時は、誰も信じなかったでしょうが…「現物小型株では市場を引っ張ることが出来ない」との今回のタイトルはどうでしょう?「アイフル」はリファイナンスの背景があり作為的で、しかも政策の影響度が大きく、確定していません。だから面白く思惑が生まれますが…相場のスケールは「ケネディクス」に歩があります。実に壮大です。まだまだ序盤ですからね。

先日、息子から電話があり、彼はマンション購入の話を考えている様で…頭金を出して欲しいような事を言っていましたから、カタル君、今は貧乏しており、少し前なら1000万や2000万位のお金はどうにでもなりましたが、今は10万円も大変です。だから彼に、今は何もできないが、お前も多少、お金があるだろうから「ケネディクス」と言う株を買っておけと言いました。彼は前回、勤め先のUSENの株が100円以下の時に、カタルは何度も言ったのです。10万株程度、自社株を買っておくんだな…と、当時はリストラの嵐でした。でも彼は買いませんでしたね。1万程度買っても60万か70万では、買えたのでしょう。彼は、株の世界が分かりませんからね。一般の人はそんなもんでしょう。今回は「ケネディクスを1万株買えば、頭金2000万にはなるよ。」と言ったのです。まぁ、この程度は、既に確定していますからね。1万円は分かりませんが…。政策次第であり得ます。その条件は黒田会見でも述べられていますね。労働需給の関係からロンドンのように地価が高騰するのです。何れ詳しく解説します。

最後に、二つのグラフを掲げて置きますから、自分で背景を勉強し自分で納得したら買えばいいのです。あくまで投資は自己責任です。こんな常識を何度も指摘しなくちゃ、ならない現実が寂しいですね。自分の失敗を、他人の責任にしたがる阿呆は大勢います。僕はやはり、原発保証は行き過ぎていると思いますね。日本の…この大衆に媚びる風土を、どうにか改善しないとなりません。安心・安全を求めるのは正しいのですが、費用対効果と言う現実はあるのです。日本はノルウェーのように、石油は出ていませんね。国家財政は破たんの状況なのに…。メディアは、誰もその現実に目を向けませんね。NHKさん、あなたが大衆迎合の精神を、日本人に植え付けているのです。自立する国民に育てましょうね。良くメディアは、自己責任を考えた方が良いのです。あなた方が日本の失った時代を作り、自殺者を量産した責任の一端を担ったのです。もっと極端に言い方をすれば、あなた方は殺人者なのです。1300兆円も国家財産を減らし、大量の自殺者を生んだ現実を…うつ病患者を増やした現実を、もっと直視すべきですね。少し言い過ぎましたが…その職責に居られる方は、一度、考えて欲しいのです。世論はメディアが作るのです。

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投稿者 kataru : 11:12 | コメント (0)

2014年05月17日

ユビキタスを考える

今日はダルビッシュの登板で、野球を見ていてアップが遅くなりました。流石、一流域の選手ですね。今の年収10億円?でも、安く感じます。今日も11奪三振です。ただバントヒットの連打からの2失点で、味方の打線が振るわずに負けましたが、ピッチングは良い内容でした。負ければ何を言っても、敗北との見方もあります。株式投資なら予想などはピカ一でも、結果に結び付かなければ駄目ですからね。結果が全て…と言う考え方もあります。本日、決算を受け解説する007ことユビキタス(3858)は、夢は膨らむばかりですが…任天堂に見捨てられ業態変態に四苦八苦の現状のようです。

日本と言う国は、太平洋戦争に敗れる下地があるのですね。海に囲まれた地理的な優位から、歴史的に独自文化が養われやすいのですね。だから他人の動向に注意を払う戦略と言うものに、日本は大きく劣っています。情報という付加価値に、対価を払わないのです。情報はタダだと思っている国民は、たくさんいます。例えば、スーパーの特売、カタルは買い物に行くようになり、ナショナルブランドの商品が、2割引きとか…なかには3割も4割も値引きされて、売られている現実を、家賃の安いところに引っ越して、初めて知りました。この驚きは、東京に来てブランド品メーカーの直売バーゲンで、初めて知った価格の安さの驚きに似ています。ワールドの製品など、百貨店では10万円台で販売されるコートが、5割引きなどは当たり前ですからね。

このバーゲン情報だけを集める専用のサイトがあるなら、会員料を多少払っても会員になる価値があるかもしれません。証券マンで稼いでいるときは、価格は最上級が一番だと思っていました。だから、あれは2004年かな? 100万円の単価のテレビを80万か90万か忘れましたが買いましたね。そのテレビがとうとう壊れ画面が見づらくなったので、先日、買い替えたのですが…今回は貧乏しているので、最新型を買う事が出来ません。よって、前回と同レベルのテレビを買ったら、なんと価格が10万円を切るのですね。10年で価格が約1/10です。これは驚きます。これじゃパナソニックもソニーもおかしくなりますね。今回はパナソニック製です。

話しが逸れましたが…カタルは文化が進み、一人あたりのGDPが高くなると、物への執着が消え価値観が変化する事を感じています。この世界的な構造改革に、日本の経営陣は付いて行けないのです。情報力の違いで方向性を誤っているのでしょう。日本が失われた時代に長く留まって居るのは、メディアの勉強不足ですね。視聴率だけを追う姿勢が、番組の質を劣化させています。BBCやNHKの高い文化を有する番組価値は、計り知れません。ドラマではNHKの「おしん」は、アジアの国々から高い評価を得ています。一人あたりのGDPが低い、貧しい国の環境で生まれたドラマだからですね。橋田壽賀子さんは、今、「なるようにはなるさ」と言う他人同士の家族愛を主眼に置いたドラマを書いています。熟年結婚が多いとNHKで報道されていましたが、他人同士でも、家族のようなコミュニティーは築けると、ドラマは主張しているのでしょう。都会では他人同志が集まり生活するシェアハウスも生まれています。

情報を正しく感じる方向性を示すテレビ番組がもっと増え、情報の価値に敬意を表す文化を育てないと…レベルの高い先進国経済では、付加価値が創設できないのです。だからカタルは4Kや8Kなどと技術力を争う経営ではなく、ソニーに経営資源を有効活用するスマートテレビの創設を訴えています。でも今の経営陣では駄目ですね。時代を見る眼がありません。無駄な投資をしています。テレビなどはサムソンでもLGでも何処でも良いのです。最も安く作れる所に生産委託すれば良いですね。問題は文化の価値を高める双方向のスマートテレビ構築網です。先ずはユーザーの支持を得て、それから利益を得ればいいのです。

グーグルはアンドロイドを無料で配信し、アプリの提供者と共存し利益を搾取しています。アップルは自社製品で生産は外部委託ですが、同じ仕組みですね。ソニーは折角、ソフト資産があるのですから…先ずはユーザー本位のスマートテレビ網を構築すべきなのでしょう。もしメディアが視聴率優位の番組制作ではなく、番組の質にもっと力を入れれば、この資産は、海外に売れるのですね。日本の経験したバブル崩壊からのグローバル化の経験は米国に先行しています。福井さんが失敗した同じ過ちをイエレンFRB議長が犯すかもしれません。今年の米国は難しいですね。攻めより撤退は難しい。しかし米国で「セル・イン・メイ」と…大きく報道されていますが、これは間違いですね。おそらく、イエレン女史は、優秀なのでしょう。福井さんとはレベルの水準が違うと思っています。

更に、いま世界は新しい扉が開こうとしています。スマートコミュニティーへ、ステップアップする歴史的な段階ですね。何も日本だけではありません。この歴史認識がないと、銘柄の選別を間違うのです。2000年のITバブルは、その先行の兆しだったのです。インターネットを主眼とするクラウドの情報革命ですね。モノづくりの生産効率が飛躍的に上がる時代なのですね。だから日本は、その時代へ一番乗りする必要があり、今はあたらしい時代へ向け、順調に歩んでいます。ただ市場では、なかなか、その評価が定着していませんね。少し前置きが長くなりましたが…、実は既に今日の主眼である007の業績解説を始めているのです。現状の数字は見るものがありません。何故、カタルがピカ一銘柄と設定しているか…。その環境を、回りくどく解説し始めているのです。一般の人には、分からないかもしれません。勿論、カタルの構想が正しく、確実なものになる保証もありません。

カタルは、以前、ザインにも高評価を与えていた時期がありました。半導体開発のファブレス企業です。もう製品の生産などに、なんの価値もない時代になると考えていました。事実、エルピーダは消えました。シャープも苦戦しています。イギリスのARM社、アップルやグーグルなど…をみれば、分かりますね。でも日本はなかなかこのようなソフト資産に対し、正当な評価をしない国ですね。組み込みソフトの開発は高い付加価値を有しています。ゲームの業界をみてください。プログラマーの付加価値は増し、高い給料を払っています。メディアが文化やソフトに高い評価を与える視線で、報道を繰り返せば…新しい時代の扉は、簡単に開くのですね。もう技術的には、時代の加速期が来ているのです。

残念ながら、期待していた村田の量産効果は、不発だったようです。今回の決算短信を読むと、売り上げ計上がされているとなっており、任天堂へのトラウマが逆作用しているように感じています。(推測ですが、任天堂へ高い許諾料を請求していたために、切られたのではないかと思っています。)QBの製品特許もそうですね。技術的な優位度が低いのかどうか…。同時にIVIへの開発は順調なようですね。ハッキリ言って、この業績数字の内容を分析しても、この数字では意味がありません。一応、四半期別の売上推移のグラフを掲げておきますが、最悪期を脱出した可能性は高いのですが…、V字型の回復を想定するのは難しく、この半年間程度は、大きな業績変化をみることが出来ないでしょう。やはり8月に発表される数字の確認と、場合によれば11月の数字を見ないと、確実な裏付けは取れないでしょう。しかし金曜日にカタルは007を買いました。それは007への夢が膨らむばかりだからです。

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007の良いところは、眠っているソフト資産の価値認識と、時代への対応力にあります。この方向への経営感覚は、上場企業の中で抜群のセンスを持っています。しかし営業力が格段に弱いのです。カタルなら提携と合わせ、自社株の株主になってもらう交渉もします。ダイキンは儲かってしょうがない企業ですし…今回提携したロームも、財務内容は抜群です。もう一つが、海外企業への売り込みですね。日本企業と違い、海外企業はソフト資産の知的財産権を、高く評価します。だから今回はルネサスエレクと同時にフリースケールにもIVIへの搭載許可を与えているようですが…海外戦略をもっと進展させると良いのでしょう。スマート家電は常識になります。ダイキンと提携したようにイギリスのダイソンなどへもアプローチが出来るでしょうし、ソラテナの活用などは、オランダのH-Wodka社などと組んで、グローバル展開が出来る可能性があります。やはりユビキタス分野に特化しているだけあって、夢はどんどん広がりますね。

株価が上がるためには…、先ずは目先の業績の安定的な売り上げの伸びが必要になります。利益より売り上げの伸びが問題になります。村田のWiFiモジュール効果を見る限り、付加価値認識が低いのでしょう。カーナビは衰退しIVIへの移行が考えられますが…今回のサイバートラスト社との提携などは付加価値を高めていますね。この辺りが惹かれる所以ですね。たしかSQLも外部導入だったと思います。目先の株価動向の読みは、非常に難しいのです。同じ赤字でもJ・TECのように、確実な業績面への黒字転換が見える企業とは違い、あく抜けしたかどうかの段階なのですね。007はゲーム依存から業態変換を行っている最中で、時間が掛かるのですね。爆発的な内容の契約が、突然、生まれる可能性も否定できないし…ある日、突然、高い株価水準でのTOBもあり得ます。今の株価なら2000円とかのアプローチですね。

更に仕掛け人が登場する可能性もあります。この手の株は潜在的な魅力が非常に高いので5000円も相場だし1万円も相場です。仕手化しやすい素地があるのです。おそらく現状の業績への貢献度が高いのは、Navi-Ene絡みのHEMS機器の成長でしょう。スマートグリッドへの付加価値追加が、新築マンションの標準装備になるのでしょう。一度、補助金を貰った実績もあり、安定的な売り上げの伸びに効果を与えます。ただこの分野の売上の伸びのカタル評価は低いのです。理由は利益率が低いからです。最も期待されるIVIが実装される時期は、そう遠くないと思われますが…まだ若干のタイムラグがありますね。売り上げ計上は、来年以降でしょう。だから本格的な株価上昇が期待されるのは、来年以降の話しと…常識的には理解していますが、株の世界は、未来を現実が先取りしてもおかしくないのですね。ケネディクスは未来利益を先取りし1年間の調整を経て、ようやく今、水準訂正が、再び始まっています。このようなケースは良くあるからです。故に007が今、5000円や1万円になっても驚きはありません。

少し長くなりました。具体的な数字を掲げて解説しても、あまり意味がないので省きました。007の魅力は、スマートコミュニティーに向けた夢なのです。安くなれば買います。でも今回の人気の高まりは、一体、何なのでしょう。背景に何かある可能性は否定できませんね。高くなればなるほど、買ってみたくなる会社って…面白い株ですね。「夢は膨らむばかりなり…」

明日はケネディクスの予定です。

投稿者 kataru : 14:23 | コメント (0)

2014年05月10日

キャッシュポジションから投資へ

今日は先ほどまで、野球を観ていたので遅く原稿を書いています。今の時間は12時21分ですね。それにしてもダルビッシュは惜しかったですね。またノーヒットノーランを逃しました。流石、一流の高給取りですね。経済学的に対費用効果から言えば、昨日の岩隈君の方が、経済効率はきっと高いのでしょう。でも人間はスターに魅了されます。この付加価値はいったい何なのでしょう。マー君もマズマズの内容でした。違いを感じるのは、黒田君との「運」の違いです。マー君の時は、確実に運が味方しますが、何故か、黒田君の時は、結果が思わしくありません。先日も勝ち投手を逃しました。条件がそろっているのに…なかなか全体環境に恵まれず、スター株の座が掴めない銘柄と…たいしたことがないのに、スター的な人気株に育つ銘柄も市場には存在します。何が違いなのか、分かりませんが不思議なものです。

さて昨日の市況では、三菱重工が大幅高していました。8日は530円なのに…9日は36円高の566円です。何故なのでしょう。重工クラスになればウォッチャーは多く、企業業績は読めている筈ですね。日立と共に社会基盤整備の重要銘柄の一つですね。東芝も好業績でしたが、アジア地区の投資は多く、経済援助と絡み日本企業は活躍機会が増えていますね。日経新聞には同時に先進国の需給ギャップの構図が一面に載っていましたね。日本はこの需給ギャップは解消されたと言われています。最近の建設業やサービス業の人手不足を見ても分かります。2009年に起った日産マーチの生産移転ですね。そこから5年で解消されました。だから2010年秋の包括的金融政策の採用が、分岐点なのでしょう。ただ日本は2011年に震災が…そうして後半にはギリシャ問題からイタリア国債やポルトガルなどの債務問題で欧州市場が揺れました。

だから日本は二番底のイメージです。此処に異次元緩和が登場し株高の演出が起りましたが、実際は2010年秋が分岐点だったのでしょう。約2年の期ズレが生じました。現状は黒田総裁の含み笑いへの失望感など…アゲマゲドンリスクに怯えていますが、カタルが思うに確実に異次元緩和は効いていますね。ただ当初の予想より、期ズレと上昇角度が鈍いのは事実です。昨日かな? 明治安田生命の増配を採り上げましたが…、本日の日経新聞には小さな記事ですが、朝日生命の1310億円の基金返済延期が載っています。アイフルの1617億円のリファイナンス問題も、りそなも未だに片付いていません。米国ではファニーメイやフレディマックのGSEへの投下資本(1875億ドル)を、政府は回収(2131億ドル)しましたが、未だに管理下に置いていますね。(6月末の段階の予測のようです。)株価は4ドル台になっています。

V字型回復からU字型へ…、しかもUのようなカーブではなく、緩やかな中華鍋のイメージに変化しているのでしょう。しかし近年は確実に、企業は積極的な姿勢に転換し始めています。本日も、日生が人口2億5千万人を超えるインドネシアに400億円の出資を決めています。富士重工は米国を中心に、3年で3300億円も設備投資を増やすようです。更に地所も3年で、9千億円の投資をするようですね。大切なキーワードを、いくつか並べましたが、基礎知識がないと、これらの現象が株式市場にどのような変化を及ぼすか理解が、なかなか進まないのでしょう。ここで日銀の統計資料から企業の現預金残のグラフを提示して置きます。わが国のGDPが500兆円規模ですから、232兆円の蓄えはかなり高い水準です。

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カタルがケネディクスに執着している理由の一つですね。(グラフが証明)
おそらく企業はクラウドやスマートコミュニティーに力を入れる筈です。007に好材料が出ていましたね。村田に続き、今度はカスタムLSI世界トップのロームとの提携発表ですね。汎用品の村田に続く快挙です。つまり007に魅了されているカタルの方向性が正しい事を、世界が認めているのです。アットマークテクノ社も組立ソフトの業界では先駆的な存在なのですね。ARM社との連携はすごいのでしょう。日本ではあまり知名度が高くありませんが、ARM社はイギリスが誇る優良企業ですね。ロームはカスタムだから市場規模は期待できないでしょうが、007のソフト評価が世界的に見て、トップ水準だと言う証明でしょう。カタルは技術者ではないので、ソフトの技術評価は出来ませんから、このような専門家との提携で、技量を判断するしかありません。

富士通がコマツの様になると言う構想は、正しいと思っています。カタル向きの銘柄ではないので取り組みませんが、年金ファンドや保守的な投資家向けには、良い銘柄でしょう。つまり物への投資ではなく、情報へ投資するのです。データからの読みは、なかなか難しく、経験が必要な分野です。検証作業が必要だからです。カタルが最近開発したAV指数はデータの入手が困難で、過去のデータから作れません。故にABに置き換えて使っていますが、推測から結果を見て、このデータの蓄積がないと実績になりませんね。ロケットの打ち上げのようなものです。一つや二つの成功ではデータとして不十分です。先ほど掲げた232兆円の現預金残の行方は、異次元緩和で膨らむのです。加速し乗数効果が生まれるのでしょう。

農林水産省が豚肉の高騰を解説していましたが、数字上は僅かな違いでも、人間は心理で動くのですね。震災直後、スーパーから生活用品が消えました。過去にはオイルショック時かな? トイレットペーパー騒ぎもありましたね。余っている筈のコメが入手困難になったこともあります。今は入り口なのです。だから切っ掛けは、非常に重要ですね。徐々に需給は締まっています。1300兆円の逆襲の話をしているのですよ。そうして確実にスマートコミュニティーが進展しているのです。確かに足元の企業業績は褒められたものではないですが…この希望の大きさが007の魅力ですね。IVIの話題も増えています。


さわり程度に枕を終えて、J・TECのレポートを作成する予定でしたが…長くなっちゃったね。何故、こんな展開になったのでしょう。まぁ、良いか。カタルはいくつかのデータを追跡しており、現状はやはり1990年のイメージ通り、取りあえず株は下げる確率より高くなると思っていますね。気になった消費税の引き上げは、大きな欠陥になっていないようですね。まぁ、メディアが官僚支持で、消費税の10%上げを応援している側面もあるのでしょうが…市場のアベマゲドンへの不安感は、かなり薄らいでいます。むしろ、本日もスクランブルで述べられていましたが、徐々に日銀への期待は薄れ、現状を再認識するんじゃ…ないのでしょうか? カタルは先日、国債資金に眠っていた資金が、少しリートに流れていると…数字を掲げましたね。あれは5月4日のコラムで、「異次元緩和の効果」と言うレポートでしたね。1352億円と僅かなのですが…リートの購入が元々締まりつつある不動産市況の中で、僅かな金額ですが実弾が入ることにより、一気に加速する事は良くある事なのです。ほら…日本通信が3月の初めまでは、200円以下だったのですね。それが一旦、飛び始めると一気に500円を付けるようになったでしょう。これが市場原理なのですね。分かりますかね。まぁ、いいや。何れ、皆さんにも理解できる日が来るでしょう。

さて明日はJ・TECに挑んでみましょう。今日も本当は書く予定だったのですね。大丈夫かな…コロコロ変わる、心理かな。

投稿者 kataru : 14:41 | コメント (0)

2014年05月03日

最適な仕掛け

今日から4日間は世間ではゴールデンウィークで休みですね。カタルも連休は世間並みに海外旅行に行った時期もありましたね。でも今は、貧乏人のカタル君はこの間、原稿を書く事でテクニカル分析の勉強かな? 流石に年初からの下げで、売り飽き気分は広がっているようです。ただ一般株、日経225採用のような株で好業績銘柄は、まったく株価は下げていませんね。だから見方を変えると…良い相場展開とも言えます。やはり黒田異次元緩和は効いていますね。駄目株の三菱UFJは上げていませんが、ケネディクスのように下げていませんね。(ヒントですよ…)昔の駄目相場なら、また三菱UFJも300円台に逆戻りです。この点からも、異次元緩和効果は確実に効いていますね。今は、時代の転換期で、非常に大きなエネルギーが必要なのです。

株価は自然現象の表れです。経済面の自然現象ですね。米国は市場原理主義で市場が政策を決めますが、日本は違いますね。権力者の意向で政策が決定されます。黒田さんが正しいと言えば、市場が間違っていると言っても正しいのです。2006年、福井さんは小心者の為に、不動産価格が上がり始めると…途端にバブル再来を恐れ、マネタリーベースを絞りました。この影響が大きく…、更に、ここに米国金融危機が重なり、折角の上昇ムードが「オジャン」と相成りました。3流の政策運営者ばかりしか育たない日本村論理下で国民は不幸に晒されています。麻生さんと違い、安倍さんは同じ親頼みの政治家ですが…、今の所は不満もありますが、なんとか及第点です。ロンドンで日本への投資を薦める講演を実施するあたりは歴代総理と違います。ただヘッジファンドも、これまでに馬鹿な政策担当者に何度も騙され、辛酸を舐めさせられているので、やはり行動は慎重ですね。アルゴリズム取引に、日本市場が振り回されるのは、自然の理で仕方がありません。

日本の機関投資家は、株での運用を完全に度外視しています。買うのは日銀だけです。しかもチビチビと…。でも、いくら少なくても「継続は力なり」。本当は、もっと買えばいいのですが…。問題を抱えるのは、やはり金融庁様ですね。ここまで日本の金融力を削ぎ、国賊と成り下がっていますが、彼らを責めても仕方がありません。カタルのように苦労していませんからね。下がり行く株を、毎日、毎日、買い続け、お客様と共に追証の苦楽を共にし、とうとう投げ出したようなものですからね。みんなは、とっくに投げ出しています。やはり、25年の期間は長いですね。まだ高値を取れないのですよ。まぁ、ナスダックも2000年のITバブル期の高値を取っていませんが…。あのITバブルは、インターネットを産業革命に置き換えたものです。

人類は新しい時代の入り口に来ましたね。クラウド環境の利用により世界が広がり、一流の教育が無料で、インターネットを通じて受けられる時代になっています。やる気さえあれば、どんな困難も切り拓ける時代になりました。先ずは公用語の英語を…そうしてプログラミングを学び、自分の努力次第で、いくらでも世界は広がります。時代の責任に…責任転嫁を出来ない時代になりましたね。嫌なら移住すれば良いのです。世界の多くのやる気のある人間は、そうやって逞しく生きています。娘の旦那はイタリア人ですが、ロンドンに住み働いていますね。嘗て米国でも仕事をしていたようです。ロンドンの地価が高いのは世界の優秀な移民が成功しているためですね。おそらくロンドンが、やはり一番、国際都市なのではないかな? 僕はNYに行ったことはありませんが…。アフリカ系の移民や中東もアジア人も多く住んでいますね。

東京が、これからどんな変化を遂げるか分かりませんが…。東京の百貨店の売り上げは落ちていないと言う話がありましたね。理由は旅行客が需要を支えているとか…。そう言えば花粉症の季節も終わり、昨日、かみさんとユニクロの銀座グローバル旗艦店に行ってみました。久しぶりの銀座です。松坂屋の解体工事中で、真向いのユニクロのベンチからの光景は、時間が潰せますよ。工事好きのマニアなら、お薦めのスポットですね。ユニクロは12階まであり、当分は、あの工事風景が楽しめますね。驚いたのは店員の質の高さ、店は英語に中国語が飛び交っていました。CMかテレビの撮影も行われていましたね。ディスプレイも楽しめます。当たり前ですが、一流ブランドの上品さはありません。でも何か足りないようにも感じますが、それは何かな…。まずは合格点でしょう。アプリの刺繍を頼むと銀座店は1カ月待ちとか…。池袋は少し早いとか…。改善の余地がありますね。僕も買ったジーパンに刺繍を頼みたかったけれど、1カ月じゃ…。でも裾上げは2時間だったかな? 外人の旅行客でしょう。大量に買っていましたね。彼らが、消費税の引上げ落ち込みが予想された百貨店の売り上げを支えているのですね。

今日は土曜日なので、株式教室に原稿を書きましたが…明日から3日間の休みですから、もう一度、カタル銘柄の最近の動向を交え検討するか…。でもJ・TECの決算発表は終わりましたが、007もケネディクスも、発表はまだですね。それじゃ、別のテーマで行きますか…。僕は、今、ケネディクスのテクニカル分析をしています。日揮のケースが当て嵌まると考えています。あの時、日揮は大規模の赤字を抱えていました。受注した案件の赤字幅が拡大したのです。現在、第二パナマ運河がこのケースで、工事の遅延が発生していますね。日本企業は契約に忠実ですね。長い工期の受注などは…途中で経済環境が変化し、採算の悪化が容易に推測されます。だから契約に盛り込まねばなりませんが…それでは落札は出来ないし、難しいですね。カタルは原油価格が上がってきたのを見て…日揮の赤字からの脱出から再生を確信して、株を、あの時に買ったのです。

長いカタルファンなら、ホームページを始めた頃の第一弾のカタル銘柄として、日揮はご記憶にあるでしょう。当時、日揮は為替の評価損もあり、希望退職者を募集していました。1997年3月は-79円、1998年3月も-79円と、一株利益の赤字です。純資産は557円になっていますね。カタルが買い参入したのは1999年の春の相場ですね。4月に384円を付けますが、その過程で熱く燃えました。しかし…なんと、それから1年以上も待たされます。そうして2000年の春に、ようやく株は再び上げ始めますが…ヤレヤレと利食いをしたら、アララ…大幅高していきます。赤字からの黒字転換の過程の相場です。その様子を最近、開発したアポロバー(AB指数)と、株価の推移をみてください。何かに似ているでしょう。そうです。ケネディクスに…似ています。日揮は4月12日が高値でしたね。その後、1年以上も調整を強いられます。今回のケネディクスの高値も、2013年4月9日の849円ですね。ただこのケースが良いのか…。明日はコラムで、もう少し掘り下げてみます。今日はグラフを見るだけに、留めましょう。


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投稿者 kataru : 11:01 | コメント (0)