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2014年06月29日

化工機からイメージを練る

いや…参りました。カタルは一度、売ったのに…、買い直そうかと考えています。
でも証券マンじゃないし…、仮に買ったとしても、既に大儲けできるほどの玉を買える度量もないし…「三菱化工機」の話です。

石油化学のアイディアは、ずいぶん昔からありました。石油コンビナートで事故が多発しており、陳腐化する工場設備の問題が、以前から指摘されていたからです。しかし我が国の石油精製設備は人材を切れずに…非効率でも残されたままでした。(だから労働問題が生まれるのです。)しかもエコカー減税などの影響もありガソリン消費も減り、関連する化学企業も海外展開をしており、再編は避けられませんね。しかし一定量は必要なのですよ。順番からすれば、再編後に設備投資と考えていたから…株価が急騰した時に、惚れているケネディクスの買い増し資金に利用したのですが…。あの時、200円割れは演じませんでしたが…買い直しでしたね。

この動きにはカタル自身も驚いています。
カタルが日銀総裁の談話を聞いて化工機を買ったのは…、たしか5月の28日かな? 総裁は設備投資に触れていましたからね。今、調べてみると動きがあったのですね。あの当時の記憶があいまいで…認知症を疑うほどです。まぁ、打診だから軽い気持ちで買ったのでしょうが…。買値はたしか169円でしたね。そうしてカタル銘柄候補として登場させたのは、何時だったか?

メールの問い合わせがあった時には…NSWと共に三菱化工機を同時に掲げて、返信メールをしていましたから、読者の人の何人かは、その事実を知っている事でしょう。その後、6月11日に出来高が膨らみますが…その前から玉集めの痕跡はあり、カタルは外人買いとの推測をしていました。この買い方は欧州筋との認識ですね。ロンドンからの注文かな?

確かに素質はあったのです。でも再編後、設備投資と思っていましたから…此処で人気になった理由は、サッパリわかりません。でも相場論からすれば…、アイフルとケネディクスと共に貸借銘柄からの選定で、しかも日本通信やミクシィはかなり疲れていますから、市場には新しいスターが必要です。だから、しばらく続く可能性があります。カタルは当初、昨年の熊谷組の動きを連想していました。あるいはカタルが手掛け、直ぐに諦めたアーク型か…。今はどちらかをイメージしています。ひょっとすると…日揮や千代田化工の部類かも知れません。ただ日揮や千代田化工と似ている点は…海外の不採算受注の損失だけですね。原油価格の上昇と言う大きな材料のバックボーンはありませんが、政策当局が再編を促していると言う点が、似ていると言えば…似ている環境になるかもしれません。

アイフルは連騰しており、明らかに休養を欲しています。ケネディクスはアイフルから需給面の関係で遅れており、チャート的には休むかどうか…微妙です。本当は、高値保ち合いをした方が理想的です。619円を抜けてから…休めば、最高の出来ですが、この辺りで休んでも良いし…。この判断は難しいですね。両銘柄の間隙を縫って、化工機が躍り出たので、実にタイミングはピッタリです。

ここは、目先の相場論の話をしているのですよ。銘柄の素質を語っている訳ではありません。素質はケネディクスが、群を抜いています。アイフルには仕掛け筋が存在しているようですが、やはりリファイナンスの関係なのでしょう。自民党との裏があるなら、4桁は確定しています。つまりサラ金規制の緩和ですね。この辺りは、裏事情に詳しくないと分かりません。だから休養を欲しているからと言って、空売りはご法度ですね。

どの銘柄も、一気に仕掛けると、提灯が付きづらくなります。所詮、株は、以前の誠備のように…自分達だけでやるものではありません。売り物を全部買う力が仮にあっても、買ってはならないのです。一人舞台のステージなどは、明らかに驕りですよ。加藤さんは、株の本質を理解してなく、時代観がない銘柄ばかり選んだので、失敗したのですね。

NSWなどは自慢じゃありませんが…クラウドの本筋を付いているように見えます。
まだ打診の段階で、良く調べても居ませんから、偉そうに言えませんね。本物になるなら、一気に2000円台に向かう筈ですね。ただ残念ながら…今のところは、仕掛け筋が見えません。途中で外資系のファンドを巻き込めるかどうか…に、相場の成果は掛かるのでしょう。企業業績と時代性がマッチし、これに仕掛け筋が加われば、必ず相場になりますね。あとは全体市況の相場環境です。相場になるためには、様々な要素が絡まないと駄目なのです。

加藤さんは資金力がありました。後は株を知っている良い参謀が居れば良かったのです。きっと宮地鉄工をやった時は、頭に血がのぼっていたのでしょう。気持ちは分かりますね。担保に取らないなんて…大手証券の傲慢さにも思えますが…。資産もない、裏付けの価値がない株を買うなんて…、明らかにアウトです。ダヴィンチの金子さんの方が、余程、筋が通っています。しかし金子さんも、まさか米国金融が崩れるとは、あの時は思わなかったのでしょう。世界の資金元がパンクするから、当然、予期せぬリスクにやられました。「運」ですね。最後は、やはり「運」なのでしょう。アララ…今日の原稿は、何を書こうと思ったのかな?

たしか…三菱化工機から始まったのですね。たぶん、現時点では「熊谷組」や「アーク」タイプに見えます。日揮や千代田化工の相場まで、連想すべきかどうかは…難しい判断ですね。あり得るかもしれませんが…それには再編のスピードが問題になります。ずっと先の未来は、大丈夫でしょうが…此処で仮に失敗すれば、下手をすると、3年程度は待たされるかもしれませんからね。株の難しさです。株は未来を、先取りする事が時々あるからです。だからカタルは、早いと思っても007を手放さずに…一定数を、何時も保持しています。早くても良いのです。

市場で言われている水素ステーションなどの眉唾材料では…相場は持ちませんから、当然、空売りを誘います。しかし本丸の石油精製設備の更新需要を、相場は加味していませんね。今の人材難と同じで…一気に需要が盛り上がるのでしょうね。日本は長いデフレのトンネルに居た為に、日本人自らが、デフレ感覚に騙されているのです。世界の変化のスピードに大きく遅れている現実を…ね。カタルが述べているスマートコミュニティーの世界です。

スマフォが登場して、何年たちました? 僅か5年程度なのです。それなのに…この産業の広がり度合いのスピードを感じてくださいね。此処に、我々が儲けられる種が転がっています。だからNSWも良い素質を秘めていますね。でも現時点では仕掛け人は不在のようですが…。おそらく日本株は、一気に立ち上がりますよ。だって売る人が居なくなりますね。日本人が時代変化に目覚める時が、間もなくやってくるのでしょう。

だから三菱UFJなどは、何処かの時点で…、一気に2000円相場に駆け上がると考えています。長いデフレ環境に慣れ、日本人の潜在意識は、デフレに溺れているのです。この仮眠状態から、一斉に目覚めるから…膨大な投資が起りますね。きっと…。おそらく、カタルのこの感覚は間違ってないでしょう。皆さんには、カタルの発想が理解いただけないかもしれませんが…カタルは戯言の原稿を書いていて…自分自身のイメージが、だんだん固まってきました。

皆さんも大変ですね。カタルの戯言を読む方も疲れると思います。証券マンは、このように頭のイメージを創って行き、相場観が熟成…は、表現がおかしいか…、こうやって、相場観がこなれていくのです。やはり化工機も、更なる人気株に育つのでしょうね。何しろ、いきなりTICK回数一位の人気株の誕生です。証券マンなら絶対に買いですね。だって売り買いが商売だもの…。相場に追随すべきタイミングなのでしょうね。でも買いにくいけれどね。この恐怖心が相場を育むのでしょう。こう書いた以上…買わなくては駄目かな?でも貧乏人だから…買えないかもしれません。007も処理もあるし…。有言実行が出来ないかもしれませんが…その点は、ご容赦くださいね。

投稿者 kataru : 11:32

2014年06月22日

戦線離脱

一つの山場を超えると…判断は難しくなります。
サラ金業界は、最高裁の事後改正による拡大解釈により、産業界全体がなくなったのです。アコムは三菱UFJに救済されたように大手銀行傘下に入らないと、倒産するしかない過酷な最高裁の今井判事の判決でした。カタルは、この以前まで遡る判断は、間違っているとホームページで述べ、今井判事をあの時に批判しました。業界で一番高い引当金を積んでいた武富士も倒産しました。そのあおりで、アイフルは2009年9月、苦しまみれに行った事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)のリファイナンスの期限が、この7月10日でした。その話が纏まった13日にアイフルは正式な内容を発表しましたが、不十分な発表でした。発表の文章だけでは…詳細が分かりませんでした。

今日のブルームバーグのホームページをみると…、続報が載っています。
残存債務1617億円の内、527億円は2020年まで返済猶予(ただし営業貸付を担保とする)、残り800億円は3%前後の金利で借り換えを行う。(三井住友銀行800億円中心に…)問題は外資分の300億円程度で、借り換えの条件として、8%の高金利で社債(6年債)を発行すると言うものですね。これが不満なら現金で返済するようですが、この社債は人気のようで、高く売れそうですね。カタルは借金を原資とする第三者割当増資を想定していました。予想はハズレ、違いましたね。何れ…株式発行で借金を返済するのでしょうが…。

此処が難しい。株価はカタルの予想通り順調に回復し、人気株に育っています。此処までをもって、カタルの予想の時間期限とします。ハッキリ言って、これからの先は相場の確信は持てず、先行きが分からないのです。リファイナンスに絡み、株価は上がるだろうと言う予想は、事前にありました。全体相場の関係から見て、この企ては成功するだろうと考えていました。この下準備で、増額修正を発表したのですね。2集の四季報の2014年3月一株利益予想は当初39.5円でしたが、4月25日の発表で増額され63.21円になりました。この時点で、筋の狙いは明らかですね。株価をみると21日に大きく動いており、おそらく内部情報が漏れたのでしょう。そうして4月25日に正式発表しています。

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まだ株価が上昇し、仕手化が、際立つかもしれません。あるいは、年後半辺りにファイナンスが実行されるかもしれません。この8%の社債も買い戻し条件付きかも知れないし…不透明要因は多いですね。でも安全を見積もるなら、そろそろ一定の株数を減らすべきでしょう。カタルのアイフルの推奨は、此処までです。正直、更に上がっても良いとも思っていますが、安全を優先する場面かも知れませんからね。この辺りの判断は非常に難しく、カタルには分かりません。故に今日の原稿になりました。

同時に富士通の株価推奨も此処までとします。年末にカタルはクラウド関連の本命株として富士通を一貫して、推奨してきました。一旦、推奨を止めますが、クラウド関連としての地位は不変で、更に株価は伸びるかもしれません。しかし、この手の株が2000円~3000円台へとステップアップするには、何処かで値固めが必要です。カタルは富士通をコマツの2003年からの動きとダブらせています。

ただコマツも大きく上昇する前に、右肩上がりの揉み合いを演じていますね。およそ2年間は動きが鈍ります。富士通も同様の動きがあると考えています。しかしクラウドの本番は、これからなので、どんな変化をみせるか楽しみでもあります。ただ半年に及ぶ上昇でかなり乖離も開いており、ここ数週間は、休みなしの陽線の連発です。大型資本の銘柄でもあり、何処で一服してもおかしくありませんからね。故に一服なのでしょう。

基本的に昨年もそうですが…、相場が暖まってきたら、そろそろ警戒感を持つべきタイミングに来ていると考えています。富士通は上場来高値を更新する可能性もあるのです。クラウドは、それほど重要なキーワードですね。スマート・コミュニティーに欠かせないアイテムです。此処で少し解説を加えておきますね。カタルの解釈が正しいとは限りませんからね。その事を前提にして読んでくださいね。ITバブルが起った2000年の相場は印象的でした。その前年の1999年、カタルはソフトバンクを中心にお客様に株を薦めていました。その時に述べた発想が、実物社会と同じ市場が、インターネット上で、もう一つ生まれると言うものです。その後、アマゾンや楽天、アリババなどの急成長をみればカタルの想像は当たっているとも言えます。

様々な実社会の事象は、クラウド上で管理、運営されていくと考えています。この効率は実社会の2倍以上になるのでしょう。だって人間の移動などの物理的な節約が出来ます。国際会議のケースなら、移動時間に10時間もかかるケースがありますね。それがインターネットを利用し、テレビ会議で同じ効率が得られます。クラウド上で同じ画面をみながら作業を進められますね。わざわざ打ち合わせをする必要はありません。つまり仮想空間作業の方が、実社会より遙かに効率的なのです。カタルは007をスマート・コミュニティーの本命として掲げています。博打的な発想ですが、ユビキタス社会の到来に欠かせないアイテムをいくつか握っているからです。しかし本物かどうか怪しいですが…本物なら大変なことになります。だから現物で100株程度、無理がないくらいにして、夢に賭けようと述べている訳です。007のイメージをマイクロソフトと…ダブらせている部分もあります。だから本物に成長するなら、大変なことになります。カタル自身も空想的すぎると思うほどですが、可能性は存在しますね。

故にクラウド関連は、非常に注目されるのです。色んなサービスが続々と生まれるでしょう。その中でNSWは、非常にまともな株ですね。PBR1倍以下なんて…と言う評価はあり得ませんね。だから誰かが、必ず仕掛けると考えています。そうなれば過小資本銘柄なので、1430円を軽く超えるでしょう。事実、007より財務内容は数段上の内容ですね。でも…、「まとも」過ぎるのです。この意味は難しいですね。人間と言う動物は…007を好むものです。ただここで、問題があります。トヨタの登場の意味ですね。これはまた明日にしましょう。明日の今日の市況で、トヨタ登場の意味を解説するつもりです。

何度も言いますが、自分の力量を知り、その範囲で行動する事です。力量を超えた行動は必ず、咎めを受けると思った方が良いでしょう。運気を味方にできる人は、非常に限られた人なのです。誰もがマー君のような環境に、恵まれることはないのですね。彼は特殊なのです。だからスターの素質があるのですね。メッシのロングシュートも、そうですね。昨晩、イランとの戦いで、何故、アディショナルタイムと言う劇的な場面で、神業近いシュートを決めることが、出来るのでしょう。あれが前半とか…後半初めなら、一般人ですが、メッシは、やはり「スター性」を帯びているのですね。あの時間は感動的です。黒田君は敗戦投手を免れましたが…、一般人は、黒田君のようなものなのです。

だから良い相場環境の時ほど…自分の力を過信しないことですね。
それではまた明日。

投稿者 kataru : 11:22

2014年06月15日

本田の先制シュート

日本時間では夜中の2時ごろかな? Cグループのコロンビアとギリシャの試合があり、結果は3-0でした。印象としてはコロンビアのスピードが勝る展開でした。でもボールのキープしているのは、ギリシャの方が長かったと思うのです。ギアが入れ替わると言うか、ここぞ…と言う場面になると、試合展開のスピードが一気に上がるのですね。まるでダルビッシュや田中君が、2塁にランナーが出ると投球内容が変わるのと一緒です。ダルビッシュも田中君もそうですが、ソロホームランなどが多いですね。あるいは1塁に走者が居るツーラン・ホームランです。会社を辞めるまでは、大リーグなど観たことはなかったのですが…日本の野球と違い、下位打線も良くホームランを打ち、全部の選手が、ランクが上と言うイメージです。まだまだ素人レベルのカタル君、でも、毎日みている内に選手の名前も憶えて来るし…知れば、知るほど面白くなってきますね。やはり、どのスポーツも、ある程度の基礎知識がないと楽しめません。旅行も歴史の舞台などの背景を知れば一段と興味がわきますし、知識と言うのは大切です。だから教育は大切なのですね。

カタルは、特に歴史が大切だと思っています。ただ事件が起こり、年号を覚えるだけの教育ではなく、その事件が起こった歴史的な背景が重要です。この度のクルミア併合も歴史的な背景を考えれば、無理はないかな…とも思います。中国のチベット進攻とは、すこし意味合いが違います。切っ掛けは、同じ武力行使なのでしょうが…。

イラク問題は奇妙な展開ですね。なんだか中東も宗教がらみの覇権争いのようで…。報道も交錯しているようです。カタルはWSJの報道をみて、イランの革命防衛隊が北部武装勢力の鎮圧に乗り出し成功しており、場合によれば国境地帯に配備されている革命防衛隊を投入する用意があるとのニュースでしたが…。なかなか日本のメディアは、イランの動きを報道していませんでした。しかし今、ネットで検索すると、日経新聞がこのイランの動きを報道していましたね。12時間前だそうです。カタルが見たのは、金曜日の午前中で、その日の夜のニュースで過激派は鎮圧されたのかな?…と思っていたら、NHKなどはイラン絡みの報道は一切なく、依然、過激派は南部に侵攻しているとの報道で、おかしいな…僕が見間違えたのかな?と思っていたのです。

米国はオバマ批判もあり、再び派兵の動きにあるようです。サウジがイランの関与を嫌っていますからね。今のところは無人機による空爆のような話ですが…。事態が悪化すれば派兵の関与を深めるのでしょう。もともと最近は、武装集団はシリアも追われ、逃げ惑う過激派集団とのイメージです。もし、確りとした組織なら、シリア問題の時に、米国は曖昧な形で手を引きませんからね。この過激派の武装集団は、政治的に利用しようにも出来ない混乱状態なのでしょう。

表面化する報道の信憑性は、作為的なのです。株式相場に精通すると、一つの事象の検証をする為に、様々な角度の分析が必要になります。つまりシナリオは、無限に存在します。毎日、IRNETを読んで、相場を眺めていれば、自然に、その辺の証券マンより、格段に上の経済知識が、身に付くと思います。カタルの見方は偏っている部分もありますが、参考になると思います。ただ、どの情報もそうですが、その話を鵜呑みにしないことです。NHKや日経新聞でも、誤報は良くあります。更にニュースの解釈は、難しいものです。

例えば、揉めているSTAP細胞の件ですが、カタルは、小保方さんはそんなに悪くないと思っています。むしろ彼女を指導する立場の人間の資質が、問われると考えていました。その背景は、予算絡みのしがらみなのでしょうね。きっと…。そんな組織論で揉めるのは本来、おかしいですね。本質は本当に、STAP細胞が存在するのかどうか…、果たして人類の未来に役立つのかどうか…です。この問題に推移をみていると、日本村社会の恥部をみている嫌悪感を、抱きます。政治の世界は、もっとひどいのでしょう。小さな村論理で、無駄なエネルギーを使っているのです。

相場は、株価と言う形で毎日、評価されます。市場原理の中で求められるのは、公平な基準ですね。ルールが歪んでは、参加者が戸惑います。だから公正なルールが確立され厳格な運用が、問題視されます。粉飾決算に絡み、日本には二重基準が存在しました。今でもこの基準は明確に確立されたのかどうか…。東電の存在をみると、非常に怪しい村論理です。カタルは、故に、批判しています。もし、もっと小さな会社なら間違いなく債務超過で上場廃止です。既得権力者が自分の思惑を通すために、市場に二重基準を強いているのでしょう。これではグローバル基準に抵触しますね。襟を正すべきです。米国の場合は時間を限定し、公正化を図っているように見えます。GSEの存在は、そんなイメージですね。既に立ち直っているのだから、米国政府は、民間に売却すべきですね。いつまでも行動しないオバマは、民主党の訳です。株屋論理の小さな政府の市場原理派からすれば、このような関与はおかしいですね。

最近、劣勢に置かれていた共和党の茶会党勢力(ティーパーティー)は、勢力を再び盛り返しつつあるようです。中間選挙が本格化し、この勢力の行方も注目されます。民主党はクリントン女史の大統領出馬が騒がれていますが…もうかなりのお年だから、大丈夫かな?…と年齢面で心配しますね。やはり彼女は1947年生まれ67歳なので、もし当選すれば70歳代の大統領と言うことになりますね。

今日はゴタクが多いですね。もう直ぐ、日本戦のサッカーが始まるので、今日はこの辺で…皆さんに知って欲しいのは、興味を持って、毎日、IRNETを読み続けることが大切だと思っています。出来れば、カタル銘柄を100株ずつ買ってみることです。上がろうが…、下がろうが…、100株程度なら、どうでも良いじゃないですか…。参加する事が需要なのですね。故に、どれも少額資金での投資から始められる株を選んでいるつもりです。

もともとカタルは、人気株が嫌いです。みんなが捨てるようなボロ株から、きらりと光る銘柄を発掘する投資姿勢です。だから、どの株もスタート時点は、人気がありませんね。現在のかたる銘柄トリオは、どれも二巡目の再推奨です。

通常、企業業績は、そんなに簡単に改善しません。007をみれば分かります。一度、黒転する筈だったのですが…。やはり任天堂の穴は、大きいですね。QBなども、なかなか一般化しませんが、通常は、こんなスピードなのかもしれません。何しろ従業員が居ないのです。小さな町工場に、大企業並みのスピードを求めても無理なのでしょう。一つの企業を長く見続けると…、企業業績の推移と株価の関係が、分かるようになってきます。どの企業も、この関係は応用できますからね。非常に重要です。株価を決める要素は、様々です。読者の方は、市場人気に流されずに、自分独自の投資スタイルを確立されることを願う次第です。そうすれば、だんだん市場に厚みが生まれます。株で損をしたら、何故、損をしたか? その原因を、よく考えることですね。基本的にカタル銘柄は、企業業績から判断されています。スタート時期が早いのです。株価は上下に大きく揺れます。

こんな事は…常識ですね。大企業に育つまでは、紆余曲折があるのが当たり前です。確立される事象を築くには、時間が掛かります。ブランドを作るのは大変なのです。人々から信頼を得るには、長い時間が必要ですね。トヨタは一夜にして出来上がった会社と違いますね。昔はボンボンの道楽から始まりました。豊田織機の存在が大きいですね。だからある意味で恵まれていました。

残念ながら、本日は時間切れです。原稿を書いている途中、抜け出し、サッカー観戦をしていました。本田は先制のゴールを決めましたね。良かったですね。嬉しいです。カタル君は、一次予選の突破は難しいかな…と、考えていました。だから、現実は面白いですね。それでは、また明日。継続は力なり!

投稿者 kataru : 11:00

2014年06月08日

夏枯れ相場の可能性

流石、米国ですね。孫さん批判の記事が溢れているようです。まだ買収から僅かな期間ですから成果を求める方がおかしいと思いますが…このスピード感を要求するのが、市場原理主義国の所以でしょう。それに引き換え…日本は、呆れる改革の遅さです。安倍さんは確かに歴代首相から見れば良くやっていますが、100点満点と言えるかどうか…。この村論理は良い面もありますが、弊害も多く保守的ですからね。まるで僕が1998年頃に、日立の社長秘書室長から聞いた「うちは変わらないことが、ポリシーだ」との社風を、自慢げに話していましたからね。この話を聞いて、カタルはこの会社は駄目だな。…と思ったものです。お茶の水の本社まで行ったのです。

今日の日経新聞に、このような社風を変えた中西さんが登場していました。営業利益率を目標に据え、改革した人物ですね。一橋の楠木教授の話しも時代性の追い風を活かせ…と売上高利益率の話をしていました。基本的に資本は限られており、利益率の低い所を切り捨て、高い所を伸ばさねばなりません。総資産経営ではなく、個別に利益率を追求するのです。だからユニリーバは、利益率の低いパスタソース部門を売却したのでしょう。ところが、その儲からない商売を買うミツカングループは、日本企業らしい選択です。これを足場に展開できるかどうか…見ものです。金利が低いから成り立つ買収でしょうが…ROEの観点からみると、どうかな?

さて、また与太を話していると、なかなか本題が進みませんからね。今日は例年、恒例のように起る夏枯れ相場について考えておかないとなりません。市場はようやく立ち上がってきたのに…早すぎるとの指摘はあるでしょうが、カタルは当初から夏は一時的な戻りで、秋口にももう一度下押し、年末高に向かうと言うシナリオを描いていました。この理由は消費税の二段引上げの為の相場演出の可能性、成長戦略の空振りなどが背景にあります。市場には順風満帆のストーリーが溢れていますが…、敢えて、下がるシナリオも想定しておかねばなりません。だから一度、考えておきます。勿論、このシナリオはないかも知れません。仮にあっても休む程度で…大きく下がらずに成長路線に移行できるかもしれませんからね。

さてこのシナリオを考える前に、ECBはマイナス金利を採用したと騒いでいますが、あくまで中央銀行への預託に対する金利の事ですね。日本では当座預金の付利金利0.1%にあたるのでしょう。この金利をマイナスにすると言うものです。つまり銀行は何らかの手段を用いて市場に資金を流通させないと金利が稼げません。「安全は有料だ」と言う事なのですね。日本食への信頼感は、付加価値を有している訳です。カタルは消費者庁が訴えた改正景品表示法は、やり過ぎだと考えていますが…皮肉なことですね。安全が有料だとは…。阪神阪急ホテルズの社長が偽装表示から引責辞任しましたが、僕の倫理観からすれば、辞めることはなかったと思っています。
しかしECBのマイナス金利をみて、安全は有料であり、日本のブランドは、このような厳格な処置があってこそ、価値を帯びるのかも知れません。この判断は難しいですね。全く関係ない事象ですが…ECBは国債を買うと言っても寄せ集めなので、米国や日本のような選択はなかったのでしょう。ただ既にイギリスは利上げを検討する段階ですからね。イタリアを始め、スペインなどの国債金利も落ち着いています。

外部要因は、中国の粛清から生まれている混乱が気になる程度ですが、自動車ローンの採用拡大などがあり、成長率が急落する可能性は低いのでしょう。確かに不動産取引は鈍っています。しかしカタルには順調に、市場原理化が進んでいるように感じています。過度の心配は、必要ないでしょう。一方、国内は建設、サービスなど人材不足が問われるようになり、日増しにこの声が増しています。おそらくベトナムから看護師や介護士を受け入れたように、建設要員も海外から確保するのでしょう。

カタルの構想の一つ「1300兆円の逆襲」の支援材料です。10万人単位での規模採用は必要で、ロンドンの地価上昇は、移民流入の影響が大きいのですね。カタルはロンドンをもイメージしていますね。そこまで拡大するかどうか分かりませんが…、ケネディクスの相場は、非常に息が長いのです。単純に4桁から4000円、1万円と考えないでくださいね。日揮のケースをみれば、分かりますよ。カタル銘柄、第一弾の日揮は、300円割れから最近4000円台に入ったのですね。ただケネディクスは、もっと仕手っぽいですが…。やはり1万円になるとしても…オリンピック辺りで、かなり時間が掛かるでしょう。だって移民の事を考えても、背景が分かりますね。こんな事は常識ですよ。

何か…本題に、なかなか入れませんね。
えぇ~い、面倒だから、結論を先に述べると…。夏枯れ相場で大きく下げる可能性は非常に低いのです。理由はチャートです。既に昨年5月から中段揉み合いを形成しており、実質的には1年も調整を続けています。しかもこの形が横這いのボックスです。そうして、なにより企業経営者が、積極姿勢に転換し始めていますから、設備投資に前向きになっています。溢れるキャッシュの積み上げは、インフレ率が高まりますと、現金より物への投資が進みます。例えば…ソフトバンクのスプリントへの買収をみて、LIXILはグローエGへの買収に動き、サントリーや保守的なミツカンまでもM&Aに出ましたね。最近では東芝やトヨタにパナソニック、イオンも投資額を拡大させています。ここにきて川重のタイからの生産移転は、新しい流れですね。つまり、ようやくデフレマインドが溶解しはじめています。だから仮に夏枯れがあっても、横ばい止まりとの見方が有力ですね。それはロングチャートをみると理解できます。そのチャートを掲げ、今日は此処で打ち止めです。ただ何度も言いますが、株価が上がっており、ブツブツの金言を想い出してくださいね。どんな好材料も、株価が上がれば、やはり売り要因なのです。特に追証を経験した人は安全を優先すべきでしょう。チャンスは何度もやってきます。慌てることはありません。

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投稿者 kataru : 11:42

2014年06月01日

チャート論

ひょっとしたら…と思わせるような新聞記事が相次いでいます。今朝は検査薬市場の話ですね。少子化対策で排卵日を予知できる検査薬、大腸がんの検査薬など…は、通常、既得権勢力の日本医師会が反対しそうな案件です。TPP交渉のJAのような存在ですからね。安倍さんは、秘密保護法や集団的自衛権など…意見対立が鮮明化する難しい案件に挑んでおり、自己主張をしているように感じています。靖国参拝など…まさにそうです。一般的な日本人なら、周りに配慮し参拝を見送るでしょう。敢えて参拝したわけです。もともと失われた時代は、積み上がった諸問題の解決が難しい為に、曖昧な表現で問題を先送りしてきたのですね。だから仕組みがどんどん複雑化しました。

税制をみれば分かります。日本には様々な補助金行政が存在します。仕組みを知っている人と、知らない人では、天と地の違いがあります。でも何でもそうですが、本来は、誰もが分かる簡素化が一番なのです。カタルはなるべく株の仕組み、市場原理の仕組みを分かりやすく解説していきたいと願っています。仕組みを知れば株は有効な運用手段ですね。カタルは単純な金利と株の依存関係を理解するまで、10年程度、掛かったのでしょう。恥ずかしい話ですが、中小の証券会社では、社員教育は限度があります。おそらく今の証券会社も社員教育に、お金を掛けてないと思いますね。レベルが低いですからね。テレビの解説者レベルも、一般的には高給取りの筈で優秀なのでしょうが…。僕の眼から見ると素人レベルの人が、大勢います。まぁ、カタル自身、試行錯誤の毎日ですからね。でも安倍さんは、期待感が出てきましたね。

さて今日のテーマは、皆さんが好きなチャート論ですね。通常、株を理解するには、全体市況の景気循環論を理解しないとなりませんが、政策論議は難しいのです。今、話題の集団的自衛権が、どう相場に影響するかの読みは、単純ではなく難しい解釈です。カタルが述べている徴兵制度まで進む可能性も秘めています。通常は金融政策に財政政策の話ですね。今の話題になっている法人税減税の話は…グローバル化の話です。アップルやグーグルなどが節税対策でアイルランドを利用したり、アマゾンも節税対策に長けています。一度、サミットなどで税制をテーマにして、グローバル基準を設けるべき問題ですね。必ず、そうなりますが、今は、早めにやった方が得なのです。カタルは三菱商事の稼ぎ頭の鉱山部門のシンガポールへの分社化を話題にしました。だから野田さんなどの考え方は古いのです。日産自動車がタイに生産移転したように、大きな株価材料です。

この法人税問題は、景気循環の財政政策の範疇の話です。経済政策には、異次元緩和のような金融政策と、公共事業投資のような財政政策と、大きく分けると二つがありますね。この政策変更は景気循環に大きな影響を及ぼします。FRBの金融緩和縮小もそうですよ。現在はグローバルなので、カタルが時々話題に出すイギリスの利上げ、それなのにECBは量的緩和? 少し、矛盾しますね。今回の選挙では、EU派が支持を失いました。ウクライナではEU統合派の大統領が選ばれましたが、EUにその力はありませんね。このような読みが、相場に影響を与えます。此処は難しいですね。

比較的簡単なのは、個別企業の企業業績の読みです。異次元緩和から円安に向かい輸出企業の代表としてマツダが選ばれました。マツダは2010年のカタル銘柄です。当時の読みは、米国市場の回復と中国の躍進でしたが、フォードとの提携解消など…時間軸が横にずれました。でも相場になりましたね。カタル銘柄に選択した株は、時間軸がずれることはありますが、大概、株高の資質がありますから、環境がマッチすると、多くは相場になります。この業績の読みは重要で、財務内容を読めるようにならないとなりません。現在のケネディクスの一株利益は隠された…故意に減額された利益ですね。同じ利益でもソニーのように、固定資産の売却利益などを利用した造られた利益もあります。この辺りを見極めないとなりません。

まくらが、長くなりましたが、最後は需給バランスを把握するチャート論です。このチャートはいくらでも資金量さえあれば作ることが出来ます。事実、カタルの友達である「よっちゃん」は仕手相場を手掛けているときに、帝国ホテルの一室が毎日の会合場でした。引けを高くするとか…相談して玉の調整をしていましたね。これは事実ですよ。カタルは当初は馬鹿になってチャート論を研究しましたが…このような事実を知るに至り、あほらしくなって…チャートなどの形を重視しなくなりましたね。でもカタルは10年程度、色んな勉強をしました。酒田五法からエリオットの株価波動論まで…。まぁ、素人は大概、この手のものに嵌ります。

今日は、そのチャート論です。でも、これは言えますね。カタルはケネディクスの株価波動が転換するのは、390円と述べていました。どんどんバーが下がりましたね。最初は418円でした。そうして405円になり、最後が390円です。厳密に言えば380円、381円となっていましたから、382円より上に相場が行った段階で、株価波動が変わったのですね。此処から上は500円台後半まで、基本的にあまりシコリ感はなく価格の空白地帯になりますから、何処かで…株価は大きく飛びますよ。(本来、価格帯出来高推移はもっと長い期間に設定すべきですが、目先のチャートの分かりやすさを優先しました。それに期間を長めても大差はありません。)

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カタル銘柄、3兄弟の中で最も理屈に合った分かりやすい銘柄が、ケネディクスです。企業業績の観点から見て、株価波動は3合目辺りかな? J・TECは2合目なのでしょう。ケネディクスに直すなら、100円以下から800円台に入った相場の時間感覚です。さらに遅れているのが、007ですね。しかし…最も魅力が溢れるのが、007です。ピカ一と…前から評価しています。潜在成長率が読めないほど、魅力的なのですね。今回の株価波動は、滅多に出ない形を連発しています。

先ずは、僅かな期間で800円台から1500円まで行き、いきなり1000円とフルイを入れます。初期波動が二日連続のストップ高なのですね。通常、あり得ない形から入っています。いくら小型現物株でも…全体市況に、先んじて株価変化していますね。更に…更に、通常は1500円から1000円まで下がれば、簡単に1500円の壁を抜けないのが相場です。ところが…金曜日は陰線になりましたが、一度、この1500円の壁を抜いています。チャート論から見ると…あり得ない現象が連発している株価波動は、非常に魅力的です。株価にとって、この初動波動は非常に重要です。(だからJ・TECもストップ高の始まりですから…将来は楽しみですよ。)

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まだ業績面の確認はとれません。次の8月の決算か…、11月をみないと…膿を出し切って企業業績が回復に向かっているか、どうかは分かりませんね。しかし…研究開発段階のソフト資産を、今回は減損会計し、損失計上しています。ソニーとパナソニックの違いをみるようです。良い感じですね。村田効果も出てきてもおかしくないし、カタルが数多い展示会のブースを掲げていると述べた…あの時間感覚ともマッチしています。確認はとれていませんが、完全に底入れした可能性は濃厚ですね。株価波動もその事を裏付けています。更にIVIやHEMSなど…、時代が007の狙いに、追いついてきた印象も持っています。時代は自社製造ではなく、組み込みソフトなのですね。だから株価が高くなると買いたくなるのです。

カタル自身、3兄弟の上昇もあり余裕が生まれているので、金曜日は買い増ししました。勿論、ケネディクスも…。残念ながらJ・TECは、買い指値が入りませんでした。多くの人はヤレヤレの売り物を出すところでしょうが…カタルらしく、果敢に買い増しです。でも、一般の人は、特に、今回、追証を経験したような人は、安全を見積もって利食いを先行させるのも手ですね。相場など…先行きは何が起こるか分からないのです。株式投資で最も難しいのが、この自分自身の力量を知ることです。相場が下がっていく時の恐怖は…何とも言えないものです。だから相場は精神力の勝負だと前から述べています。投資は何時もユトリが大切なのですね。いつも心に太陽とユトリを持ってくださいね。それではまた明日。

投稿者 kataru : 10:59