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2007年05月26日

時間軸を変えろ!

今日は株式講演会なのです。故に株式教室は簡単に解説しますね。皆さんの大好きなチャート論から、先日、株式チャートの勉強会(セミナー)を開いたものから、簡単にご紹介します。ただ有料のセミナー参加者と無料の読者向けに同じ資料を使って、同じ解説ではフェアじゃないので、多少、割愛させていただきます。

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例えば日経平均株価の行方です。上のチャートでは、今後の行方は不透明ですね。グリーンスパン発言により中国株の行方に警戒感がもたれています。故に今までのシナリオに説得力がなくなったのですね。素材高への相場に対するシナリオです。しかし株価は下がるでしょうか?

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チャートで分からなくなった時は、時間軸を変える事が必要です。時間軸は長くなればなるほど、信頼性が増します。良いですか、ここが重要です。5分チャートなど利用するディートレイダーの人もいるでしょうが、基本は会社の業績ですからね。間違わないで下さいね。チャートが全てではありません。

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その証拠に下記のような事例をあり、結果が生まれるわけです。

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まぁ、チャートチストから言わせれば、この結果は予期できたと言うでしょうが…何しろ首つり線が出ているわけで、その後、横這いですからね。いつか分かるというのでしょうが…今日は多くを語らずに、チャートで迷ったら時間軸を伸ばして検討してみるのも良いでしょうね。

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投稿者 kataru : 11:21 | コメント (0)

2007年05月19日

楽天を調べる

新興株式が下がっており、その洗礼を受け楽天の決算数字は期待ほど伸びず、逆に決算短信だけを見ると大幅減益に見えます。現実はやはり違っていましたが、しかし、僕の見通しは甘かったですね。考え方は正しかったと思いますが…株価は下がってしまった。理由は…先ず、決算短信の数字です。

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第一四半期の売上は昨年の521億円から484億円へ、ストップ安の原因を作った営業利益は109億円から61億円への大幅な減益で43%ダウンです。当然、最終利益は36億円から21億円へ41%減りますね。一株利益は307円が166円です。単純に4倍すると664円の利益しか上がりません。分からないのが法人税等の調整額が今四半期に37億92百万円も掛かっています。この会社は事業がまだ黎明期らしく特別損益勘定の出入りが激しいですね。なかなか分かりにくいので、やはり営業利益を主体に会社の評価を考えるべきですね。

この大幅な減益の要素は二つです。一つは楽天証券の売り上げ減により利益が32億9千万円減っています。もう一つが良く分かりませんが債券流動化等による利益が前期は23億3千万もあったようです。これは特別利益の印象ですが…何故か営業利益に入っていました? この二つの要素の影響で大幅な減益になりました。しかしよくみると継続的の赤字かと思われていた楽天KC部門が改善され、昨年の三木谷氏の説明どおり効果が表れているようですね。この部門は19億2千万円の赤字から6億円の黒字ですからね。

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今期よりセグメント様式が変わりBU部門別の発表になっていますが、楽天市場BUがこの会社の本業です。この売上の伸びは26.5%、営業利益が12.7%と伸びていますが、昨年のEC事業全般の伸びは売上が68.7%増、営業利益は51.3%増からするとかなりの落ち込みで、この辺りも株価に影響を与えているのかもしれません。さて、そこで私はこうして計算してみました。伸びているインターネット業務(EC部門を)PER40倍に他の証券など利益はPER10倍で評価し、株価評価をしてみると…12月期の株価は40732円の評価で、今四半期決算を元に計算すると、評価は上がり46302円になりました。

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詳しい計算は前期のEC事業部門の営業利益176億5千万円を40倍に、クレジット・ペイント事業部門の61億4千万円を10倍の赤字に、ポータル・メディアは20倍にトラベルは40倍に、証券は10倍に他は10倍の利益を元に株価を算定しています。実効税率は45%を想定しました。伸び率が落ちているので40倍の評価は高いとも批判を受けるかもしれませんが、26%の伸びは3割に近いですからね。証券市場の環境は1-3月期が年間を通しても評価かどうか? 難しいですね。4-6月期はもっと悪いでしょうから…

何故、多くのアナリストの評価が一株利益2144円なのでしょうか? 今期3000億円の売上などあがるわけがありませんね。数字的にはおそらく今期の数字は昨年より2割程度多い数字でしょう。2400億程度ではないでしょうか?そうして営業利益はこの推移では2005年の350億円ほどかな? だいたい一株利益1500円程度でPER30倍~40倍が妥当評価でしょう。株価は45000円から60000円のボックス相場かな? なんでPER評価が高いのかと言えば、一つは証券部門の利益が大幅に減って糊代が消えているから…もう一つは楽天KCの立て直しが見えているからです。

しかし僕が当初、描いていた構想とは大きく違ったことも事実です。売上が5割も伸び…利益も売上に比例すると考え株価が10万円を越え、場合によると…なんて夢を描いて強気を通した数字的な裏付けが消えました。EC事業の伸び率の鈍化です。楽天の流通総額(リンクシェア分を含む)は順調に伸びており今期初の1兆円を越えるでしょう。インターネットショッピングの将来性は成長業なので株価も何れ新高値を目指すことがあるでしょうね。過去最高値は12万7千円です。しかし時間はかかるでしょう。

今回の敗因は昨年のデータの伸び率に目が行きすぎ、正しい株価評価が出来ずに夢を追いかけた結果でしょうね。残念です。昨年の数字を元に分野別の株価評価を実施していれば株価の評価は40732円だと分かっていたわけで…今四半期の決算数字は証券分の欠落が分かっていたわけだから、株を買わずに済んだのに…EC事業の伸び率68%、営業利益の伸び率51%に目が行き過ぎました。

しかし既に株価はこのマジックを調整したわけで、ここからの大きな下げは買いに歩があると思いますが…どうなるか…最近の低迷市場の雰囲気で次の決算数字を見ずに買えるかどうか…もう一つ、分かった事があります。この会社は第4四半期の数字がよくなる傾向があります。故に年末に毎年買って、決算発表日後に売る戦略が有効かもしれませんね。ごめんなさい間違いました。でも、いずれ新高値を目指す会社だと思います。

投稿者 kataru : 06:37 | コメント (0)

2007年05月12日

決算のポイント

今日はベンチャーリンクの決算発表が迫っていると言うことなのでそのポイント整理しました。残念ながら株価は低迷しておりますが、業務内容は大きく改善しているようです。代表的な七つの習慣、カーブスが好調に推移しています。しかし両部門とも今のところ利益率は低いようです。収益を支えているのはフジオフードと組んだ「毎度おおきに食堂」などの外食部門と思われます。まもなく発表される。第一四半期の数字は赤字決算だと言われています。

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その理由は…毎度おおきに食堂は順調に売上を伸ばしていますが、(フジオフードの昨年の売り上げ増は53.5%増です。)一部店舗で収益に未達のために店舗閉鎖が行われ、その費用を計上するからでしょう。この様子はフジオフードの決算発表から分かります。決算数字は売上5421-営業利益327-経常利益―295-最終利益―35となっておりフジオフードは特別損失を208百万円計上しています。

c20070512b.gif推測1 同様の経費がベンチャーリンクにも求められているのでしょう。

推測2 もう一つの赤字の理由は新規事業の立ち上げ費用の計上です。
カーブスなどは順調に店舗数を伸ばしています。背景には団塊の世代の退職に絡み健康意欲が高まり、厚生労働省もメタボリック対策などに乗り出しています。環境は良いのでしょうね。そのためにTVCMの放送など多額の費用計上があったこと。

リンクトラストと組んだ保険販売や、生産者直売のれん会FC展開、店舗そのままオークション、御街堂おかず、ミッショナリー、cutonly、一牛など一気に新規事業を加速させています。その為の立ち上げ費用の計上。

おそらく、この二つが赤字決算の理由なのでしょう。しかしフジオフードの数字予想を見るとリスクを全部取り除いたようです。何故なら、フジオフードの業績予想は中間期(10856-615-147)で、通期では(24039-2150-959)と赤字を補って黒字数字を予想しています。ベンチャーリンクより楽観的な数字予想ですね。

ここで重要な事は損益分岐点の考え方です。売上が固定費のラインを超えると、あとは売上の伸びが利益に直接繋がります。右の図を参照して下さい。故に今回の第一四半期の見所は月間売上高の推移です。

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問題は株価です。この決算数字にどのような反応を示すか?
1.考えられるのは一度売られた後、買われる展開です。この可能性がもっとも高い。
2.さらに株価の低迷状態が続く。この場合は今期の数字が予定を大きく下回るケース。しかしこの場合も大きな株価リスクはありませんね。株価位置が低いから…
3.環境によりますが一本立ちするケースもないとは言えません。

何故なら…
既に株価は下値で株価は6ヶ月先を見て動くと言われていますから、現在の様子は今年11月の業況を先取っているラインです。と言うことは…、どう考えても、まもなく株価は将来の夢を買い始める展開に向かうのではないかと思いますが…果たしてどうなるでしょう。

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投稿者 kataru : 19:09 | コメント (0)

2007年05月05日

情報って?

日本人の意識のズレが大きくなって生産性の低迷に繋がっています。残念ながら、僕らネット族の世代の良識が欠けているようなのです。今日は保育料の未納問題が新聞に載っていましたね。先日は給食費の話でした。もっとも懸念する事に防衛庁の情報漏えい問題があります。中国がスパイを使って軍事情報を集めているのだそうです。既に「月刊 選択」は一般的になりましたが、「日本を元気にする会」が発行する情報誌もなかなかです。

多くの日本人は情報に対する価値観が希薄です。どうやって情報を集めているのか?皆が知らないからでしょう。最近、新聞社の記者もネットから検索し調べる時代だそうですね。足で稼ぎデータを作る方法の原点を知らないのですね。信号機がどのように作動しているか?知っていますか? 時々、道端でアルバイト風のお兄ちゃんがカウンターを手に持って、自動車の数、バイク、自転車、歩行者などを計測していますね。あの数字が元になり信号のスピードがコントロールされているのでしょう。

例えば、このIRNETの場合、未来かたるの場合ですが、読む新聞の数が一日6紙程度、週刊誌が5誌、月刊誌が2誌ぐらいでしょか? 他に良いといわれた本も読みます。最近ではSNSで紹介された「マザーズ族」と言うのを買いました。何故、彼らが成功できたか?と言う原点が書かれた本ですね。買うのは誰にでもできますが、それを読み、どう考えるか? この情報の解釈に差が生じるわけです。常にこの記事が、株価に与える影響などを考えながら、頭の中の相場観が変化するわけですね。

例えば、今日の記事ではマイクロソフトとヤフーの業務提携(合併交渉?)が報道されていましたね。この記事はグーグルの一社勝ちの状況を打開するものになるでしょう。最近、アメリカではグーグルの活躍が目立っていますから…この報道を受け、日本株はどう動くのか? おそらく株価が反転し出した日本のヤフー株に追い風に作用するでしょうね。それと同時に、TBSと楽天の問題にも影響が考えられます。優秀な経営者ならこのままでは日本もやられると思うからです。世界で一番安い通信環境を生かし切れてない政官民の政策にも影響を与えることでしょう。

ダウ・ジョーンズ買収問題も世界の流れを示す話題の一つです。日本がこのままでは中国に抜かれるのは当たり前、アメリカの属国だった日本は、今度は中国の傘下に入るのでしょうかね? 日本の政策官僚にはビジョンがないのでしょうね。悲しいことです。保身に勢力を使っている現状が…本物の競争をした事がないから動揺するレッドソックスの松坂を見ているようですね。株価が低迷している理由は明らかです。市場にお金がないからです。マネーサプライを見れば明らかですね。

銀行が自由化されたおかげで庶民までが外債投資を始め海外に預金をしています。日本のお金が海外に流れ海外の株は高くなり、日本には還流しない。海外で溢れたお金が日本に還流し外人買いとなって表れますが、自虐的な日本人は、新値を更新するアメリカ景気の後退論など、悲観論ばかり唱え日本株を売るのです。日本人が自国の株を売り外人が日本株を買う。金融の世界にも本物がいないのです。

何故、このような形になったのか? 
民衆の無知化を狙った画一化教育の影響でしょう。何が「ゆとり」教育だ。日本は全てこれです。日本戦略会議で先頃まで労働生産性の問題が取り上げられていましたが、成長性に言葉を変えられたそうです。おそらくこの狙いは労働生産性だと数字に表れ数値目標化されるが成長性だと誤魔化せると踏んだ官僚の作文でしょうね。この記事も報道されていました。読んだ人はいますか?

ジョージ・ソロスの最初のヘッジファンドは3人の立ち上げなのです。一人がトレーダーとして市場で采配を振るう。ジム・ロジャーズはアナリストとして情報を集めるのです。そうして、あと一人は女性の事務員です。そうして世界で有数なお金持ちになりました。金融の世界で成功者となれるのは、ほんの一握りです。多くのファンドが立ち上がりますが続かないのです。長く続けることが出来れば本物なのでしょう。継続は力なり。

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多くの人が情報の価値観の意味を知りません。それは情報をコントロールする力がないからです。講演会でよく目にする光景ですが、前置きの解説などでは居眠りをしていますが、参考銘柄を挙げると途端に目を覚ましメモをする。この程度の人間に情報の価値が理解できますかね?何故、その結論に至ったのか?そこが問題なのです。結果などより考えのプロセスが重要なのですね。上の緑の情報という部分で様々な加工がされるのです。

一つの現象は何も価値を生みませんが、ジグソーパズルのように、二つ、三つの現象の組み合わせが意味を持つようになります。その接着剤の役割がジム・ロジャーズの役割で、その情報を元に実際のトレードをするがジョージ・ソロスの仕事なのですね。ビスタニュースはそんな役割を担えれば良いなぁ~と、考えている次第です。明日、「株式相場の展望」をビスタニュースで解説する予定です。

投稿者 kataru : 08:34 | コメント (0)