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2014年11月30日

米国金融の改善

最近、ようやく米国経済は、金融危機の後遺症から抜け出そうとしています。オバマ政権は、どちらかと言えば、日本の金融当局と同じで、清貧思想です。金融制裁の課徴金をかけており、大手行は争う事をせず、時間を優先して制裁金を払っていますね。日本も徳政令を発した方が時間を稼ぎ、早く立ち直ることが出来たと言う主張する人は、大勢いますね。日本のバブル崩壊は、国策の失敗で国に責任があると言う考え方です。建設業など長く低迷したのは、バブル期の後遺症があったためです。だから「貸し手責任」と言う考え方も登場しました。何か、似ているでしょう。そうです。東電の処理も同じですね。東電に責任を押し付けず、国の失政と認めれば、もっと円滑に後処理が進んだはずです。

税制もそうですね。例えば米国は前に払った税金が7年間だったと思いますが…後で失敗した時に還付されるのですね。しかし日本のケースは、前に払った税金は絶対に戻りません。米国はやり直しが効く仕組みになっていますが、日本は駄目なのです。市場経済においては、上下があるものだと言う認識が、米国と日本では、根本的に違っているのでしょう。全てを役人が管理し、中央政権下で統一基準を設けていますね。カタルは地方の生活に合った実情で、法律も変えるべきだと思うのです。ガソリン税などを含め、都心では車は必要ないですが、地方は必需品です。酒酔い運転も、許容度があって良いと思っています。何故か、日本は大衆迎合と言うか…。被害者意識と言うか…。効率より心情が優先され過ぎている様に、感じています。震災を含めての話ですよ。3年も経過すれば…被災者も自立させるのが、当たり前の常識だと思っています。メディアは、こんな論調を絶対に取り上げませんね。

何故、こんな書き出しになったのか?
理由は日経新聞の3面です。「進む企業統治改革」の記事の中で、米国とドイツと日本株の比較が載っています。ベルリンの壁崩壊で、本来はドイツが東ドイツの復興負担があり、大変だったはずですが、市場原理を上手く利用していますね。それに引き換え、日本はどうでしょう。この株価指数の比較グラフでも分かるように…日本は村論理を貫きました。日本空港ビルディングなどの事件ですね。ブルドックソースなど買収の時もそうでした。市場原理を無視した判決を下す最高裁、政治家など…。グローバル教育を怠った結果、アベノミクスへの嫌悪感が残っているのですね。

現状ではPER面などで、日経平均株価の上昇余地が乏しいと思われるかもしれませんが…実は、日本企業は全く目覚めていないのです。この紙面にあるスチュワードシップ・コードが一般化すると、企業は誰のものか?…を問うのですね。フジテレビの日枝さんのような発言が、なくなるのです。最近、G20の先読みが見えるようになり、三菱UFJが自社株買いに踏み切りました。僅かですが…。この行動は、非常に意義がある現象なのですね。カタルは日立を時々、採り上げていました。日立と言う会社は、実に日本的な会社だったのです。それが中西さんの時代になると…少しずつ変わり始めました。利益率を重視するようになりますね。まだまだ改善途上ですが…少し変化しています。三菱UFJが変わると言う事は…、日本全体が変わる第一歩なのですね。日本企業は、非常に無駄が多いのです。総資産経営をしていますからね。個別での収益を無視して、全体の利益を考えるのですね。ただ三菱UFJもまだまだです。サントリーなどの買収資金を、もっと効率的な運用に回すべきなのですね。

おそらく、ROE経営が定着すると、もっと劇的に収益構造が変わり、日経平均株価も論理的に、今の2倍、3倍の水準に行けるのだろうと考えています。最近、川重の関連記事が目に付くようになっています。へぇ…。今、株価チャートを見ました。やっぱり株価は上がっているのですね。建機部門を売却したり…やはり収益構造も変わるのでしょう。儲からない分野を売り、儲かる分野に、特化すればいいのですね。ROEの基本は、投下資本の効率化です。基本的に裁定取引の考え方ですね。2%の利益率の分野を整理して、10%の分野に資本を回すのですね。この基準を20%、30%と高めるのです。

アベノミクスは、基本的に信用創造機能を復活させようとしています。今までは株が下がると、その年金積み立ての不足分を補うために、日々の営業利益で、株式の評価損を埋めていました。今度は、この分がなくなりますね。デフレは経済発展の大敵なのです。だから株と不動産は上がるのですよ。1300兆円の逆襲の意味を、今日の日経新聞の3面と絡めて考えてみてくださいね。さて久しぶりに…先ほど、米国金融の株価位置を観てみました。グラフは米国の金融危機前の水準から作成してあります。ようやく、危機前の水準に戻ってきたのが、分かるかと思います。だから米国では消費が伸び、高級車が売れるようになっているのですね。日本の一時的な税制優遇の軽自動車の販売とは、違いますね。しかし最近、日本も高級車の受注が好調だと言うニュースがあります。レクサスの受注が好調だと報道されていましたね。

ゲーム関連などの創業者は、お金を使っても使い切れませんからね。一部に新世代が台頭していることも事実です。メディアも良い部分にスポットを当てて報道すればいいのです。きらびやかな成功者にスポットを当て、みんなが切磋琢磨して邁進すればいいのです。はやく、そのようなムードが溢れる日本になると良いなぁ~。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 12:59

2014年11月24日

デフレからの脱却

株式の相場論において、大相場になるのは、いくつかの条件があります。絶対に欠かせないのが時代性ですね。ただ単に企業業績が良くても大きな相場になりません。米国の金融危機で経済が不振になり、自動車販売が大きく落ち込みました。しかしこの間の買い控えが、今回のスバル、マツダの躍進を支えています。このような背景は事前に分かっていますね。一方、このような一時的な現象より、時代革命の流れは、もっと大きなうねりを生みます。マイクロソフトやアップルなどの躍進は、大きな時代背景から生まれました。実はカタルが上京した時に、アスキーに惚れていた時期がありました。残念ながら消えた会社になりましたが…同時期に産声を上げたのがマイクロソフトですね。ビル・ゲイツは日本びいきで、よく来日していましたね。

要するに景気循環の波には、短いキチン循環から、ジュグラー、クズネッツなどの様々な波がありますが、時代背景のコンドラチェフの波に乗る銘柄が一番大きな相場になります。歴史的な産業革命から鉄道の発展、今回のIT革命など非常に大きな景気変動の波が起ります。人々の生活様式を一変させる材料の主導権を握る銘柄は、100倍以上の大きな相場となります。通常、株式相場は10%程度の運用成績を、毎年続けられれば、たいしたものです。30%なら驚異的な数字になります。今回、松井証券のおかげでネット取引が進み、株式投資が一般化して、個人でも10億~100億単位まで…大きく増やした投資家が増えてきました。努力すれば、皆さんの中からも成功者が誕生するのでしょう。

時代背景を兼ね備え、且つ、企業業績の変化率の高いものを見つけ、待つわけですね。ただ株は、この条件に見合っていても、必ず、上がるものではありません。あとは相場をアレンジする演出家の登場がないと…良い相場に育ちませんね。加藤あきらさんは、優れた演出家でしたが…相場論に拘る余り、銘柄選択が全くなっていませんでしたね。彼に、素質のある銘柄の相場を演出して貰えば…鬼に金棒でしょう。007やJ・TECは、この素質と言う点だけを捉えれば、非常に高いものを秘めています。問題は企業業績の波が、いつ来るか?と言う時期の読みだけですね。あとは演出家の登場を待ちます。

この演出家が単独参加の場合もあれば、複数参加で相乗りする場合もあります。大相場の条件として、もう一つ欠かせないのが「強弱感の対立」です。見方を変えると…評価が変わる点ですね。このような複数の条件が揃わないと…なかなか相場になりません。いくら頑張っても、基本的なバックボーンの政策運営が駄目では、絵に描いた餅です。カタルが希望に燃えて上京した2年目に、和光証券の副社長をしていた小川さんに面会した時に、彼は僕を前に…「カタル君、残念だったね。今回は昭和40年なんてもんじゃないよ。あの時は証券会社だけだったけれど、今回は銀行が総ヤラレだから…時間が掛かるから田舎に帰りなさい」と諭されました。現実は小川さんが述べられた通り、25年ものデフレ環境になりました。

彼自身も、こんなに長い時間かかるとは、当時、考えてなかったでしょうが…、まさか魔坂の展開でしたからね。ようやくアベノミクスで、この重い扉(デフレからの脱却)が開かれようとしています。実に25年も沈んでいたのですね。四半世紀に及ぶ整理相場は、日本株を異次元に運ぶと考えています。批判があればあるほど…相場は強く育ちます。カタルは基本構想として、日本が立ち直るためには…教育論の改革が必要だと考えています。先ずは教育ですね。しかし…これには時間が掛かります。自立する国民、イワシ民族にならない国民を育てることが必要ですね。選挙に行かないなんて…論外ですよ。

株式相場をやれば、誰でも儲けようと思います。そうすれば、自然に色んな知識が必要になり、世情に敏感になります。人を育てるには、株式投資は良い試練の場ですね。まず精神力が育ちますね。なかなか…儲けるのも難しいですよ。単に上がる株を当てれば、良いと言うものではありません。折角、大相場になる銘柄に乗っても、そのチャンスを生かせる人と、生かせない人が出てきます。最後は…その人が持つ度量が大きく影響すると考えています。ケネディクスは、カタルが上京して苦しんだ、デフレ環境を打破するスター株でしょう。これが駄目なら日本は沈没です。日本の基本的な経済政策の大きな間違いは資産デフレですね。その元凶が不動産価格の下落です。実に1300兆円もこの25年の間に失いました。年間48兆円の計算ですね。GDPの10%程度を毎年、失っていて景気が浮上する訳がありません。

しかもバブルの解消は、1997年頃に解消されているのです。その後17年間も底値圏を横ばいし続けた印象ですね。ようやく異次元緩和に続く、ハローウィン緩和でデフレから脱出する重い扉が開くのです。その象徴的なスター株がケネディクスなのでしょう。既に安値(73円かな?)から8倍以上にもなっていますが、未だに評価不足なのでしょう。その理由は来年後半になれば、皆さんも明らかになるでしょう。この動きは第二波になりますね。第一波で73円から849円へ、今回は春の289円が基点になります。カタルは来春には、たぶん1800円ラインだろうと考えています。流石に、そこまで上がるとまた休憩が必要になり、最終的には政策次第で1万円と述べていますね。100円の株が100倍の1万円へ…。信用創造機能の復活が、日本再生への道の第一歩ですね。

そうして…この金融力を使い日本は一気にスマート・コミュニティーへの世界に突入します。少子高齢化と言う欠点が、利点に変化するのですね。人口増を糧に成長した中国が沈み、ロボット大国の誕生になります。クラウドなどの情報を活用する時代が到来し、一気に効率化が進みますね。医学界では遺伝子の解明が進み、ロボット〈スパコン〉が人間を診断し、治療するようになります。 エネルギッシュな時代の幕開けですね。時代は宇宙ですよ。月や火星に向かうようになるでしょう。「新婚旅行は…月へ」と言う時代が意外に早くやってくると考えています。

信用創造機能を利用するか…しないかの選択ですね。今回の選挙は、そういう事です。もう後戻りなどできませんよ。行きつく道は、一つしかありません。ようやく政権当局は真剣に考えたのですね。カタルがネットに登場し、初めての展開ですね。実はカタルはネットの登場した時期に、ダヴィンチが誕生しています。でも金子さんは失敗、同時期にスタートしたケネディクスが、信用創造のバトンを継ぐわけです。まだ多くの人は信じてないかも知れませんが…619円の壁を抜いた事は、新高値の誕生を、手にした切符なのです。それくらいに619円は、価値がある関門なのですね。

昨年来…カタルが何度、この時期を夢見てきたことか…。ようやく実現したのです。2005年に付けた4090円の壁をクリアして、ようやく日本は…信用創造機能が復権するのです。いよいよ始まります。007やJ・TECの世界、スマート・コミュニティーへの扉の入り口に差し掛かります。でも、暫くは…目先2週間程度、高値保ち合いを続けると考えています。だから慌てることはないでしょう。何しろ信用買い残は6000万にも及びます。

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投稿者 kataru : 11:22

2014年11月23日

自分の心

さて今日は千秋楽ですね。相撲はモンゴル勢に占拠され、軒先を貸したのに母屋を取られる事態が続いています。何か、日本人の資質が低下している表れでしょうか? 日本人力士の不振は、明らかに精神力の欠如ですね。先日、驚いたのは振り込め詐欺の片棒を担いでいたのが、日本の若者だと言うニュースです。カタルはてっきり、中国人かヤクザだと考えていました。最近は、橋のプレートや消防ホースの金属部分、更に太陽光発電の送電線などが…盗難の被害に遭っていると言います。農作物の盗難もありましたね。セコイ犯罪に加担する事件が相次ぎ、日本人のモラル感の劣化が気になります。ゆとり教育など…と言うバカな教育をした森総理の時代の後遺症でしょうか…。

教育問題が見直されている様で…カタルは、英語などより「修身」などの基本的な人間行動学の基礎、道徳観を養う事に力を入れるべきだと思っています。英語などは、何れ、無用の長物になります。最近は藤原正彦さんが登場しませんね。彼は日本語教育だけで、充分だと述べていたかな…。基本的な物事の考え方は、分野は違っても共通していると思っています。所詮は人間の資質なのですね。小さいころからの道徳観が、社会人になっても大きな影響を与えます。社会人になって思うのは、負けず嫌いの精神とか…、そう言えば、よく、おふくろは「なにくそ、負けてなるものか…」と呟いていたのを想い出しますね。カタルの相撲好きも、おふくろが勝負事が好きだった影響かも知れませんね。

最近は義理母と暮らす時間が長くなり、年老いた老婆の為の散歩に出かけるようになっています。昨日も1時間半程度、公園を歩き買い物散歩に出かけていました。それにしても良い相場環境になったものですね。カタルが現役の頃とは…180度の転換です。まるでカタルがサラリーマン時代に味わった右肩上がりが続く成長期のような印象です。目先、失敗しても…何ら心配がいりませんね。目先、失敗して買った株が下げたら…また下値を買って置けば、前の高値に戻ってくる相場展開になっています。これでは損をするのが、どうかしている展開です。

基本的に政策に不満がないと言えば嘘になりますが…、概ね、意に沿った展開です。最近はようやく信用創造の現実化が始まったように感じています。娘がロンドンに住んでおり、彼女の経済環境も、気になるようになっています。東京より賃貸物件が高いのですね。つまり持てる者と、持たざる者の差が拡大しています。昨日、1937年の宿題を掲げましたが、基本的に格差が広がると暴動が起ります。「妬み」と言う感情は恐いものです。カタルは格差が広がるのは、当然の結果だと考えています。努力する人は絶えず勉強し、さらに努力を惜しまないのですが…落伍者は努力もしませんからね。

東京に来て感じるのは、東大卒のエリートが一流企業から放り出され、その人間の資質の問題です。よく観察すると、やはり一流企業からリストラを受ける人は欠陥を抱えていますね。カタルの周りの人間をみると…そう感じます。共産党は儲かっている大企業から税金を取れば良いと言いますが…現役の働く部長連中の努力はすごいものです。とても怠け者のカタル君は、彼らの真似を出来ません。だから自分だけの歩合の世界に入ったのでしょう。自分一人なら、どうにでもなりますからね。

この2週間は、どう展開するのかどうか…。金曜日も日銀のETF買いが入り反発したようですが…カタルには先駆した銘柄が…高いと、感じるようになっています。三菱UFJなどを除いてそうなのです。カタルはご承知のようにケネディクスを掲げていますが、住友不動などは、何が良いのか…サッパリ分かりません。明らかにバブリーだと考えています。なら、ケネディクスもそうじゃん…と指摘されそうですが、変化率が違うのですね。先駆した一流株は、多くのアナリストがウォッチしているから、正当な価格評価を受けていますが、今の時期は、広がりの相場展開ですね。一番手から二番手へ、更に三番手と…物色の範囲が拡大して行くのでしょう。

分かるかな? ケネディクスは「デフレ脱却の星」なのですが、基本的に相場展開として1番から2番に移る相場展開にも、適っている銘柄なのです。カタルがNSWを掲げているにも、クラウド環境下の中で企業業績を伸ばしており、007やJTECのような輝きではありませんが、クラウドの橋梁、渋谷で展開するジオフェンスの仕組みなど…革新的な魅力も秘めています。どう考えても…安過ぎます。BPSは844円で、一株利益は70円台へ伸びる過程にあります。15円配当も実施していますね。何故、これ程、魅力のある会社がPER10倍台なのでしょう。何故、PBRが1倍以下なのですか? NECは大きく伸びる環境下に、位置しています。4ケタ以下に放置されている現実は…明らかに、おかしいですね。このような企業は…どんどんとやがて市場から消えて行き、全体が水準訂正をしますね。

チャートも、前回、カタルが注目した時に水準訂正した波動から、4か月間の調整を入れ、充分な休養を経ていますね。前回、仮に高値を買って捉まっても…大丈夫ですね。高値の830円を買ったとしても…このような企業が下がれば、ドル平均法で買い下がればいいのですね。必ず、いずれ4ケタ以上の評価を受けます。ただし全体相場がデフレへの逆戻りで沈めば、駄目ですよ。今の政策選択が続くならの条件ですが…、高値を買っても心配いりませんね。007もJ・TECも同じことです。でも多くの人は、自分の買値を基準に物事を考えます。でも市場価格は、当たり前の事ですが、あなたの買い値などは、関係ありませんね。あくまで、全体相場との裁定関係で株価が決定されていきます。

だから下げた所も、余程の事態にならなければ…買い続ければいいのです。この下げたら買う事を多くの人はしません。だから失敗が続きます。ケネディクスは昨年の8月、500円割れからの再推奨ですが…、昨年後半に、何度もカタルは619円の壁をクリアを狙い挑戦しましたが、その度に、買っては投げの繰り返しで損失を積み重ねてきました。でもカタルは、この3月の300円割れこそ買いませんでしたが、300円ソコソコで買い増しを続け、さらに今回も400円割れを買いましたね。ようやく619円の壁をクリアし、世間の評価が、カタルの認識に追いついてきました。

この時間の誤差は、未だにカタルの課題です。ピッタリ充てる努力はしていますが…ハズレも多いですね。でも昨年末の富士通はいかがですか? 今年春の日本通信は如何ですか? そうして今回のラオックスは、如何でしょうか? みんな…ピッタリ、的中です。まぁ、カタルの評価は、自らがするものではなく…第三者がするものですが…。今回のNSWは、果たして830円をクリアできるでしょうか? そうして4ケタに乗せますかね。でもこの株は、小型で板が薄く、買う時に気を付けて下さいね。高かったら止めましょうね。株なんか…他に、いくらでも良いものが出てくるでしょう。問題は銘柄ではなく、投資家の資質なのです。

人間としての資質の問題なのですね。所詮は…自分との戦いです。冒頭に掲げたように、格差が広がるのは、当然の帰結なのですね。努力する人としない人は、それぞれの努力度合いにより、自分の生活環境が変化して行くのです。カタル述べたからと言って、鵜呑みにするようじゃ、駄目なのです。所詮は表面的な結果しか得られません。カタルを評価し批判するのですね。その為には、自分がカタルの文章を毎日読み、この馬鹿は、何を考えているのか?…と分析しなくてはなりません。この分析を通じて、自己判断が固まるのです。ケネディクスを600円近くで買い、300円割れを見て、何故、再び買わないのでしょう。自分自身が、時代背景を理解してないのですね。そうして失敗した自己責任を、他人批判に転嫁するのです。

007も、J・TECも、貴方の買い値を下回っているかもしれません。良いチャンスですね。カタルは市場評価が変化し、株価が安くなると…買いたくて仕方なくなります。でも自分自身の力量が不足するために、資金がなく、泣く泣く諦めることが良くあります。マツダなどは、絶対に…もう買いたくはありませんが…、シャープのこのモタツキには魅力を感じていますね。倒産の影も見えるからですね。だから300円を割れているのですね。所詮は博打なのです。選択と結果は、常に自分自身の責任なのですね。この常識を本当に理解している人が、どれ程、居るのでしょう。所詮、カタルの意見は、タダの市場に溢れる一つの見方に過ぎないのです。あとは、あなたが決めることですね。自分自身を良く見つめ直し、自分の心と闘ってくださいね。

投稿者 kataru : 14:15

2014年11月16日

ユビキタスの決算を考える

さて本日はユビキタスの、第二四半期決算です。基本的に「底這い」と言うイメージに変化はありません。任天堂関連の売り上げが消え、よく業容転換ができたものです。前々四半期には、開発ソフト資産の減損会計を実施し、社長交代故に、新しいスタートを切ったとも言えます。残念ながら、カタルが当初、期待していた村田への「Wifiモジュール」の売り上げの大幅増加は見込めず、空振りに終わりました。おそらく採用され出荷されていても、相当ロイヤルティーは少ないのでしょう。任天堂がユビキタスを切ったのは、どのような理由があるか分かりませんが…単品に、あれだけ売り上げがあったのに…、切られたのは競争力の低下が、原因かもしれません。

村田の単価競争レベルは、世界一ですからね。逆を言えば、儲からないが…「利益の質」(売り上げの質)は高いとも言えます。発表資料を見ると、既に自動車関連への搭載も決めっておるようで…随時、売り上げ計上が、なされるのでしょう。自動車関連の売り上げは、命がかかるだけに、質が高いですね。採用までの過程はハードルが高いですが…一度、採用が決まると、長く収益化が期待できます。ゲームとは違いますね。

残念ながら、株価がぶっ飛ぶような決算内容ではありませんが、悪くもなく、冒頭の表現の「底這い」から、非常に緩やかな回復傾向と言う決算イメージです。この会社は経営者がコロコロ変わり、雇われマダム的な印象です。この辺りがオーナー経営と違い株価面ではマイナスです。しかし…負の遺産もなく、新しい芽が、芽吹いているイメージです。よって下値圏で玉を沈めるイメージで…、高値を追いかける必要もないと考えています。タイムスケジュール的には…来年、後半のイメージですね。ただカタルは、今回の下値で持ち株数を増やしました。理由は、だんだん下打ちがハッキリし、安値圏では株を買えなくなると言う判断からです。この手の株は、ある日突然、株価が噴き上げる可能性があるからですね。切り口が多く、夢が大きいので仕手筋次第で、どうにでもなるからです。

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一応、あまり意味はないですが、四半期別の売り上げ推移のグラフを掲げておきます。007の任天堂時代の売り上げと、今日の売上では…同じ売上でも質が大きく違います。任天堂に頼る不安定な売り上げが、世界トップ水準の強固な売り上げに変化していますね。ただ損益バーは、売り上げ水準が12億円程度と思われます。この過程は、来年、後半には感じられるはずです。あと5割ほど、売り上げを積み増さねばなりません。営業力が乏しく、余程、佐野さんが頑張らないと駄目ですね。この手の会社は、ある日、突然、変化するものです。カタルがイメージする会社に、果たして変貌するかどうか…。時代はIOT時代の到来を迎えており、この追い風は、当分、続きます。

さて多くの市場参加者は、目先の変化に踊らされますが…大切なことは時代の推移なのです。どんなに優秀でも環境が悪いと上手く行かないものです。カタルは歩合セールスだったので良く分かりますね。年収120万円が、年収1億円に変化するのですね。これが時代の変化に乗るかどうか…のイメージです。実に100倍です。現在のケネディクスもデフレ脱却のシンボルに採用されつつあるのですね。それは日銀がハローウィン緩和でアクセルを踏み込んだからですね。時代が銘柄選別を決めるのです。

IOTはスマートコミュニティーの構築に欠かせません。農業では気候変化により、水やりから肥料の量など…全てがクラウド上で管理されるようになります。だからソラテナへの参加のような、種まきが007の魅力でもあります。最初は商売にならないものです。HEMSもそうですね。最近は原油価格が下落しコスト意識が薄れていますが、スマートコミュニティーの構築が、国際競争力を高めるのですね。人件費ではないのです。佐川急便を中心とする物流変化は、様々な産業の構築の手助けをしますね。この発展を物流リートが、資金面で支えています。だからカタルは「リートはPFI」だと述べているのです。もし、この変化が一般化すれば…PERは30倍評価から100倍評価に変化しますね。

素人には分かり辛い部分ですが…売上=利益の質が問題になり、潜在的な成長力がPERの評価を大きく変えるのですね。カタル銘柄のケネディクス、ユビキタス、J・TEC、それぞれは非常に将来性が豊かな銘柄です。トヨタが何故、世界トップになったか? よくトヨタ批判の中に「下請け叩き」と言う悪評もあります。これは半年に1%ずつ単価を下げるからですね。1年で2%の合理化を常に求めています。その為に、下請けは、このハードルを越えるに必死です。この日々の努力が、トヨタの原動力でもあります。村田も同じですよ。あの米粒より小さな半導体開発に切磋琢磨し、日々、改善を続けています。

今日は007の業績数字を、ざっと見ましたが、相場はハローウィン緩和から2週間が経過し、新しいステップが生まれるかどうか…が、焦点になります。この2週間は、どちらかと言えば、指数買いによる相場です。故に裁定買い残も膨らんでいるようです。日銀のETF買いは、14日の相場が緩んだ時に入ったようですが…その為に引けにかけ、相場が急伸したようです。ハローウィン緩和効果は、ケネディクスにも反応しましたね。今週から始まる相場は、ハローウィン緩和を前提にした新しい相場が構築されます。

今までの指数買いの総花的な相場から、個別株物色が始まる可能性を、カタルはイメージしています。出来ればケネディクスが、スター株の座を得て欲しいと願っています。スターに、一度、選出されれば、一気に水準訂正が進みます。カタルは潜在的な一株利益を、今期は30円、来期は60円としています。故にPER30倍で900円、リートはPFIとの評価になるPER100倍では、6000円相場が…現時点でも想像できるのです。何しろ、AUM残高の来期2兆円の大台乗せ…が、実現できるかもしれませんからね。1兆4773億円のAUM実現は、そういうレベルですね。来春には、商業リートや介護リートの上場が計画されています。それでは、また明日。

投稿者 kataru : 12:19

2014年11月09日

燃えるような恋…

株価だけを見て売り買いする人には…昨日の「国策に逆らうな!」のレポートは退屈だったでしょうか? 多くのイワシ民族の日本人は、目先の動きに変化を感じます。今日は、旧東ドイツが出国規制を緩和した日だそうです。この処置を受け25年前の11月10日に、ベルリンの壁は崩壊します。カタルはこの現象を見て、東西冷戦が崩れ、市場原理が働くので…加工貿易立国の日本の株価は10万円なると考えていました。「平和の恩恵」を、世界の中で一番、受けると思っていたのです。しかし現実は…。25年に及ぶデフレ環境で日本村論理がグローバル化により崩されたのですね。グローバル化に対応するための構造改革が進展したのです。終身雇用や年功序列など…多くの日本独自の仕組みが崩壊しました。株式持ち合い制度は、村論理の象徴的な現象でした。

GPIFの資産組み換え(債券から株式へ)も、コメの国際化(TPP=JA改革)も日本村論理の「最後の砦」に見えます。GPIFの資金移動は、官の統制から、民間資本への転換を意味します。どちらかと言えば…米国の民主党(大きな政府)から共和党(小さな政府)への動きと同じで…日本の市場原理を加速させる動きですね。条件が揃ってきましたね。カタルがサラリーマン生活を辞め、歩合の世界に身を投じ、市場原理に動いた行動に、25年ぶりに世の中が追い付いてきた感じです。カタルは日本が市場原理で動く資本主義国家だと…勘違いしていたのですね。しかし、世間を知れば知るほど…日本は共産国家と同じような、既得権力者の圧力があったのです。東電の上場維持はその象徴です。

ベルリンの壁崩壊から25年、ようやく日本は体制転換しました。1年1億とすれば…25億のお金を作って初めて…サラリーマンを蹴って、歩合の世界に身を委ねた人生が正解だったと言えるかもしれませんね。最近は何故か…お金への執着は消えていますが…。まぁ、カタルは昔からお金に執着しませんね。神主さんはお金が大好きですが…僕はお金なんか、何とかなる…と現在の様に、貧乏していても、心の中で思っている不思議さが、何処かにあります。桁が違いますね。25億ではなく250億なら分かりますが…。

別に、この意見(体制転換)は、僕だけのものではなく…さっき、ネットで色々読んでいたら…、カタルと同じように考えている人も結構いますね。代表事例は、先日批判したと言うか、名前が最近出ていない…と書いた武者さんが、カタルと同じ論理を、彼らしく難しいデータを用い解説していました。要するに「信用創造」の事を書いていますね。

サービス産業のインフレ化など…挙げていましたが、最近、アルバイトも集まらないのか…分かりませんが、時給が確かにアップしているようです。時給1200円程度の単純労働も結構あるようですね。新聞配達を想い出します。あの会社、人手を集められているのでしょうか…。運動不足の人は良いですよ。カタルは2か月で10キロ、痩せたのです。お金をもらい、健康にいいし、体力もつき、病気にも勝てる。中高年の運動不足の人は試してみましょう。

さて今日から相撲が始まるし…楽しみが増えましたね。
カタル銘柄関連で、NSWだけが企業業績発表をしましたが…マズマズです。株価は安いですね。カタルのイメージは4ケタの株ですね。カタル銘柄の中で減額修正を予想していたJ・TECは、予想通りと言うか…かなり悪い数字を発表していたように見えますが、もともと会社側の予想が、カタル予想と同じように「法螺」なのですね。実際の売り上げの伸びは22.6%も伸びていました。通期予想も26.6%の伸びの予想なのですね。でも…事前予想が2倍以上の予想を掲げていたので、減額修正に追い込まれたのです。この主な原因はジャックの低迷ですね。この手術を増やすために…医者を研修する必要があるのです。問題は、この推移です。ようやく軌道に乗りつつあり…何処かで爆発地点を迎えますね。NSWにも言えますが…「損益分岐点」の売り上げ位置が問題なのです。

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このバーを超え始めると…途端に利益が急増するのですね。一般人は、一株利益を株価の判断材料にしますから…この数字が劇的に伸びると株価が飛ぶわけです。グラフを提示しておきますね。これでカタル銘柄J・TECの解説を終わりにします。カタルは現状の株価なら…買い増し方針です。最近も買いました。NSWは、カタル銘柄扱いにしていませんが…化工機と違い、大きく株価が飛んでいません。適度の調整からの出直りで、日本通信や富士通のようなシコリ感はありませんよ。だから早晩、新高値を目指しますね。でも化工機は駄目ですよ。今回はカタルの参考銘柄として…カタル銘柄(ケネディクス4321、ユビキタス3858、J・TEC7774)の他に、ラオックスとリクルートを掲げています。NSWと同じような感覚で…小野薬品も取り上げていますね。

新規銘柄を掲げても良いのですが…要するに同じことです。何度も言うように…信用創造機能の復活が、相場の核ですから…野村証券でも、三菱UFJでも同じことです。ただ違うのは「リスク度合い」が違うと言う事ですね。世の中の常識で、ハイリスク・ハイリターンなのです。決して、うまい話はありません。高いリターンを狙いに行けば、リスクは増すのですね。これは常識ですからね。馬鹿は、その事を理解していません。カタルは何度も述べています。カタル自身はハイリスク派だ、と述べていますね。下値圏ではシャープにも関心がありますね。シャオミーはサムソンを四半期ベースで抜き、世界一になったようです。きっと、その内、誰かが仕掛けますよ。300円以下は面白いですからね。

銘柄など関係ありません。要するに「自分との戦い」だけの話しなのです。相場も人生も全て同じです。好きな女なら…人生を賭けて、ものにすればいいのです。ストーカー手前の行動なら、許されるはずです。相手も人間ですから、一所懸命に努力すれば、いつかは分かってもらえる部分もあります。久しく、燃えるような恋はしたことがありませんが…相場も同じですね。此方は…カタルはいつも燃えるような恋をしています。ようやく年末年始到来です。しかし業績面からは、来春に予定される二つのリート上場が、目先のイベントです。これから半年で、株価は何倍になるか…楽しみですね。ただし10日に予定される3Qの数字は、きっと良くないでしょう。何故ならAUMは増えていません。通期の数字を増額に動くかどうか…。この辺りは、経営者のさじ加減によります。ただ経営環境はハローウィン緩和により…歴史的な追い風が続きます。日銀自ら、リートを買っている訳ですからね。よく背景を考えてくださいね。

与太ばかりですが…今日はカタルと同じような考え方をしている武者さんのレポートも時間があれば、読んで置くと良いでしょう。
此方です。

それでは、また明日。

投稿者 kataru : 12:05

2014年11月03日

世界を席巻する日本

ハローウィン緩和を実施した日本株は、これで本当にデフレ脱却が出来るのでしょうか?
誰もが疑問を覚える命題です。早くも日銀の追加緩和に対し懐疑的な見方が出ています。本日の日経新聞も、どちらかと言えば…その部類でしょう。国債金利を見れば明らかなように…誰もが疑問を感じているから、金利が低下している訳です。

需給バランスは確かに、流動性が懸念されているほどなので…引き締まっていますが、本当にインフレの世界へ向かうなら、1%を割れる国債を保有するリスクは、かなりのものです。常識的には国債などは買わずに…必要最小限にとどめ、在庫債券のデュレーションを短く設定しなくてはなりません。3年から5年程度に設定すべきなのでしょうね。

黒田さんの本気度をどう見るか…。果たして…債券相場はこれから、どう反応するか…見ものですね。GPIFの方針転換を受け、国債の持ち株割合を減らすのですから、これを日銀が補完する形になるのでしょう。1000兆円とも言われる国の借金を、実質的に減らすには、インフレへの世界に移行しないとなりません。

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まさに金融相場ですね。強気と弱気がぶつかり合い…激しい火花が生じる相場です。日経平均株価を見ると…日本は充分な調整を経て来たことが分かります。立ち上がるかに見えた…小泉・竹中改革は、米国金融危機の影響を受け、日本は二番底へ、円安で輸出が伸びない原因として、海外への生産移転を上げる声が多いですが…、極めつけは、日産マーチのタイへの生産移転です。この動きは2009年です。ようやくベルリンの壁崩壊(1989年)に始まった、東西冷戦の崩壊からグローバリゼーションの波は、FRBの金融緩和終了で、一つの峠を超えます。高成長を続けた新興国、BRICsの成長も普通のものになるのでしょう。

日本は固定資本形成と加工貿易により高度成長を続け、先進国の仲間入りを果たしましたが…その弊害の調整が、長かったデフレの世界とも言えます。日本村論理からグローバル基準ですね。TPP交渉はそういう事なのでしょう。最後はコメ…と、長くカタルは述べていました。JA改革も…そういう事ですね。カタル理論は、全てにマッチします。日経平均株価もハローウィン緩和を受け、デフレの世界の双璧をやがて打ち破るのでしょう。2007年2月の18300円、そうしてITバブル時の2000年4月の20833円です。この双璧を破り、初めてスマート・コミュニティーへの世界が、扉を開けることになります。

先進国の再成長…と言うか、宇宙開発を含めた、夢のSFの世界ですね。ロボット産業が自動車産業を凌駕するようになります。我が家にも一台、家事ロボットを…と言う夢の時代ですね。面白いコラムを発見しました。小笠原泰と言う明治大学の教授ですが…。この考え方は非常に面白いですね。暇の人は読んでみては…如何でしょう。此方です。個人の力が強くなると言う話なのですが…カタルが前に述べた、物より文化に価値があると言う付加価値の考え方に類似する色を、文章から感じました。ITバブル時の日経平均株価20833円を破ると…日本の新時代が見えてくるのでしょう。前から先ずは、信用創造を確立させ、それからスマート・コミュニティーの世界だと言う…カタルの基本構想を補う資料ですね。

相場に臨む場合…大まかなデッサン力が要求されます。相場のシナリオを大雑把に予測するのですね。後の細部は…ハッキリ言って、どうでも良いのです。日本がどの方向に向かっているか? どの方向に向かうのが正しい道か? 人間は必ず、試行錯誤し、最後には時代の扉を開けている事は、歴史が証明しています。途中、右往左往するのですが…、最後は行きつくところに収着するのです。黒田さんのハローウィン緩和は、まさに的を得た政策実行です。市場経済はこの政策を受け、正しい方向に反応するわけです。市場を見て政策を変える。その政策を見て市場は、方向性を変える。まさに株式市場は実体経済の鏡と言われる所以ですね。

金曜日にハローウィン緩和を受け売買代金で、金融株がリストアップされ、値上がりを示す陽線率(寄り付きと引け値の株価に対する割合)では、不動産株が上位を独占しました。カタルが述べている信用創造機能の復活です。カタルは日本に必要なのは…先ずは信用創造だと述べています。故にその注目企業として、1年と3か月も前から500円を割れたケネディクスを見て、再推奨をしていたわけです。そのケネディクスは、金曜日、このハローウィン緩和を受け人気になり、ストップ高を付けました。ようやく二段上げのスタートになりますね。昨年の4月に付けた849円を抜くのです。カタルは、前から最低で4桁、通常は2000円相場で…正しい政策が実行されるなら、4000円の新高値を目指す…と述べています。更に政策次第ですが、1万円相場も夢ではないとも述べていますね。

確かに、この後、日本の経営者が、ROE改革に目覚め真剣に働かねばなりませんが…日経平均株価の38915円を取りに行くのです。それくらいに…日本は恵まれています。米国にはシェールガスがありますが、日本にはアジアの市場が眠っているのです。中産階級を多く輩出するアジアの人口増加は、非常に魅力的な市場ですね。農業分野からも成長企業が生まれることでしょう。ワクワクするようなSFの世界への第一歩が、異次元緩和だとすれば、その動きを確実にするための追加緩和のハローウィン緩和は世界を席巻し、日本がリードしてスマート・コミュニティーへの扉を、開けることになるのです。少子高齢化社会の到来だから…、ロボットが普及する素地があるのです。中国にはない環境が整っています。目指せ!日経平均株価10万円。ROE改革が実現すれば…株価に見合う収益が上がることでしょう。

投稿者 kataru : 12:49

2014年11月02日

メディアの資質

NY市場は新高値ですね。このような急激な上下をみると、依然、警戒感を持ち続けるわけですが、曲がりなりにも…新高値です。故に、G20の金融規制への読みは、順調に水面下で消化されているのでしょう。基本的に…日本が疑われていたデフレから脱却決意が、異次元緩和に続くハローウィン緩和で証明されたことになります。これに加えGPIF改革と…日本の本気度を世界に示す格好になりました。この決意表明は非常に大きな意義がありますね。日本発で世界の株価を押し上げるなんて…、これまでの25年間なかった出来事です。

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やはり信用創造からスマートコミュニティーへの流れは鮮明になる事でしょう。残念ながら、神は人類の歴史に試練を与えています。立て続けの…二度に及ぶ宇宙開発の失敗は、スマートコミュニティーへの扉が重いものを感じさせます。遺伝子解明も含め、あと一歩なのですが…。残るは…「メディアの質」への改革ですね。日本を、ここまで貶めたのは…メディアの存在です。

今日も、毎日新聞の社説に「安倍さんのねつ造発言は、冷静さを欠いている」…と報道されていると言います。例の「打ち止め発言」の続報ですね。本日、日経新聞の2面の「イドラとメディアの葛藤」の趣旨は、ざっと読んだだけなので捉え方が違うかもしれませんが…もともと日本のメディアは、韓国のフェリー沈没における、救済の一斉誤報の事例と同じように、横並びで動きますね。各社のカラーがありません。著作権問題の際もそうですが、このように身内を擁護しますね。このような続報が、ドンドン事態を悪化させるのです。国会も日本の置かれた現状をよく理解していませんね。

政治と金の問題が軽いとは言いませんが…、早々に打ち止めにして、早く時代を進めることです。自民党が欠けている国家議員の削減など…も含め、地方創生などの政策論議を進めるべきですね。まるで消えた社会党の牛歩戦術と同じレベルです。こんな国会議員なら必要ないですね。岩田さんや黒田さんを呼び、CPIの目標を議論し、岩田さんの過去の発言を問題視したから、今回のハローウィン緩和に繋がったのでしょう。あの追求がなければ…日銀は追加緩和に動いたかどうか…分かりませんね。黒田さんも、もっと誠実に真実を語るべきです。自らの見込み違いを認め、だから追加の対策を打ちました…と正直に述べた方が、市場関係者は、もっと高評価したと思っています。しかしこのカンフル剤は、時間切れが迫っているのです。

この認識を持っていれば…悪戯に政治と金などで、国会を空転させることはしない筈ですね。程度が低い人間が選ばれているから、世の中がクルクル空回りするのです。さて舞台は整いつつあります。あとは日経新聞が連日、企業経営の方法を諭す事です。ROEを重視した利益率重視の経営を目指さねばなりません。企業経営者の資質を高めなくてはなりませんね。アステラス製薬は、武田製薬を時価総額で抜きました。ROEはアステラスに軍配が上がります。いくら武田が新薬の端境期とは言え、黒字でも継続的に改革を実行するアステラスに軍配を上げたことになります。アステラスの希望退職者は300人に対し430人だったそうですね。

日本人は社会人になると…自らの自己研さん意欲が低くなります。社内に新制度を設けると勉強すると言う受け身の立場ですね。このような人間が、上場一部社員なんて…信じられません。カタルは自らの力不足を感じ、証券アナリストの勉強を…自前のお金を出し、土日を潰し、専門学校に通いました。3年ほどかかりましたが、どうにか資格は得ましたが…。馬鹿は馬鹿なりに、それなりの努力をしたわけです。スキルの研鑽は40歳、50歳になっても続けるべきでしょう。今でも、カタルは試行錯誤を続け…データを集め続けています。

日本の経営者意識を変えるのは、新聞が一番です。日本経済に…ROEになびく流れを、一旦作れば…日本人の本質はイワシ民族ですから、一斉に走り出しますね。カタルは総合商社株の水準は、非常に安いと思っています。世界を股にかけたグローバル戦略の経営は、もっと評価されても、良いと思っていますね。まだ日本全体が、新しい扉を開けた訳ではありません。ハローウィン緩和は、異次元緩和で動かなかった切っ掛けに、過ぎないのですね。無理やりセルを回し、エンジンを点火させようとしているだけの話です。果たして順調にアクセルをふかさなくても、アイドリングが出来るかどうか…。メディアの責任と資質の変化に、掛かっている様に感じています。 頑張れ!日本。

投稿者 kataru : 14:01